黒執事

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動: 案内検索

黒執事(くろひつじ)とは、2010年2月まで月刊まんがタイムジャンボで連載され、同年9月に再度連載再開されることになるナントカによる4コマ漫画作品である。あわせて、2009年12月まで月刊まんがタイムラブリーでもストーリーマンガ形式で連載されている。

2010年2月、一部のエピソードを纏めた本が『ヒツジの執事』として刊行。それに伴い、一度連載が終了するも、2010年9月、奇跡の復活を遂げた作品である。

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「黒執事」の項目を執筆しています。

概要[編集]

この作品は誕生の経緯からして、複雑怪奇である。

端的に言えば、2000年代の初めよりまんがタイムジャンボで連載されていた4コマ作品『新釈ファンタジー絵巻』の中の一エピソードにおいて登場した一キャラであった、執事サフォークの人気が沸騰。急遽スピンオフ作品としてこの作品は誕生した。元々は1回限りの読み切り作品となるはずだったが、その後、読者の反響の大きさから一気に連載作品へと昇華。その際に、編集部は本来のストーリーだったから来たかぐや姫を中心としたファンタジー絵巻を無理やり終了。一気にであるサフォークを主人公とした子育て奮闘記へと改変。

で、なにゆえ人気が沸騰したキャラクターの作品を昇華させた上、既存の作品を終了&改変せねばならなかったかについては後述することにする。

なお、まんがタイムジャンボではサフォークを主人公とした4コマ作品、まんがタイムラブリーでは、ミニ様を中心にしたストーリー作品を展開。双方で一定の支持を集めた結果、作者であるナントカは雑誌内&会社の枠組み&業界内において確固たる地盤「4コマ愛読者たちの支持」を築くことになる。

内容[編集]

この作品は、に存在する動物達の世界を描いている。

詳細としては、月世界における超絶大金持ち「ミニレッキス家」の当主、通称ミニ様と、それに仕える羊サフォーク、そして、その他の使用人達の人間関係、そして淡々と経過する月世界の日常が描かれている。ただし、作者特有のトンデモ設定と、ほのぼのとした絵柄の中に相当マニアックな笑いが介在するため、B~C級のカルトSF映画の知識があると、作者&編集部の暴挙を相当楽しめる作品である。もっとも、そんなものがなくても十分すぎるほど濃い人間関係が楽しめる。

物語の舞台がなぜになったかというと、前作である『新釈ファンタジー絵巻』がそのままかぐや姫のパロディだったため、おとぎ話の世界とSFの両方が混在するパラレルワールドという世界観を今作も引き継いだためである。ちなみに作品世界の土台設定は、絵柄からは創造できないほどしっかりしており、前作のファンタジー絵巻の頃からアダムスキー型UFO砂の惑星デューングレイといった、かなりマニアックな描写がなされている。また、ストーリーも当主の両親が不可解な事故で亡くなっているなど、ある程度シリアスさを残した設定が散見されている。

