UnBooks:桃太郎対蒼い狸

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動: 案内検索

少年の名前は野火。勉強もろくにせずスポーツは苦手というタイプで親友と信じている郷田と骨河にいじめられる毎日を送るマゾ少年だった。今日も放課後に彼らと帰宅途中に事は起きた。

「おい骨河、本当に5秒で終わらせたらラジコン貸してくれるんだな?」
「ああ、約束するよ。・・・(どうせ力づくでもってくくせによ)」
「よぅし、野火!!覚悟しろ!!」

3秒後には首はあらぬ方向を向き、腕は違う方向に曲がり、足がありえない方向を向いている野火が倒れていた。ころあいを見計らってタイミングよく青い狸が助けに来た。とりあえず、野火を家に持って帰った狸はおもむろに腹につけた怪しい袋に手をつっこみ、

「野火君、また派手にやられたね♪」

ちゃかちゃかん♪

「アトミックミサイル~~~♪」
「なにそれ?なにそれ?強いの?便利なの?」

いつものように質問して

「うふふふ。これはねアトミック(核)ミサイル(大陸間飛行爆弾)といって火薬じゃなくてもっと高度な化学反応、つまり原子そのものを変化させる事で発生する莫大な熱を利用した武器なんだ。」いつものように解説して
「へぇ~~それはすごいや!ね、ね、貸してよ~~」
「でも、結構威力あるから気をつけて使うんだよ。」

いつものやりとりである。

「わかってるって。標準郷田家、座標X軸、Y軸確認!燃料注入89%完了、異常なし・・・」
「野火君はこういうときだけ頭がいいんだから・・・」

こうして郷田家にミサイルが向けられたが、おもむろに窓から飛び込んでくる影があった。

「我が名は桃太郎!拳を極めし者也!!仇討ちとあらばそのようなカラクリに頼るまでもない!」

そしてミサイルを放り投げてしまった。物凄い勢いで飛んでいったミサイルは約5分後に爆発。翌日長野県にどこぞから核ミサイルが飛んできて長野県一体を灰にしたというニュースが流れるのだった。


所変わって、野火少年や郷田が集まる空き地にて、郷田はラジコン遊びに興じていた。

「ねぇ、そろそろ僕にもやらせてよ~。僕のなんだから!」

ばしっ!ごきっ!こきっ!ぽきっ!

手足と首があらぬ方向を向いて地面に寝転がっている骨河を尻目に野火少年や郷田が集まる空き地にて、郷田はラジコン遊びに興じていた。そこに男が現れた。

「我が名は桃太郎!拳を極めし者也!!!」

おもむろに郷田の胸倉をつかみ、お約束の技で全身打撲状態にしてしまった。読者もお気づきだろうが知らない人の為に桃太郎の必殺技の名前をここで紹介しよう。

瞬獄殺という技である。

そしてまもなく狸が現れ、腐っても友人である郷田の仇を討つため桃太郎に勝負を挑んだ。

「アトミックミサイル~~」
「お子様用反動削減バズーカ~~」
「誰でも簡単高速連射銃~~」
「飛行用竹蜻蛉~~~♪」

重装備の狸と桃太郎の一騎打ちが始まった。街は焼け、日本列島を横断するように戦火は広がり、アメリカのNASAが遠隔操作で核ミサイルを飛ばして二人を止めようとするがミサイルが到着するころにはすでに違う地域に移動しているため当たらない。

さらに北朝鮮中国といった日本を狙う国々が日本侵略を開始し、日本は壊滅状態になった。野火、郷田、骨河が力を合わせて対処するが映画の時のように次から次へと狸が道具を出してくれるわけではないので結局何が起こってるのかもわからぬうちに若い命を散らした。

かくして桃太郎と狸の戦いは壮絶を極めたが桃太郎の勝利に納まった。その際狸の腹からは精密機械の電線や基盤などがさらされ、全身が焦げ、煙を上げながら最期まで「野火・・・生きろ・・・・・そして・・・みんな・・・・・・・・・」とつぶやいていた。


次のページへ