UnBooks:日本の怖い詩歌集

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室町時代までの作品[編集]

ワル過ぎて 蹴りを入れたし 息絶えろ 子供捨てなむ あまた死の山

持統天皇


鉈で刺す 村雨で逝き 絞めて逝き 野守は見ずや 君は小手振る

額田王


久方の 怒りの狙撃 鳴るの日に 静ごころなき 吾は散るらむ

紀友則


わが子等は ゆくへも知らず 当てもなし 悪の限りと 思ふばかりぞ

凡河内躬恒


心当てに 折らばや折らむ 吾が子らの 置きまどわせる 細首の場所

凡河内躬恒


葬式や 古きお馬鹿を 偲ぶにも なほあまりある 昔なりけり

順徳院

江戸時代の作品[編集]

静けさや 今に死にいる 虫の声

松尾芭蕉


あらなんたること 昨日は過ぎて ふくで死ぬ

松尾芭蕉


斧入れて命断たれる死刑囚

松尾芭蕉


春の海 ひねもす野垂れ 野垂れ死に

与謝蕪村


命日を 執ってくれろと 亡く子かな

小林一茶


雀の子 そこのけそこのけ 追う魔が通る

小林一茶


我と来て 遊べや首の ない娘

小林一茶

近代の作品[編集]

逝くたびに 罪の深さを 尋ねけり

正岡子規


客食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺

正岡子規


やぶさかに やつをあやめる
北上の 死に目眼に見ゆ
泣けとごとくに

石川啄木


赤い骸 白い骸と 落ちにけり

河東碧梧桐


轢かれる子が辻でさっと見回した秋空だ

河東碧梧桐


籍を入れてもひとり

尾崎放哉


木枯らしや 「目刺し」に残る 罪の色

芥川龍之介


前回も 苦の字ばかりの 薄幸よ

川端茅舎


酒入っても酒入っても蒼い顔

種田山頭火


死線がずんずん体のなかを通過する---病、病、病

前田夕暮


このアジト いいなと組が 言ったから 7月6日は ヤクザ記念日

俵万智


血飛沫のひとつひとつが泣いている顔だ

住宅顕信


ずぶぬれて血みどろ

住宅顕信