走り屋
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
走り屋(はしりや)とは、暴走族の一氏族の信仰を祖とするカルト教団のことである。
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[編集] 概略
走り屋は、暴走族の一派であると誤解されがちだが、暴走族が「外」へ顕示する事を目的としているのに対し、走り屋は誰よりも速く走る'ことを目指し、より速く走ることで「内」たる己の限界に近づこうとする崇高な目的を持つ部分において大きく異なる。
[編集] 歴史
初期において彼らは、暴走族特有の宗教観を残していた。民族衣装を身にまとい、鉄馬の装飾にも民族的美意識が見えた。しかし、その信仰において他の暴走族と異なっていた。つまり、鉄馬への信仰が強かったのである。
伝説によると、鉄馬は轟音と共に地を駆け谷を下り、どのような駿馬も太刀打ちできなかったと言う。この伝説を重視したある氏族が、鉄馬で誰よりも速く走ることこそがカミナリ族本来の姿であると考えるようになった。やがてこの信仰は暴走族以外の者にも受け入れられ、一民族宗教から世界宗教へと変貌する。
新たな信仰である「走り屋」は民族の枠にとらわれない。現在では日本のみならず欧米各国に信者がいる。彼らは日本の鉄馬(つまり日本車)を神の道具と考え、海外でも日本車に乗る走り屋が多い。こうした課程で彼らは、民族衣装である特攻服や、民族的美意識を体現した族車を捨て、鉄馬をより速くすることに没頭した。現在の走り屋は、祖である暴走族とは異なる部分が多い。
[編集] 教団の姿
- 入信は簡単である。自分の鉄馬を手に入れ、他の走り屋によって、鉄馬と共に洗礼式(イニシエーション)を受ければよい。ただし、この洗礼式がどのようなものであるのか、外部の人間にはわかっていない。そんなものは無いという説もあるが、あまり賛同を得ていない。また、脱退も簡単である。単に信仰を捨て、「俺も昔は走り屋気取りでね」などとつぶやくだけである。他の走り屋は、信仰を追うことに夢中で脱退に気づかない場合もある。
- 彼らは鉄馬を「マシン」と呼ぶことが多いが、これは「魔震」または「真震」のことと思われる。地を揺るがす鉄馬の姿になぞらえているのである。
- 彼らにとって鉄馬は「相棒」であると言う。機械に過ぎない自動車やバイクを擬人化(擬生物化)するところに、彼らのアニミズム的宗教観が垣間見える。
- 教団は、存在が法律で禁止され弾圧を受けており、活動を秘密裏に行うことも多い。教団員以外には、自分が信者であることを明かさない場合もある。多くの信者は所有している車やバイクでそれと見分けることができるが、この宗教について知らない若者が真似をしているだけのケースもあり、予断は禁物である。
- 暴走族は、自分たちと袂を分かった「走り屋」を快く思っていない。このため、しばしば走り屋狩りと称する大規模な討伐隊を組むことがある。一方、自らの信仰にだけ生きる走り屋たちは、暴走族との関わり合いを避ける傾向がある。
- 走り屋たちには、分派や、変質した信仰を持つ教会が多い。地域ごとの教会は「チーム」と呼ばれる。「地慰武」ないし「地慰務」のことであり、その土地を自らの信仰によって浄化するという意味である。チームの中には、暴走族たちの美意識に立ち返るものもある。そのため、外見的には走り屋と暴走族を区別できない場合がある。
- 走り屋は、同じ分派に属する者同士で手合わせを行うことがある。これは、「バトル」と呼ばれる。「馬登流」のことであり、実際に馬を使っていたころの言葉である。バトルは互いの信仰を深めあう行為であり、勝敗を決するためのものではない。バトルの結果はその場限りであり、後に勝敗を問題にすることは最も下劣な行為とされる。これはあくまで、互いの信仰を比較し、問答を繰り返すことであり、仏教の禅問答と同じなのである。ただし彼らは、この問答を実際に鉄馬を走らせることで行う。彼らにとっての信仰とは走ることであるからだ。
- 近年、走り屋としての信仰を持たず、その姿だけを真似る若者が増えている。こうした似非信者を、走り屋たちは「クラゲ」と呼んで軽蔑している。これは「鞍毛」のことであり、鞍にはりついた毛ほどにも価値がない(すぐに吹き飛ばされてしまう)という意味である。
[編集] 教徒の生態
彼ら教徒の生態は、時に蔑視の、時に畏敬の念をもって「GKBRのよう」な生態をしているといわれている。
それは、暖かくなるとどこからともなく沸いてきて、殺虫剤を吹きかけたり丸めた新聞紙で叩こうとすると散り散りになって逃げようとするGKBRの様子と、彼ら教徒の、春になるとどこからともなくやってきて、警察が彼らを駆除しようとすると散り散りになって逃げる様子が同じだからである。
しかし、どうしてゴキブリと走り屋の生態が似ているのかについては、まだ明確な結論は出ていない。
[編集] 分派
走り屋たちは、その信仰形態により、いくつかに分派している。
[編集] 最高速分派
初期の信仰を最もよく残している分派である。かつては東名レースと名付けられた大規模な礼拝を行っていたが、現在では各地に分散している。最大の教会が湾岸線で活動している。
最高速分派は、ひたすら速く走ることを目指している。このため、信者には財産家が少なくない。鉄馬はほぼ全て四輪車であると言われる。
