UnNews:エイプリルフール中止のお知らせ
『エイプリルフールは社会的混乱を招く——』こんなウソのような話が本当に罷り通り、本当のことがウソのように決まってしまった。 4月1日に国際連合は賛成156反対1によって、今後エイプリルフールに関する一切のイベントを禁止すると発表した。また、これに伴って「4月一日における虚偽を笑いとしたイベントに関する国際的禁止協定」が締結され、順次施行される見通しである。
ことは昨年の4月1日に遡る。某大統領が国内で発刊された新聞・雑誌などが「大統領死去」を一斉報道。政府は一時代混乱に陥ったが、当の大統領は動物園でバナナをクッチャクッチャしていたのである。このあまりに間抜けな状態に顔を文字通り真っ赤にした大統領は各国の首相に同様の経験がないかを、半ば脅迫気味に詰め寄って調査。結果、156人が同様の経験をしたと回答した。
なお反対票を投じたのはアフガニスタンであり、「だって本当のことだもん、誰のせいかは知らないけど……」とつぶやいたという。
——そもそもこれまでの政治は4月1日に設定することで何とか使用としてきた過去がある。 日本では2008年4月1日に廃止される道路特定財源の暫定税率は、昭和49年(1974年)に設定された際にエイプリルフールを目安にを決めた節が疑われており、明日にもガソリンの卸値は元通りになると見込まれている。
すべての政治家やマスメディアの合言葉は「エイプリルフールだから」。ダウ平均価格も明日には一気に高騰し、あさってには元通りになる予定であるし、JASRACシールも4月1日だけ外されて4月2日にはまた貼られる予定である。 そもそも年度始めが4月1日であるのは、万が一の年度末決算をミスした場合の保険のようなものであるのだ。
このような政治的混乱は国民生活に大きく影響を与えると後付の理由を添え、4月1日に紙面で暗殺報道などがなされた各国の首相たちがエイプリルフールにエイプリルフール廃止を提訴、一年間のグダグダな議論を極秘のうちに経て4月1日の0時1分に決議したのである。 これを伴いエイプリルフールにウソをつくことは国際法で厳重に処罰される見込み。またこの法律の施行によって、まず日本のアンサイクロペディアのサーバーは4月1日に閉鎖された。
なお、本日4月1日はエイプリルフールである。
