UnBooks:お葬式の作法

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はじめに[編集]

葬式は死んだ人を祭り、送り出すための大切な儀式であります。ここでは、お葬式(主に仏式)においてのマナー、作法について記述しています。身内の不幸によってショックがあるのは分かりますが、頑張ってこれを読み、粗相の無いように故人を送り出せるようにしましょう。

身内に不幸が[編集]

葬式は身内の誰かにご不幸があるところから始まります。要するに誰かが死んじゃったということです。不幸があった場合、そのままご遺体を放置されることはおやめください。「ずっとお顔がみたいからそのままにしておく」という方もおられましょうが、絶対にやめてください。犯罪です。不幸があったらまず医者に見てもらいましょう。死亡診断書または死体検案書を書いてもらう必要があります。その際、医者が死亡を確認してくださいます。医者が来られる前に涙の涸れている方は目薬催涙スプレーの準備をしておきましょう。臨終の際に家族が無表情であっては、医者に対して冷たい人間であるというイメージを持たせてしまいます。また、故人の身体をゆすったり、声をかける、絶叫するといった仕草も重要となってきます。世間一般では「どんなに嫌いな家族であっても亡くなってしまうのは辛く、言葉をかけるなどして悔しがる」ことになっています。良い家族を演じるためにも練習をしておきましょう。また、ここで爆笑するのはいけません。「せいせいした」という方もおられましょうが、どうかそこはこらえましょう。 次にお役所へ連絡しましょう。すぐに役人が駆けつけてきます。そうして諸々の手続きを取ってくださいます。人によっては鼻をつまんだり、腫れ物にさわるような目で故人をご覧になる方もいましょうが、そこはどうかこらえてください。まだ慣れていないのです。大体死人の扱いにたけている人間など想像もしたくないでしょう。

葬儀屋を探す[編集]

死亡の手続きがこれで終わりました。今日からその方は書類的にもこの世から抹消された存在となったのです。それでは故人を送り出してくれる葬儀屋を探す段階に入ります。葬儀屋は何十年も前から死体をいじりたおしてきた死体のスペシャリストです。と同時に宗教のスペシャリストでもあります。このように聞くとあやしげなイメージがありますが、何のことはありません。ただのプロフェッショナルです。多くの国では労働義務として定めており、それがたまたま葬儀を労働としていただけのことです。多少ご遺体に触れるような事情もあるかとは思いますが、基本的には任せておいて大丈夫です。たまにご遺体で楽しまれる方もおられますが、必要があってされておられるはずなので気にしないでください。では、葬儀屋選びです。くらしの便利帳をなどを開くと葬儀屋の広告が沢山掲載されてます。その中からピックアップして電話をかけてみましょう。資料が送られてきます。資料を見たり、実際に訪ねたりして決めましょう。予算を聞く事も忘れてはなりません。場合によっては相続した遺産が全額葬儀代に消えたり、最悪借金したりしなければならない場合も出てきます。どうしても払えない場合は解体屋を頼んだり、山に捨てるといった方法もありますが、お勧めしません。

契約[編集]

依頼する葬儀屋が決まったら、契約です。先の節でも軽く触れましたが、かなり高額な葬儀代を請求されます。分割払いにしてくださる場合もあるので慌てないでください。特典を諦めたり、してもらうことを自分でしたりすることである程度安く出来る場合もあります。払う際には明細を請求されることをオススメします。最近は法具代や住職の報酬も込みになっている場合もあります。これをカットできるだけでも大分違います。応用としてどこかのマイナー新興宗教団体を信じていることにして、それの専用法具を使いたいと懇願するという手もあります。葬儀屋は色々な意味で嫌な顔をされると思いますが、こういい切ってオリジナル法具を自前で用意する覚悟も時には必要であるということを頭に入れて置いてください。尚、明細にコンドーム代などおかしな項目があったら問い合わせしましょう。特にコンドームの場合、ご遺体に手を付けている者がいる恐れがあります。

