UnNews:【特集】中国で「偽造日の丸」氾濫

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【2012年9月30日】

今月中旬、中国各地で反日デモ暴動が拡大し社会に大きな衝撃を与えたが、その混乱のなか日本国旗日の丸」の偽物が大量に出回っていたことがわかった。インターネットメディア各社が報じた。これまで暴動の内情は不透明な部分も多かったが、中国当局の検閲をかいくぐり個人がインターネットに投稿した映像などから徐々に実態が明らかになってきている。

■日の丸は事実上の禁制品[編集]
偽造された日の丸。赤い部分はコスト削減のためか小さい。農村で手作りされているという(安西教授提供)

中国では以前から日の丸の流通が当局により抑制されており、「ガス抜き」のため許可されたデモ以外では入手しにくい状況とみられている。一方、日の丸を燃やすことは反日デモの象徴とされ、これに用いる旗への需要が急速に高まった。先月27日には、丹羽宇一郎駐中国大使が乗った公用車が襲われ、日の丸が奪われる事件が発生。犯人は「日の丸は高値で売れると思った」と供述しているという。

■需要に応えて[編集]
「反日旗」

そんな中、早くも日の丸を密造する業者が現れた。ある業者のウェブサイトには「燃えやすく初心者にもおすすめ」「純白の生地を使用、絵になります」などのうたい文句が並ぶ。しかし中国の反日運動に詳しい帝究大学文学部安西黒吉教授政治力学)によれば、このような「偽造日の丸」の多くは粗悪品であるという。「偽造品は粗悪なものが大半だが、丁寧に作ると『売国行為』などの批判を浴びるおそれもあり、当然と言えるだろう。ほとんどが燃やす目的で買われるので、図案の正確さは重要視されない反面、可燃性の素材を使うなどの配慮はなされている」(安西教授)。中国の反日団体が反日運動の象徴とする「反日旗」の意匠も、こうした粗悪な偽造品が元になって生まれたとされる。

■なぜ? 日の丸に希少価値[編集]

このような状況にもかかわらず、中国では「本物」の日の丸が最近にわかに希少価値を帯びてきているという。一体どういうことなのか

発端となったのは、中国のあるインターネット利用者SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイトで日記に書き込んだ一言だ。「日本製の旗を燃やさないと意味がない」。ところが、日本では昨年施行された環境保護法に基づいて二酸化炭素(CO2)の主要排出源である日の丸の生産および輸出を自粛しているため、中国で「本物」を入手することは難しい。この意見に対し他の利用者からは「日本の象徴ならどこで作られたかは関係ない」、「中国人が作り、中国人が壊す。何の意味があるのか」など賛否両論が寄せられている。

こうした流れを受け、富裕層の中には高価な日本製の日の丸を求める者も出てきた。「燃やすことが重要なのではない。いつでも燃やせる状態にすることが重要なのだ。外交カードと同じだ」(インターネット上の書き込み)。中国のニュースサイト上には、誇らしげに「本物」を掲げる中国人青年の写真が掲載された。

ブローカーも動いている。あるブローカー集団は日本で日の丸を仕入れ、日本人選手が所属する海外サッカーチームのサポーターに扮して数十枚の日の丸を「密輸」したという。

■「偽造日の丸」の今後[編集]

偽造日の丸は今後どうなるのか。亜甫成大学国際コミュニケーション学部の鵜曽八郎教授(社会学)はこう分析する。「今後、偽造品はますます増えるだろう。また、その品質は大衆向けと富裕層向けに二極化することが予想される。最近の中国では、スマートフォン(高機能携帯電話)など、模造品、偽造品のほうがより利用者の需要に応えている例が少なくない。偽造日の丸も今後、より燃えやすく、より真円に近づくなど改善されていくだろう」。

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