UnNews:「会話が可能」は厳しすぎる?

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動: 案内検索

2008年9月25日)2時41分53秒配信】

神奈川県横須賀市の福祉団体連合「横須賀福祉の会」が、横須賀市が先ごろ行った職員採用試験の「身体障害者枠」の受験者募集について、「受験資格」の規定が厳しすぎるとして抗議を行っていたことがわかった。

横須賀福祉の会が問題視したのは、この採用試験の受験資格のうち、以下の規定。

  1. 活字印刷による出題に対応し、自らの手で筆記による解答ができる人
    • 筆記試験では、点字、手話、音読などによる解答は不可とします。シャープペンやボールペンなどの一般的な筆記具を用い、日本語を筆記することで解答して下さい。
  2. 介助者無しで、面接官との口頭による会話が可能な人(補聴器等の使用は可)
    • 手話通訳などが付き添うことはできません。面接試験では、誰の助けも得ずに、日本語によって口頭で会話して頂きます。

横須賀福祉の会は、これらの規定について、「点字や手話は、視覚や聴覚に障害のある人が受験するために、また音読は、手が不自由な人が受験するために、絶対に必要な手段である。更に、『会話が可能な人』という限定は、言葉が不自由な知的障害者らの受験の機会を奪うものだ。このような厳しい規定が設けられてしまっては、それらの障害をもつ人が受験できない。これは日本国憲法第22条の『職業選択の自由』に反するものだ」などと強く抗議。
しかし、横須賀市の担当者が全く聞く耳を持たないため、今回、弊紙などマスコミ数社に告発文をFAXで送るという行動を取らざるを得なくなったとのこと。


一方、横須賀市の人事担当者は、弊紙の取材に対し、次のようにコメントしている。

「今回は『受験資格』の記載は変更しているものの、試験の形式や方法、採用基準については全く変更していない。今更このような抗議を頂いたこと自体、理解に苦しむ。
そもそも、この試験に合格した方には、採用後は健常者の職員と同じように、活字の書類を読んだり、自分の手で書類を書いたり、他の職員や市民などと口頭での会話をしたりして頂くことになる。そのため、日常業務に耐え得る受験者であるかどうかは、採否の絶対的な基準のひとつとなっている。たとえ点字や手話などで健常者以上の成績を出すことができる方がいたとしても、他の職員と日本語での意思の疎通ができない方を採用してしまっては、必ずや足手まといとなり、当人だけでなく所属部署全体が業務に支障を来たすだろう。
毎年毎年、そのような常識的なことも理解していない“モンスター受験者”が多く、試験会場は混乱に陥っている。しかも、採用に値する受験者がいない年もしばしばだ。これでは試験の手間に対して効果が余りにも薄すぎ、まさしく“税金の無駄遣い”になってしまうため、今年からは受験資格にこれらの常識的な基準も敢えて明記するようにした。基準を満たさない方々には、ぜひ受験を控えて頂きたい。」


やはり、障害者と健常者の間には、障害そのもの以外にも“超えられない壁”があるようだ。


関連記事[編集]

  • 神奈川新聞(紙面)
  • 神奈川新聞(公式サイト)
    両者の記事内容はほぼ同じであるものの、見出しが大きく異なっており、神奈川新聞社に対して何らかの圧力抗議があったことを窺わせる。

最新 | 社会 | 国際 | 経済 | 政治 | 文化・スポーツ | 科学・暮らし・インターネット | おまかせ表示 | メインページ