UnNews:経団連の大幅働き方改革に内部より抗議デモ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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【2018年10月25日 アンサイクロペディア通信】

来る10月24日、都内経団連本部前で数百人規模での社員デモが行われた。社員たちは経団連の新会長中西宏明日立製作所会長)の図った人事刷新により解雇が通告されており、全国から結集し解雇を取りやめるようシュプレヒコールを行った。

調べによるとデモの参加者たちはいずれも狼煙職人・アーチェリー選手レース鳩飼育業者・馬方・鐘撞男・フラッグベアラー飛脚・モールス信号技師・バイク便ライダー・活字職人・文選・忍者などであったことが発覚し、彼らは取材陣や通行人に自らの衣装が分かるようにわざわざそれらの制服に身を包み、解雇撤回を日がな一日中叫んでいたことで新聞ワイドショーSNSなどで話題を呼んだ。

中西新会長は歴代で初めてパソコンを執務室に持ち込むという歴史的な大革新を行い、これにより、手紙手旗信号暗号などで通信していた今までの経団連における情報伝達速度は格段に上昇することが見込まれた。それに伴い多くの職員たちは「これでいちいち半鐘が鳴り響く緊急発表や伝声管越しの発表に戦々恐々とする必要もなくなり、メールで静かに素早く連合内での報連相が行えるようになった」と安堵した。

その一方、今まで経団連の各支部ごとに置かれていた情報伝達機関である矢文や伝書鳩、内部でガリ版刷りのプリントを作成していた活字職人や文選などは一斉解雇されることが通告され、そのことを知った彼ら通信技師たちはこのような恣意行動に出て自らの存在をアピールしていた。以下は報道陣の取材に答えた彼らの発言の要旨(抜粋)である。



狼煙職人「私は江戸時代から脈々と受け継がれてきた狼煙の技術を継承してきた。なぜ電子化などという無意味な改革に出て首を切られるのか。火のない所に煙は立たぬとは言うが、我々にとっては対岸の火事ではない。なぜ我らが煙たがられねばならないのか」
アーチェリー選手「2020年の東京オリンピック出場をかけて日々矢文の技術を磨いてきたのに、こんな的外れな改革で生贄の白羽の矢が立つとは矢も盾もたまらない。矢張り、刀折れ矢尽きるまで戦ってやる」
レース鳩飼育業者「鳩が豆鉄砲を食ったような気分である。平和の象徴である我らの伝書鳩が尾羽打ち枯らし歴史に終止符を打たれるのはハートブレイクだ」
馬方「我らの早馬は日に千里を掛ける。それがケイタイだのマイコンだのといった馬鹿げたダークホースに取って代わられるとは、この生き馬の目を抜く世ではウマくいかんということか」
鐘撞男「我々はカンカンに怒っている。ゴーンと一発活を入れてやりたい」
フラッグベアラー「我々が解雇されるフラグは全く立っていなかった。少々旗色が悪いからといって、すぐさま切り捨てられるとは納得いかない。我々は会社に反旗を翻した」
飛脚「てやんでいべらぼうめちきしょい! 俺たちゃ毎日走り回って部署内で手紙届けてきたってのによぉ! 悔しくてたまんねえぜバッキャロイ! 会長は三里の灸でも据えられりゃいいんでい!」
モールス信号技師「我々のところに打電されたのは、祝電ではなく呪電であったか」
バイク便ライダー平成ライダーの終焉に便乗したってんなら許さん」
活字職人「我々は毎日墨に塗れ手彫りにした瓦版を発行していたのに、プリンターを導入するなどあんまりだ。我らはグーテンベルグ先生に立てる顔がない。羅針盤で廃止を決めた会長の家を探し当て、火薬を投げ込んでやりたい気分だ」
文選「カムパネルラが一晩で首にしてくれました」
忍者「忍びは自らの秘密は言わぬ主義なのでノーコメントでござる」


なお、海外メディアもこの異様なデモンストレーションは評価していたが、彼らは「なぜ日本では、ハロウィンを一週間以上前から祝うのであろうか」と誤った解釈をしており、経団連会長がつい先日までパソコンを利用していなかったことに関しては「誤報であろう」と一言触れただけであった。

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