UnNews:豪雪地帯向けEV車実現へ実証実験開始

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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【2020年12月28日 CarViewニュース】

16日に起きた豪雪による立往生の現場。この条件ではEV車は半日も持たないとも言われる。

東北・北陸でバス事業を運営する山潟交通(新潟県)と電力事業を運営する羽越電力(山形県)が28日共同記者会見を行い、2021年から豪雪地帯におけるEV車の安全な走行を実現するための実証実験を開始することを発表した。

EV車は脱炭素社会の切り札として世界各国で開発競争が繰り広げられており、ノルウェーでは2020年の新車販売の過半数がEV車となるなど欧州を中心に普及が進み、日本でも日産自動車リーフ三菱自動車工業MINICAB-MiEVなど、動力にガソリンを一切用いない純EV車が普及し始めており、欧州各国に追いつこうと「2035年までにガソリン車販売禁止」を打ち出す動きが見られている。

しかし、寒くなるとバッテリー効率が落ちる上に車内暖房にかなりの電力が取られてしまうなど、EV車は寒冷地に弱いという欠点があり、12月16日から18日にかけて関越自動車道で豪雪のために発生した立往生事案では、EV車が巻き込まれていた場合はバッテリーが立往生解消のはるか前までしか持たず、凍死者が出ていたと言われている。

同じ寒冷地でありながらもEV車の普及が進んでいるノルウェーと日本の豪雪地帯との違いは降雪量にあり、ノルウェーの各都市の冬季降雪量は50cmもあれば多い方だが、日本の豪雪地帯では1日に50cm降っても大雪注意報すら発令されない地域が多く、雪の対策を抜きにしてEV車の普及は厳しいと見られている。豪雪地帯向けにハイブリッド車を出す案もあるが、日本の豪雪地帯と言う世界基準で見たらニッチな地域向けに各メーカーがハイブリッド車を残すことは経営上考えづらく、このままでは豪雪地帯では自動車の利用が不可能になるとまで言われ始めていた。

この状況に対し「東北・北陸の死活問題だ」と山潟交通と羽越電力が意気投合し、豪雪地帯でもEV車を実現できるようにするための技術開発を行い、2021年から新潟県・山形県の幹線道路を用いて実証実験を行うことを発表した。

両者によると、EV車が常時充電しながら走行できるように、道路の5m上に電力供給用の架線を敷設する。欧州ではイギリスが道路の下に非接触の充電レーンを敷設して実験を行っているが、この方式は敷設費用が莫大になる上に5cm以上の積雪で使用不可になるため、日本の豪雪地帯では使えないと判断。またノルウェーではEV車用の非接触充電プレートの整備が進んでいるが、これも10cm以上の積雪で埋もれてしまうため使えないと判断。そのため、道路の積雪状況の影響を受けない「空中架線」方式を選択したという。架線に着雪するリスクもあるが、「普段が降らない関東近郊ならともかく、豪雪地帯で着雪による架線トラブルの話はない。経験が違う」と、雪国ならではのノウハウで対応できるという。

また、EV車がその架線から給電できるようにする仕組みが必要となるが、「これも以前からある技術で対応できる。特にバスの世界では一時期主力になりかけた」と山潟交通の担当者は胸を張る。既にその技術に対応している「EVバス」の調達の目途が立っているといい、春の雪解けを待って給電用の架線を敷設し、2021年7月には実証実験を始める予定であると話した。

EVバスの実証実験は2022年後半まで行い、早ければ2023年には実用化を目指している。実用化後は、豪雪地帯の幹線道路や高速道路に定期的にEVバスを走行させ、冬季も含めた地域の移動の足とするだけでなく、16日のように高速道路で豪雪による立往生が発生した場合は、反対側の道路を使って立往生エリア周辺にEVバスを集結させ、立往生に巻き込まれた人が周辺の車が動き出すまで暖を取れるようにするという。

「実はEV車の歴史は100年以上ある。ガソリンがまだ十分に流通していなかった昭和中期はEV車の流れがあったが、ガソリンが普及したためいったん市場から消え去った。それから50年、当時の技術を活用してEV車の復活に力添え出来ることに興奮している」と、山潟交通の担当者は50年前の写真を自慢げに見せながら話していた。

山潟交通の担当者が会見で提示した1970年頃のEV車
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