貝塚

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貝塚(かいづか)とは、古代の貝殻コレクターの保管展示室が永い時間をかけて遺跡化した物である。

概要[編集]

これは大量蒐集型コレクターの保管室であったと推測される。

今も昔もコレクターという者は必ず存在する。蒐集という欲求は人間の本能に根ざしているのだ。

現代であれば蒐集の対象はコイン絵画切手玩具空き缶などメジャーな物からよく解らない物まで多岐に渡る。しかし縄文時代ともなると、蒐集できるような物は限られており、集められる物といったらせいぜい木の実か石ころぐらいだった。その中でも貝殻が蒐集の対象として群を抜いて人気だった。貝殻はその美しさ、多様さ、集めるのに手軽な小ささ、保存性の良さなど、コレクター魂を惹きつける要素が充分に揃っていたのだ。

当時のコレクター達は熱心に貝殻を集めていた。そして自らの自慢のコレクションを部屋に溜め込んだ。それが遺跡化して地中から掘り起こされたものが貝塚である。苦労して集めた自分のコレクションが二千年以上の時を越えて人々の眼に触れるとは、コレクター冥利に尽きるものであろう。

なお、コレクター魂がいつの時代も同じであるならば、「貝殻目当てに中の貝を食べずに捨てる」という食を粗末にした社会問題も当時あったと考えらている。

貝殻コレクターのタイプ[編集]

これは美しさ身上型コレクターの保管室であっただろう。

発掘される貝塚のタイプから、貝殻コレクターは当時から大きく次の3つのタイプに分かれている。

大量蒐集型
とにかく数を集めることを身上とする。集めた数が多いほど勝ちである。その数の多さ、保管展示室の大きさ故に、遺跡から貝塚として見つかるのはこのタイプが多い。当時は他に娯楽が少なかったため、コレクターたちは空いてる時間があれば貝殻を集めていた。
1つの貝塚から常識はずれの量の貝殻が見つかることについて、考古学者たちは当初「村長(むらおさ)などの階級の者が村民を使って大量の貝殻を集めさせ、その数を村長同士で競っていた跡」と考えていたが、後に「いつの時代でも信じ難い途方も無い労力をかけるアホなコレクターが存在する」と結論を改めた。
稀少さ身上型
希少な貝殻を集めるタイプである。生物には極稀に特異的な外見的特徴を有する個体が現れる。それは、現代の食玩で言うところのシークレットにあたる。確率的には数万分の一という超レアで、シークレットが当たった者は天に向かってガッツポーズを取ったはずだ。遠い地方にしか生息してない貝殻を手に入れることもステータスとされ、遠方の貝殻仲間との「貝殻交換」もあったと思われる。この貝殻コレクターズ・ネットワークが、弥生時代に本格化する交易の基礎となったとする学説もある。
美しさ身上型
美しい貝殻を集めることを旨とする。次節の「貝殻を愛でるたのしみ」を参照されたい。

貝殻を愛でるたのしみ[編集]

現代の貝殻コレクターの部屋。千年後には貝塚となる。

貝殻コレクター達は常日頃から「貝殻いいよね、貝殻」とつぶやき、貝殻の良さを次のように語っている。

曲線美
真円とは違う、その何とも言えない曲線美。ときにはホタテガイのような優雅な波をも描く。
黄金比
オウムガイ等にはその曲線の比率に黄金比が見てとられ、数学的にも人間が美しいと感じることが証明されている。
鮮やかな色
白を基調とした殻に赤いストライプが入る、白から茶色への繊細なグラデーションなどが貝殻コレクターを唸らせる。
侘び寂び
そうかご思えばアサリのくすんだ茶色、シジミの漆黒な黒を「侘び寂びがある」とする派閥もある。縄文人にはこの派閥が多い。日本人の心である。