住職に会う[編集]

葬儀屋と契約したら(ご自分でお寺の方を呼ぶ場合は)住職の方と会いましょう。最近は寺院も経営難であります。特に最近は金にがめつい連中が多く、何かにつけ色々と請求しようとします。まるで詐欺師です。一般に住職の方が請求してくるものは

  • 法具代
  • 報酬
  • タクシー代
  • 戒名代
  • 宴会代

この内、戒名は自分でしますと言えばカットできます。法具も木魚だけしか無いですがお供え物を多めに用意しますということで切る事が出来ます。移動費も住職をどこかに拉致することで何とかできるかもしれません。

お通夜[編集]

さあいよいよ告別式の前哨戦であるお通夜です。これは告別式の前日夜に行われる儀式であります。一体何をするのかといいますと、夜七時くらいに式場にあつまり、朝になるまでお経を上げ、線香を焚き続けます。ただそれだけです。仏教においてはこの煙が故人の魂をあの世へと導く道となっているとも言われ、大切な儀式とされています。そのため、煙が絶えると逝くに逝けなかった亡霊に悩まされるかもしれません。嫌いな家族である場合は尚更しっかりと実行しましょう。煙を出し続けるスモークディスチャージャーを用意するのもありです。

告別式[編集]

招待[編集]

よくぞ長いお通夜を耐えてこられました。いよいよ告別式です。告別式には親類が沢山いらっしゃいます。皆故人を一目見ようと駆けつけてくださっています。粗相の無いように注意しましょう。まずスーツなど正装をするよう心がけましょう。この時彩度の高い服を着用されるのは好ましくありません。何故かは分かりませんが、明るい色の服は好まれません。必ず黒服を着用してください。誰しもが故人を明るく送り出そうとしてるのに、どうしてこんなシックな服を着なければならないのでしょう。これではヤクザの集会です。しかし、日本に限らず海外でも(お祭騒ぎする地域を除き)慣習らしいのでこらえてください。

香典[編集]

招待される方々は「香典」と呼ばれる現金を持っておられます。必ず回収しましょう。

香典袋[編集]

香典は黒と白の水引と熨斗がプリントされた、ごくシンプルな袋に入れます。これが香典袋です。多くの地域では結婚式と同様に、金額によっては本物の水引でもよいですが、故人を控えめに偲ぶ必要があるため関東地方では本物の水引が付いた香典袋は避けられる傾向にあります。政治家のお葬式であっても、どのような金額でも、必ずプリント水引による香典袋を用いましょう。

また関西地方でのお葬式では黒と白の水引を用いてはいけません。必ず、黄または金色と白のあわじ結びの水引が付いた香典袋に包みましょう。少なくとも成人後50年以上の往生を遂げたことを祝して、故人が長生きであった場合はできるだけ金色の水引を用いるようにしましょう。これらの水引は結婚式のご祝儀袋としてもそのまま用いることができますので、他地方の方でももしもの時のために必ず用意して下さい。

書き方[編集]

香典袋のビニール袋の裏には必ず間違いのない説明が記されています。これらの説明方法は全てJIS規格で定められております。JIS規格でない香典袋は日本に出回っておりませんので、安心して指示に従って下さい。

なお、香典袋は薄墨で文字を書いてはいけません。必ず黒い墨で書いて下さい。黒ければ黒いほど、故人を偲ぶ気持ちを表せます。御霊前の文字やお名前は、水引からはち切れんばかりに大きく、堂々と書いて下さい。

使途[編集]

世間一般では葬儀代を香典で賄うことになっていますが、恐らく足りません。回収した香典の金額が一定以上になると贈与税が発生し、引き抜かれます。また、葬儀屋は香典の数%を報酬として受け取ろうと画策しているのでどうしても不足するのです。また、故人が厳しい人だったり、無欲な人だったりすると香典を断る場合があるのです。そうなると損失しか出ません。それでも香典を持ってくる人はいます。もしそうなった場合、故人に呪われるかもしれません。