二輪車の最高速分派も存在するとの伝説もある。有名なものでは、「悪魔のZ」と呼ばれるKAWASAKI・Z-1、「湾岸の皇帝ブラックバード」と呼ばれるHONDA・CBR1100XXなどがある。しかしオートバイとは空想上の乗り物であるため、目撃者の見間違いであるとされている。
[編集] ローリング分派
速く走るとは高い技術を持つことであると考える分派。このため、技術を要求される峠道を礼拝の場とする。一部の信者は礼拝の場をレースへと移しているが、多くの信者は夜の峠道を神聖な場所であると信じ、それを守り続けている。彼らは非信者との交流を「穢れ」と考えており、礼拝する姿を非信者に見られることを嫌っている。
鉄馬には四輪車も二輪車もあるが、どちらを選ぶかによってさらに分派している。
[編集] ルーレット分派
やはり、速く走るとは高い技術を持つことであると信じる分派。ローリング分派と異なる点は、非信者との交流を嫌っておらず、むしろ示威行動として人目をはばからずに礼拝することである。このため、礼拝の場として環状高速道路のように、人目の多い場所が選ばれる。鉄馬はほぼ全て四輪車である。
[編集] ゼロヨン分派
最高速派との共通点が多いが、速く走ることではなく、瞬時に「速さ」に到達することを重視する。ときにドラッグ分派と呼ばれるが、これは、彼らの鉄馬に乗ると「麻薬 (drag) に侵されたように意識が朦朧となる」ためである。鉄馬は二輪車も四輪車もある。それぞれ別の分派だが、互いの意思疎通も存在しているらしい。
[編集] ドリフト分派
行き過ぎた「速さの追求」への反動として、かつての暴走族としての姿に戻りつつある分派。速く走ることを捨て、鉄馬で示威行為をすることを重視する。この分派の信者は民族衣装こそ身につけないものの、その鉄馬は族車とよく似た装飾が施されている。
また、暴走族と同様、財産の少ない信者も少なくない。鉄馬は、ほぼ例外なく四輪車であるが、希に自転車を鉄馬とするドリフト分派もいる。運転免許が禁止されている中高生に多いようである。
[編集] ハチロク分派
この教団を主題にした聖書の物語の影響により、卜ヨ夕自動車の「ハチロク」と言う20年以上も前のボロ車最高の鉄馬に、トヨタのトラック用エンジンをベースにしたヤマハ発動機製作の4AGというヘタレエンジン最高技術の結晶の蹄鉄を取り付けて、峠を聖地としている宗派。ハチヲタ使徒と呼ばれる布教者達を中心に、主に鉄馬に乗り始めたハチロク小僧若い教徒の間で非常に厚く信仰されている。聖書に記されている他の車に乗る者も存在する。
ただし、一応宗派の1つに分類されているが正確には教徒ではなく、聖書の物語に憧れているだけの集団であり、他の多くの宗派、おおむね聖地を共にするローリング分派から嫌われている。また聖書の持つ強力な力に取り込まれてしまい、現実と物語を一緒にして考えてしまうことも少なくない。聖地たる峠で事故を起こす大バカヤロウ殉教する者はこのハチロク分派である確率が高い。
[編集] ロードローラー分派
2007年12月に突然発生した、過激派の急先鋒。
鉄馬はほぼ全てロードローラーであり、ごく一部にタンクローリーが存在する。
この宗派は公道最速舗装理論を謳い、誰よりも速く走るという事は眼中に無く、誰よりも早く舗装する事を信仰の拠り所としている。
彼らには障害という言葉は無く、目の前に広がるものは全て二次元にするのが当然となっている。
他の分派からは憎悪と畏敬の念を持たれており、現在では近づく者がいないとされている。っつうか、近づいただけでぺしゃんこにされるんじゃ危ないだろ、常識的に考えて……。
[編集] その他の先鋭的分派
極限まで速さを求め、ついには信仰形態すら捨てた信者も少なくない。こうした信者はレースなどの競技の世界に足を踏み入れることがある。多くの走り屋は、こうした行き過ぎた信仰を快く思ってはいないが、信者同士の干渉が少ないことも教団の特徴であり、彼らは他の信者からは放置されることが多い。
[編集] 重要人物
- この宗教の創始者。洗礼名は「ドリキン」。創始者のように考えられている人物であるが、実際には、彼が登場した時期には走り屋は存在していた。ただし、教典の整備や信者の獲得に大きく貢献したことは事実である。信者であることを公言し、その信仰を守ることに一定の配慮をしている。ハチロク分派の使徒の一人に数え上げられる。
- 走り屋の聖書の著者の一人。彼自身は暴走族には属さないため、教典の中には誤りが見られると言われるが、走り屋がどのように鉄馬をあがめ、信仰を貫くべきかが描き出され、教会(チーム)の中には彼の書を第一教典と考えるものも多い。彼もまたハチロク分派の使徒の一人に数え上げられる。
- しげの秀一の第一弟子で教典は「バリバリ伝説」。独自のライディング理論を持つ。口癖は「かめっ」。最近、大和撫子風にトランスフォームして後藤邑子と名乗っているらしいので注意が必要。巨摩郡は後に鈴鹿4時間耐久やGP500(現在のMotoGPにあたる)などのレース活動に脱退しているものと考えられる。
- 信者の一人であり、優れた鉄馬を生み出すロータリー信者からは日本屈指の聖職人としてマツダの鉄馬を駆るものから神として崇められている。現在、信者としての活動と共に、レースに出場するなどの外交活動も多く行っている。
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