繰り下がりのある引き算の10未返却事件
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
繰り下がりのある引き算の10未返却事件とは、1984年に大阪の小学校で発生した事件である。この事件をきっかけに、全国の学校で繰り下がりのある引き算の10の未返却事例が次々と発覚し社会問題となった。
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[編集] 事件の発端
1984年10月12日、大阪の小学校で1年生の担任である女性教諭が、担任する学級で繰り下がりのある引き算『15-8』の解法を教えていた。このとき、担任は「5から8を引くことはできないので、10の位から10を借りてくる」と教え、そのように計算を行った。このとき、10は借りてきたものであるから、当然10の位へ返還する義務が生じるのだが、担任は10を返却しなかった。このことを1人の男子児童が指摘したが、教諭はこれを黙殺した。
[編集] 捜査
前述の男子児童が、その日の帰宅後母親に教諭の行為を話し、母親が警察に通報したことで事件が発覚した。大阪府警は横領の容疑で捜査を開始した。さらに、大阪府教育委員会、文部省(当時)の調査委員会による調査も行われた。その過程で、この教諭のみならず、この学校全体で10の位から借りた10を返却しないということが恒常的に行われていたことが発覚した。
その後の調査で、「-8」というものが15の借金として扱われていたことが判明し、それを理由に女性教師は不起訴となった。このことが、社会的に問題になったが、この問題が起訴されると他にも大量の窃盗事件があるため、警察庁は無視をして仕事を減らそうと努めていた。
[編集] 全国での事例発覚
捜査、調査が進展するにつれ、10の未返却がこの小学校だけではなく、全国の小学校、学習塾で恒常的に行われていたことが判明した。教育の場で、「借りたものを返さない」という非道徳的行為が広く蔓延していたことに多くの国民が衝撃を受け、教育現場に対して非難の声が集中した。事件発覚の発端となった大阪の小学校教諭は前述の通り、刑事裁判では不起訴になったものの、彼女を含め多数の学校の教諭、さらに管理者である校長、教頭、教育委員会の関係者が処分され、教育界では未曾有の大量処分となった。
[編集] その後
この事件の後、繰り下がりのある引き算については、「10の位の同意を得て10をもらってくる」という方式に改められ、広く告知された。しかし、以前の「借りてくる」式の教育を受けた人が、10の未返却事件を起こしてしまうことが現在でも年間数件程度発生している。又、刑務所に囚人が入りきらないなどの問題が発生しており、刑として罰金や奉仕活動などの判決が下され、さらに働き手が足りなくなると言う問題が浮上、世界経済に大きな影響を与えた。
その後、借用語など、他の分野においても未返却である事例が多く発覚したが、現在、その解決方法に関して一貫したコンセンサスがないのが現状である。
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