UnBooks:元凶はいつもドヤ顔

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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ある日あるところに、それはそれは読書好きな男がおったそうな。男は何冊も何冊も本を読んでいたけども、買うわけではなくて、本屋で立ち読みをして読み進めていたそうな。ときどきはを買うけども、それも10冊に1冊あるかどうかといったところ。男は良書以外にはおを払いたくなかったのです。

あるとき、男は「とても評判のいい作家さんの新刊」のことを知りました。男は「そんなにおもしろいのかあ。じゃあ本屋さんで時間かけて読んでみるね!」と言いました。その言葉を聞いたまわりの人たちはびっくりです!まさかそんな常識はずれなことを言い出したり、さらにはすでに実行している人がいるとは誰も思っていなかったのです!

「それは迷惑だ」「常識はずれだ」と言いつのるまわりのひとたちに対して、はひとり言い続けます。

「なにが迷惑なの?本屋さんも作家さんも結局感謝してるって!」「別に立ち読み禁止って誰も言ってないじゃない!」「こういうのは本当は無料で配られて、おもしろいと思ったらお金を払うようにするべきなんだって!」

しばらく男と話をしていたひとたちも、やがて男と話をするのをやめ、みんな離れていきました。


それから時間が流れたある日、男の通っていた本屋は、すべての本に封をかけ、立ち読みできないようにしてしまいました。男のまわりからも文句が絶えません。

「こないだ買った本、参考にならなかったよ…。」
「○×△って本かな?うん、僕もそれ読んだけど、それより□☆◎のほうがよかったよ。」
「そっかあ…少し中を見て確認できたら別の本にしたのに…。」

そして男は言いました。

「な?だから立ち読みはしていいものなんだって!」

男は満足げな顔を、まわりのひとたちは苦虫をかみつぶしたような顔をしていたそうな。

教訓 : バカの行動で不利益をもたらす制約は作られ、その不利益をこうむるのは常に第三者である。