蛸配当

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蛸配当(たこはいとう)とは、株式会社が株主に配当金の代わりにタコを配布すること。日本独特の習慣であるが、法律によってその効果は認められている。

概要[編集]

法的根拠[編集]

蛸配当については会社法(旧商法)454条の6に規定がある。

第454条
6.取締役会設置会社は、第4項で定めるもののほかに取締役会の決定に基いて配当金をタコとすることができる。この場合におけるタコは配当金額に応じたものでなければならず、タコ一杯に満たない配当金額の株主配当についてはたこ焼きで代用することができる。また配当の範囲は配当金で定める内容と同じでなければならない。

由来[編集]

日本初の近代的な株式会社である海援隊(現:三菱商事日本郵船)が蛸を株主に配布したのが始まりであると言われている。

1865年、長崎の亀山にて設立された海援隊(亀山社中)は薩摩藩・長崎商人らの支援によって成り立っていた。これは貿易で利益をあげながら航海術・海軍技術の習得を目指すものであったため、武士たちは最初のうちは利益どころか貿易船の航行すらままならなかった。そのため株主制度で成り立っていた海援隊は資金繰りが悪化。株主配当を行うことができず、倒産の危機に直面した。

この事態を重く見た海援隊隊長・坂本龍馬は、手元にあった淡路島名産のタコを配当金の代わりとして株主に配布することを決断した。龍馬は各地の株主を訪れてはタコを数十杯ずつ配り、大変な好評を得たために海援隊の危機を乗り越えた。この後に海援隊の事業は上向いていったため、この蛸配当がなければ現在の三菱商事や日本郵船は無かっただろうと言われている。なお、この話は現在でも龍馬の機転を示す逸話として高知では非常に有名である。

なお、現在蛸配当が法的な根拠を得ているのはこの話が民法・商法制定時の明治政府に影響を与えたためである。

現在[編集]

たこ焼き形式の蛸配当

坂本龍馬に始まる日本伝統の配当行為「蛸配当」は、現在でも頻繁に行われている。特に不景気の際は社長や取締役など重役がタコを自腹で購入するといった行為がよく見られるため、水産業者には特需として広く知られた商習慣でもある。なお、企業の役員らはタコを購入した後にゆうパックやペリカン便で株主宛に送る。株主総会でタコを一斉に配ることは以前はよく見られたが、現在ではあまり行われていない。これは株の電子取引が主流になってから総会に出席しない株主が格段に増えたためである。

配られたタコは土産物としても人気である。タコは高級なほどよいとされるため、決算期になると高級なタコは市場で品薄になる年もある。また近年はたこ焼き形式で配る企業も存在している。

外国人株主は蛸配当を知らないことが多く、国際便でタコが届いた際にはパニックになることもある。が、タコの美味しさに気付いて病みつきになる者も多く、そのような外国人株主は蛸配当を目当てに日本企業株を購入するようになるという。

関連事項[編集]

Wikipedia
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