主要人物[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「」の項目を執筆しています。
サフォーク
。まだ20代にしてメガの上のさらに上、テラ金持ち一家を切り盛りする有能羊。ラヴホテルすら珍しい田舎から出てきたのち、先々代の当主にその人柄を認められてミニレッキス家に仕えることになる。ミセスコリーに惚れており、様々なアプローチを行ったりもしているが、時々失礼な事を言ってしまっているらしく彼女に歯を剥き出しにして唸られている場面も度々ある。主な存在価値は。その保温能力は相当高い。
ミニ様
。サフォークが仕える主。本名は寿限無並みに長いためミニ様と呼ばれている。その後、地球へ島流しされた後も名前が長すぎるため、かぐやたちに「ミニ君」と呼ばれることになる。なお、まんがタイムジャンボでは赤ん坊、まんがタイムラブリーでは3歳児程度の子供として描かれているが、新釈ファンタジー絵巻に登場した際は、根性のひん曲がったクソガキとして描かれていた。現在今後の彼がいったいどのような成長を遂げるのか、実に楽しみである。サフォークのがないと安心して眠れない。ちなみに、なぜテラ大金持ちの彼が地球に島流しされたかというと、新釈ファンタジー絵巻の主人公であるかぐやがすでに彼の許婚であり、なおかつ、彼女も地球に島流しされていたためである。
ミセスコリー
。有能なハウスキーパー(メイド頭)としてミニレッキス家に仕える。名前にあるミセスとは、メイド頭の通称であり、実際は同級生たちの中で唯一の独身。母の病院代を稼ぐためにミニレッキス家に仕えることになった苦労人。基本的に威厳を保ちながら、ミニ様の世話をかいがいしく行っているが、時々少女っぽい一面も覗かせる。しかし、サフォークより年上である。サフォークに対してはまんざらでもなさそうだが、それが狩猟本能でなのか恋なのかは本人ですら良く分かってない節がある。
リオン
。ミニ様の遊び仲間にして、お屋敷の手紙配達係。一応、小学生。猫なんだけど、リオン(Lion)として描かれている。実は正体は・・・アレ。何気に悲しい生まれのキャラクターであるが、本人はまったく気にせずに元気いっぱいである。また、猫のくせに寒さに強いのも、秘密のアレのおかげかもしれないが、アレも結局は暑い場所に生息しているため、ちょっと違う気がしなくもない。また、年齢の割りに戦闘能力が高いのもアレによるものである。
かぐやの母親
(※この作品には登場しない)。自分の料理にケチをつけたという理由で、テラ金持ちのミニを型ロケットで地球島流しにした超ド級の存在。なお、自分の娘も買ったばかりの高級口紅でいたずらをしたという理由で同じく地球へ島流しにしている。運良く、優しい老夫妻に拾われたからよかったものの、拾われる寸前、自分の娘がパンダに食い殺されそうになったことについて、まったく反省はしていない。なお、彼女は別に金持ちというわけではなく、ミニの母親の高校時代の親友という立場であり、自分達の子供を許婚にするという約束もその際に行われている。

作品誕生の背景[編集]

この作品が誕生した背景には、恐るべき魔物「会社の都合」の影が見え隠れしている。

実は、今作が誕生する直前の2007年4月、作者は業界初の萌え4コマ雑誌まんがタイムきららにおいて、創刊当時から連載、すでに単行本も出していた作品『影ムチャ姫』を、編集部の方針で半ば強引に終了させられていた。それは、雑誌丸ごと萌え一色化させようという暴挙の結果であり、曲がりなりにも創刊号から同誌を支えてきた師走冬子スーパーメイドちるみさんと影ムチャ姫が単に絵が萌えないという理由でぶった切られたことは明々白々。誰の目にも明らかだった。・・・おいゴラ、ちょっと待て

そしてそれは、トリコロが燃え尽きていった後も細々と同誌を追いかけていったまんがタイムジャンボ出身の作家愛好者ときらら編集部との決別を意味していた。

このように、絵はともかくとして、曲がりなりにも内容で勝負していた4コマ作品のいくつかを追放したその暴挙を例えるなら、寿司で言うならトロオンリー。ラーメンで言うならチャーシューばかり。銀シャリと麺はどうした?という話であり、客を育てろ&作者を守れという話でもある。ただし、影ムチャ姫が終了した翌月、その後、超絶に大ヒットすることになるけいおん!が連載を開始しているため、編集部の方針も間違いではない。間違いではない、が、それで客と作者が育つかというと、そんな簡単なものでもない。

この騒動に巻き込まれた一方の雄、師走冬子のスーパーメイドちるみさんは雑誌間の移動でお茶を濁したが、影ムチャ姫は他誌において引き取り手のないままストーリーを無理やりにわやにして終了。その結果、売れ行きはともかくとして、単行本の2巻を待ち望んでいた読者の希望も終了。けっこうな数の読者にとって、きららで一番笑えた作品であったにも関わらず。

このように、恐るべき魔物会社の都合に巻き込まれた多くのマンガ家が燃えつき症候群や、ストレスで消えていくことは珍しくもなんともないため、多くの読者が作者であるナントカの今後についてやきもきする状況の中、捨てる神あれば拾う神あり。まんがタイムジャンボ編集部は、なんと既存の作品であった『新釈ファンタジー絵巻』を大幅に改変。それまでのおとぎ話的SFストーリーから、一気に子育てほのぼの4コマへと内容を一新することで、動揺を隠せない愛読者たちを沈静化させることを決断する。

