UnNews:三井金属鉱業にノーベル土木工学賞

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授賞理由のひとつとなったスーパーカミオカンデの内部。全方向を粒々に囲まれ、何人もの作業員がここで自我を崩壊させていったという。

【2008年10月8日(水)21時29分45秒配信】

スウェーデンの王立科学アカデミーは8日、今年のノーベル賞の各賞の授賞者を発表した。このうち、土木工学の発展に大きく貢献した人物や団体に対して贈られているノーベル土木工学賞には、日本の三井金属鉱業(三井金属鉱業株式会社/本社:東京)が選ばれた。

三井金属鉱業は、1981年に東京大学から、神岡鉱山(岐阜県)へのニュートリノ観測装置の建設を依頼され、2年の歳月を費やして、1983年に観測施設「カミオカンデ」を完成させた。1987年には、世界で始めてニュートリノの観測に成功したため、「カミオカンデ」の名は全世界の物理学者の間に轟くことになった。この功績により、2002年には東京大学名誉教授の小柴昌俊氏がノーベル物理学賞を授賞したことは、読者の記憶にも新しいだろう。

王立科学アカデミーが発表した、今回の三井金属鉱業の授賞理由の大意は、次のとおり。

1981年当時には、素粒子物理学という分野の存在自体が、一部の物理学者以外には全く知られていなかった。このような、大規模かつ意味不明な研究目的のための施設の建設を引き受けたことは、正に英断であるが、当時としては恐らく暴挙であったろう。しかし、カミオカンデやスーパーカミオカンデ(1996年完成)の存在なくしては、現在の素粒子物理学の発展はあり得なかった。 本業である鉱業とは全く無関係な大規模施設のために、多大な犠牲を払い、土木工学や建築学だけでなく理論物理学の発展にも貢献した意義は極めて大きい。正に、本賞の授与に値するものである。

また、三井金属鉱業は、今回の授賞を受けて、次のようなコメントを発表している。

今回、我が社の功績が認められ、社員一同大変喜んでいる。

カミオカンデの建設の際には、費用などは充分に得られたものの、一体自分たちが作っているものは何なのか、鉱山と比べてどのような役に立つのか、誰も理解していなかった。また、2002年に小柴氏がノーベル物理学賞を授賞した際にも、カミオカンデそのものは報道である程度取り上げられたが、それを建設した我が社を取り上げて頂いた報道はごく僅かだった。 小柴氏には光が当たっているのに、鉱山のなかで働いた私たちには殆ど光が当たらなかった。地下1000メートルの閉ざされた空間で粒々の壁に囲まれたために、数多くの社員が自我を崩壊させてしまっていたにも関わらず、だ。我が社は完全に目的を見失っており、一時はこの事業からの撤退も検討していた。 しかし、さきほど授賞の知らせを受け、自分たちがやってきたことが無駄ではなかったことが、ようやくわかった。本当に嬉しい。賞金は、カミオカンデなどで心身に異常を来(きた)して働けなくなった社員の、福利厚生に充てたいと思う。

あと、結局ニュートリノは一体何の役に立っているのか、できれば私たちにもわかるように教えてほしい。

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