香典返し[編集]

香典返しをしなければなりません。喪主は受付で香典を受け取り次第、袋を開けて現金を抜いて確認した上で、香典額の半額程度の商品券を同じ袋に入れて、直ちに各参列者にお返し下さい。京都大阪をはじめとする関西地方では、この際袋に「満中陰志」と大書きして返すことになっております。これは香典返しの金額を半額から3分の1に減らす効果がある呪文ですので、その際は決して驚かないで下さい。

開式[編集]

いよいよ開式です。司会を葬儀屋に任せたのであれば、葬儀屋の方がやってくれます。安心してください。葬儀屋の司会者は来場者を落ち着かせるため、落ち着いた調子で司会をなされます。落ち着いた声というのは、得てしてスウィートなヴォイスをされております。少し眠気を誘われるかもしれませんが、そこは耐えて下さい。式中、葬儀屋がちょくちょく寄ってきてアドバイスをされるかと思います。そのアドバイスをようく聞いて行動するようにしてください。たまに報酬についての話を持ちかける者があるかもしれませんが、そういう輩は切り伏せて構いません。

読経・焼香[編集]

告別式の最大の山場、読経です。住職の方が(場合によっては従者を連れて)椅子に座り、丹精を込めて読経してくださいます。ありがたいのは分かるかと思いますがいかんせん単調に過ぎます。眠ってしまうかもしれません。予め住職にお経の内容を伺っておくのがよろしいかもしれません。極稀に読経で来場者を眠らせ金品を奪っていく者があると聞きます。自衛の意味でも内容を事前に問い合わせた上で、読経を可能な限り、大きく朗々とした声で行うことをおすすめします。読経中は来場者のすすり泣く声が混ざることが望ましいとされています。ただでさえ臨終の際に涙を流しまくったこととは思いますが、どうか頑張ってください。 声を出す自信が無いという方は小型のカセットレコーダーやICレコーダーにすすり泣く声を入れ、極小の音量で再生しておくことをおすすめします。演技に自信が無い方は素材集などを探すと出てくる場合があります。それにしてもこんなに大量の人に泣かれてしまって故人はどう思っているのでしょう。きっと迷惑しているに違いありません。さて、読経が進むと司会者の指示で焼香が始まります。「お香をつまんで炉に落とす」ただそれだけの行為です。この行為に一体何の意味があるのでしょう。とりあえず深いことは考えず、前の人の真似をしていればOKです。後はどうにでもなります。焼香が終わるとお香の匂いが充満してきます。香木アレルギーの方はご注意ください。気持ち悪くなって住職や前に座っておられる方にぶちまけては元も子もありません。鼻栓を挿す、香木を燃料に替える、マスクをするなど対策を取ってください。

戒名[編集]

読経中に住職の方が戒名を付けてくださいます。これは故人が極楽浄土で暮らすための名前であります。と同時に強制的に仏教入信させる手続きでもあります。これにより法事で継続的収入を得られるのです。読経中にこっそり名前を付けて、位牌にそれを書きます。これは断ることも出来ますが、大抵の住職はそれでも無理やり付けようとします。何故ならそれにより収入を得ているからです。葬儀代を浮かせたいのなら住職を狙撃する用意をしておきましょう。

葬る[編集]

告別式が終わったらいよいよ葬ります。大抵は火葬で行われます。よって火葬で説明します。来場者と別れて火葬場へ向かいます。火葬場では遺体を焼く手続きを行います。それが終わったらいよいよ火葬に入ります。最後のお別れがその前にありますので、おいおい涙を流し、号泣しながら手を握ったり、声をかけたりしましょう。この場に限り笑って送り出すのもありです。ただし敵意は向けないでください。何とかツンデレに見せられるくらいには練習しましょう。火葬が終わりましたら、遺骨を回収します。どうしても見たくないのであれば、葬儀屋に頼めば融解してくださいます。

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