この、4コマ世界では珍しい一世一代の大博打の結果は吉と出、読者からも好評を得る。新たな客層をつかんだと判断した編集部は、別雑誌であるまんがタイムラブリーにおいて本作のストーリー漫画の連載も同時に進行。作者の別の才能を伸ばそうとする姿勢をみせることで、ようやくきららにおける萌え一色のぶったぎり&編集部何考えてんじゃボケエ的な一連の騒動で生じた一部読者の会社に対する不信の一掃に成功する。逆に言えば、芳文社のムチャ振りに見事答えた作者の力量もなかなかのものである。

なお、前述したような背景から、お屋敷にメイドなどという萌え要素満載の作品なのに、萌えなんて要素はほとんど存在しないのは、何かの意思が働いている可能性もある。

その際たるは、メイドの平木さんである。

作品の問題点[編集]

上述したような背景により、その質の高さに対して発表作の全てを確認することが相当難しい作品である。ただでさえ万人受けしない内容であり、さらに、スピンオフ作品から人気が出たため、本作である『新釈ファンタジー絵巻』を見なければ登場人物の背景が分からない上、そのファンタジー絵巻からして、単行本の1巻が発売になったときに作者自身が一番驚くような状況だった。

質が高かったにも関わらず。

そのため、人気作以外は単行本化しない芳文社が、果たしてこのマニアックな前作の2巻を発売した上で、人気上々の今作品の発刊に及ぶかというと、相当微妙であるといわざるを得ない

いい作品なんだけどね。

驚きと悲しみの単行本化[編集]

2010年1月、上述した諸問題にけりをつけて、ついに単行本化が決定する。但しその内容はけりとつけたとはとても言いがたい。どうしてそうなった。そして、時を同じくして連載終了も決定する。まんがタイムジャンボは男の主人公に何か恨みでもあるのだろうか。そして、なんと漫画自体の名前も変更し、「ヒツジの執事」というある意味、世の中の執事好きを一本釣りするような題名で発売されることになる。

でも、まぁ、全てにおいて良作を埋もれさすよりかはマシである。

驚きと喜びの連載再開[編集]

2010年9月、まんがタイムジャンボにおいて、近年の4コマ漫画では例を見ない、一度終了した今作がゲストとして掲載される。それにあわせるかのごとく、2月に発売された単行本に掲載されなかった分の4コマとラブリーで連載されていたミニっきえにっきを再度取りまとめた「ヒツジの執事 ~残業~」の単行本化も発表。しかも、通常の単行本よりも40ページ増しという仕様であった。これは芳文社において奇跡ともいえる話である。

ちなみに、まんがタイムジャンボの悪癖として名高い、大量リストラ&雑誌間移動の憂き目にあった作品が再びジャンボ紙面に復帰するという事例は、今作が初めてになる。そして、芳文社のほかの4コマ雑誌で見ても、産休など特別な場合を除き、一度終了した作品が同じ雑誌で再起を果たしたという事例はまんがタイムにおける「ガニマタ警部」(尾崎みつお)、「天使くん」(新田にに子)以来無かった話である。

あわせて、なぜ復帰させなければならなかったかといえば、雑誌の都合で既存の作品のほとんどを終わらせた後、新人作家の4コマを大量に登用したら、雑誌全体のが落ちたためであると思われ・・・。おーもーわーれー・・・。おーーーもーーーわーーーれーーー・・・。全ては編集部の深謀遠慮によるものである。きっと

その他[編集]

本作とは特に関連は無いが、ヒツジの執事というのは使い勝手が良いらしく、類似のキャラクターが後発で出現している。その一例をここに挙げておく。

  • 東京海上日動あんしん生命:セイメイという名前のヒツジの執事が登場。
  • NTTドコモ:『i コンシェル]。案内役としてしつじのひつじくんが登場。

関連項目[編集]