UnNews:【ロンドン五輪】柔道の旗判定、沢田研二が覆す
【UnNews ロンドンオリンピック特集】
7月29日に行われた柔道男子66キロ級の準々決勝で、日本の海老沼匡(白)と韓国のチョ・ジュンホ(青)の対戦は、時間内に決着がつかず、今大会から導入された、ポイントが入った瞬間に勝敗が確定するゴールデンスコア方式による延長戦へともつれ込んだ。
延長1分28秒、海老沼の小内刈りが「有効」と判断され、海老沼の勝利と思われた。しかし、柔道場正面で試合を観戦していたジュリーこと沢田研二さんが「さよならをいう気もない。時の過ぎゆくままに」などと述べたことから、有効の判定が取り消され、試合が続行されることになった。
このときジュリーは単にもっと長く試合を見ていたいという希望を述べただけであったが、審判団がこれを「韓国を勝たせろ」という意味だと誤解。そのため、延長戦終了後の旗判定では、白の海老沼が優勢だったにもかかわらず、主審と2人の副審がいずれもチョの勝ちを意味する青旗を挙げた。
この判定に、ジュリーが「勝手にしやがれ」と怒り出してしまったため、審判団が対応を協議。その結果、やりなおしとなった旗判定で、今度は3人の審判団がいずれも海老沼の勝ちを意味する白旗を挙げた。まさかの判定変更に、会場からは「アア~アアア~アアア~アア」という驚きとため息の混じった声が聞こえた。
結果的に正しい判定がなされたとはいえ、旗判定が歌手であるジュリーの判断で覆されるという異例の事態に、柔道というスポーツの根幹をゆるがす事態だとして批判の声もあがっている。これに対して審判団は「別にふざけて困らせたわけじゃない」とコメント。
一方、当のジュリーは記者団の質問に「組み手をする危険なふたりの胴着がはだけた姿は、まさにス・ト・リ・ッ・パ・ー。アッー!」と答えていた。
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十大バ科ニュース
この記事は2012年十大バ科ニュースにて第四位を受賞しました。 |