UnBooks:はどう -after ten years-

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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むかし あるところに 3人のおとこのこがいました

ひとりは やんちゃな おとこのこ

ひとりは そうめいな おとこのこ

ひとりは むくちな おとこのこ

おとこのこたちは いつもうら山の 大きな木にのぼって あそんでいました


あるひ やんちゃなおとこのこは 2人のおとこのこに ききました

 「なあ つよいって どういうことだ?」

そうめいなおとこのこは くびをかしげました

 「さあ さいきょうって ことじゃないか?」

そして そうめいなおとこのこは ききかえしました

 「それって そんなにだいじなことか?」

やんちゃなおとこのこは こたえました

 「だいじなことだよ!」

むくちなおとこのこは なにもいいませんでした


3人は 大きな木のしたで ちかいあいました

 「じゃあ 10年ごに ここで
  それぞれがみつけた ”つよさ”のこたえを見せあおう」

 ”やくそくだよ”

おとこのこのなまえは きよまさ よしはる のぶとら といいました












10年の歳月が流れ、清政はあの場所に立っていた。大木に刻まれた無数の鉄拳の跡―― あの日から、一日も欠かさずに打ち続けてきた。 ”強さ”を求めて――。

ふと茂みに目をやると、そこに白いコートの男が立っていた。

 ”義晴――”

10年の歳月を経ても、2人は互いに互いを一目で認識した。そこに言葉はいらなかった。

 「フ・・・ッ 清政クン、君もあの日のことを覚えていたとは・・・」

 「義晴・・・」

そのとき、2人の間に、白い特攻服が投げ込まれた。

 ”!”

 ”信虎・・・・・・!”

そこに立っていたのは信虎だった。10年の歳月を経て、あの大木の下に、3人が揃った。あの頃と何も変わらないまま、姿だけが変わって――。


 「フッ あなたも覚えていたとは・・・ 幼き日の、他愛も無い約束・・・。」

 「ああ、”約束”だ。義晴」

清政は答えた。信虎は何も言わなかった。義晴はそんな2人に対して、淡々と、冷淡な笑みを浮かべながら、言葉を続けた。

 「10年前に私たち3人は、ここで別れあった。10年後にお互いが見つけた”強さ”の答えを見せあう約束をして・・・。 ならばお見せしましょう。」

「ご存知の通り、今やこの街は、一匹の蟻の入る隙間もなく我が忌川連合会の支配下にあります。ここまで辿り着くには決して容易な道のりではありませんでした。ある時は麻薬の密売を行い、暴力と智謀を張り巡らせ、対抗勢力や反乱分子を東京湾に沈めてきました。」
「ならば私にとっての強さとは一目瞭然。 圧倒的な暴力と恐怖による 支配者たることです。

 ”義晴・・・・・・!”

そこにいたのは、変わってしまった義晴だった。

 「・・・・・・。」

信虎は何も言わなかった。


 「フ・・・ッ 相変わらず無口。しかし今日はその答え」(ために来たはずです。さあ、教えてもらいましょうか、信虎クン。あなたにとっての強さとは?」

信虎は静かに語り始めた。

「今の俺は、この県一帯を制覇した暴走族の総長。それもわざわざ自ら相手を潰すのではなく、放っておいても向こうから俺の元に下ってくる。何故か?」
「街で名の知れた荒くれ者どもが集まる少年院。俺はその年少の中で、荒くれ者どもを倒し続けた。表向きは事故とはなっているが、殺人もやった。そのうち俺は年少の荒くれ者どもから奉り上げられるようになった。 そうだ。 完全無欠なる統率者」(カリスマとして 奉られることこそ 強さの証明!

 ”信虎・・・・・・!”

そこにいたのは、変わってしまった信虎だった。


 「さあ、清政クン。我々2人は答えを見せました。次はあなたの番です。
  あなたの見つけた強さとは――!?」


清政の見つけた強さとは、天使として崇め奉られることなのか。悪魔として支配することなのか。あるいは、誰の力にも頼らず、孤高の一匹狼として生きる道なのか?


清政は、黙って懐に手をやり、手錠を取り出すと義晴と信虎の手にかけた。

 「今のは自白とみていいんだな?」



そう、いつの時代でも、強さとは国家権力なのである。



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