逆バレンタイン

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逆バレンタイン(ぎゃくばれんたいん)とは、製菓業界がカカオ豆の枯渇に対応してバレンタインデーを中心としたチョコレートの消費量を押さえるために発案した、男性から女性への寄贈行為の総称である。

逆バレンタインの背景[編集]

世界のカカオ豆の約40パーセントを供給している国であるコートジボワールは、2010年10月に内戦が勃発したため、農作物を公正な価格で取引し、公に品質を保証するプログラム「フェアトレード」が停止してしまう。以後、多くの人々が他の西アフリカ諸国へ流出、それに伴いフェアトレード農家として認証されたカカオ農家の数が大幅に減少した。そのため、カカオ豆の生産量の大幅な低下、取引価格の急増により製菓会社は残されたカカオ豆を如何に消費を抑え、有効活用するかに注力することとなる。

大まかなカカオ豆の生産における問題は以下である。

  • 生産環境が限られる作物であること。
    赤道から10度の圏内、すなわち政情不安な国家が集中する地域でのみ生産可能
    他の大木の陰で育つ特性があるため、広い果樹園に大量に並べて植えることができない
  • 生産農家にとって割に合わない作物であること。
    収穫までに5年かかる
    手作業での収穫となるため、人件費によるコストが高い
    そのため、児童労働・奴隷による人足を使わないと利益が出ない

コートジボワールの内戦勃発当時の大方の予想では、カカオ豆の備蓄が枯渇するのが2014年と予想されており、本項を記載した年である。

一般への逆バレンタインの普及[編集]

「逆バレンタイン」という言葉自体は、豊田淳子の短編集「逆バレンタインの惨劇」(ハヤカワ文庫ハィ!ブックス、1992年刊)が現在確認できている情報としては最も古い出典である。

大衆文化としての逆バレンタインは、2008年に大手製菓会社が行ったアンケートで、90%以上の女性が「もらえるものなら、男性からバレンタインチョコをもらいたい」と解答していることを受け、 ネタ的な扱いで「逆チョコ」がその年代から存在しており、文化的な下地自体は上記の問題以前から国内には存在していた。 しかしながら、上記のような深刻な問題となったが故に、製菓会社はそのアンケートの結果を商売の戦略どころか、自社の存亡を賭けたものとして扱わざるを得ないこととなった。

コートジボアールの問題が表面化して以後も、国内ではチョコレートの流通に対する危機感はあまり見られない。 その大きな理由としては、マスメディアがスポンサーである製菓業界の販売活動を阻害する報道ができず萎縮するため、国民が広くこの問題を知る機会がないことが挙げられる。 製菓業界も国際情勢を理由に消費者に買い控えを促すわけにはいかない為、最も多くのチョコレートの消費が起こるバレンタインデーの文化を変革させる方向へ舵を切った。 それは、バレンタインデーの一般的に女性が男性にチョコレートを渡す行為を革新し、男性から女性へ贈り物をする逆バレンタインという行為を文化として定着することである。

このようなこれまでのバレンタインデーの一般的な文化を崩す目論見は、早いうちからマスメディアを通じて行われた。 しかしながら、確かに変化したバレンタインデーの文化として、男性から女性へ何かを贈るという行為が紹介されたが、売り上げ減少を恐れた一部の製菓会社は、 友人同士の関係で送りあう(あるいは同姓同士)「友チョコ」など、消費を逆に煽るような文化まで発生させてしまった。

逆バレンタインの定着がなかなか進まない中、転機が訪れたのは2014年のソチ冬季オリンピックにおける、男子フィギュアスケートの町田樹のインタビューである。 ショートプログラムでの演技を悔いた町田が発したこの言葉は、一躍世間に広まりバレンタインデーの文化を大きく変えることになった。 その後も、逆バレンタインの浸透は継続しているが、如何せん対策を始めてから町田のインタビューまでに到るまで時間がかかりすぎていることから、予断は許されない状況となっている。

逆バレンタインへの批判[編集]

逆バレンタインについては多くの批判が発生している。変革に対して批判が起こるのは必然であるが、数ある年間のイベントの一つでしかないことや、社会構造やジェンダーの問題、ただの僻みなど様々な内容が挙がるため、皆面倒になってあまり真剣に取り合われていない。

ホワイトデーに対する扱い[編集]

通常、バレンタインデーに女性から男性に贈られた物のお返しをする日として「ホワイトデー」が設定されている。 逆バレンタインで男性から女性に寄贈行為を行った場合、ホワイトデーはその女性から男性に「逆ホワイトデー」を行うか?との疑問には女性の一般的な意見として、「行わない」のが多数派とされている。 明確な調査などの結果が無いが、眞鍋かをりは「逆チョコ」の概念が発生した年には「3月の逆ホワイトデーだけはやめてもらいたい」と明言している。 また、バレンタインデーに逆バレンタインを行いながらも女性からは何ももらっていない場合でも、通常のホワイトデーの慣習通りに男性から女性に「お返し」をしなければいけないのかという疑問に、 誰もまともな答えを出していないことも男性が不満を持つ原因となっている。

社会構造とのジレンマ[編集]

逆バレンタインで女性が男性にして欲しいことのアンケートでは、デートに連れて行ってもらう場合は車デートがよいと88%が解答している。しかしながら、派遣社員の増加などによる若年層の収入の減少により、自動車の購入力が減少している昨今、この願望を実行できる労働者は少ない。

男卑女尊の加速[編集]

これまでの記載の通り、逆バレンタインは今の所女性の利益が一方的に大きい行為である。そもそも、バレンタインデーは男女の区別なく異性に思いを伝える文化であったが、ホワイトデーという男性主体のイベントをわざわざ作ったこと自体に批判が元々存在した。それ故、更なる男性への負担、女性への利益誘導による逆差別であるとの批判が数多い。

製菓業界の思惑[編集]

一般への逆バレンタインの普及でも述べたが、製菓業界は国際情勢を理由に消費者に買い控えを促すことを躊躇っており、これに対して批判が挙がっている。素直に政情不安によるカカオ豆の世界的な枯渇であることをメーカーが発表し、それが理由でチョコレートを買って欲しくないのあれば私達(俺達)協力しちゃうよ?という潜在的な層が数多く存在する証明とも言える。

俺はチョコレートなんかもらえない[編集]

だから、逆バレンタインになんて加担しない!