UnBooks:ぐりとぐら

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動: 案内検索

あらすじ[編集]

ある日、義兄弟の盃を交わした野ネズミ「グリ」と「グラ」は、森へ食べ物を探しに出かけました。森の奥へ奥へと進んでいくと、二匹は大きなタマゴを見つけます。

「勝手に取ったらまずいんじゃないか兄貴?」

「いいんだいいんだ。いつものことよ。むしろラッキーだぜ。」

グリは、さっそくバターとアウトドアクッキング器具を持ってきて料理を始めます。森全体に、バターとタマゴが焼ける甘い匂いが広がると、森の動物たちも三々五々集まってきました。やがてグリが、フライパンのフタをゆっくりあけると、黄色のカステラができあがっていました。動物たちはたまらず、みんなで食べ始めます。カラダの小さいグラは、みんなに押しとばされますが、何とか切り分けてもらって、一番最後にカステラにかぶりつきました。すると、そこへ遠くから地響きをたてて誰かが走り込んできます。

「誰じゃー、ワシの子供を喰っているヤツわー!」

タマゴを取られたダチョウのお母さんが殴り込みに来たのです。森の動物たちは、一斉に口いっぱいにカステラを頬張ったグラを指さして、

「犯人はコイツです!」

スケープゴートにしました。 胸ぐらを掴まれたグラは、あわててグリを探すように視線を泳がせると、視界の端っこで全速力で逃げていく兄貴の後ろ姿が見えました。おそらく、生きて彼を見ることはもうないでしょう。

「ギャラクティク・マグナム!」

ダチョウのお母さんは、グラを力一杯拳で吹き飛ばしました。グラのカラダは見開き1ページを使って高く高く銀河へ昇り、やがて星になりました。今でも森の動物たちは、天の星を見上げるたびに、あの美味しかったカステラのことと共に、

「グリのヤツ、そろそろ誰かだまして美味しい料理を作ってくれねーかな・・・。」

と思うそうです。 今日も空には、グリの元相棒の数だけ星がまたたいています。