細部の編集

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「神は細部の編集に宿る」
細部の編集 について、オスカー・ワイルド

細部の編集(さいぶのへんしゅう、Minor edit)とは、おおよそ「この編集は、極めて瑣末な誤字脱字やWiki文法などの訂正か、あるいは表現の僅かな修正だけであり、記事全体の主題に影響を及ぼすことはありません。ですから、お忙しい方、時間の無い方などは、この編集内容をご確認頂く必要はありませんよ」という意味を表す、メディアウィキ用語である。

メディアウィキを採用しているサイト(アンサイクロペディアウィキペディアなど)においては、通常、「細部の編集」という言葉の英訳である「Minor edit」という連語の頭文字をとり、「M」と略されている(「細」になっているときもある)。逆にいえば、これらのサイトで前触れなく「M」という1文字が用いられた場合、文脈から明らかに別の意味が推定できる場合以外は、この「細部の編集」を意味していると言って良い。

一般的な使用法[編集]

まず、「細部の編集」の一般的な使用手順を以下に示す。

  1. 記事の編集画面において、[保存する]ボタンのすぐ上にある「これは細部の編集です」と記されたチェックボックスにチェックを入れる。
  2. [保存する]ボタンを押して記事を保存する。

これだけである。

メディアウィキ使用サイトにおいては、通常、全てのあらゆる編集行為が、その記事の履歴に記録されるほか、サイト全体で最も新しい編集5000件についてはSpecial:Recentchanges(日本語名:「最近更新したページ」)においてリアルタイムで確認することができる。また、この2つの画面とSpecial:Watchlist(日本語名:「ウォッチリスト」)においては、編集の際に「これは細部の編集です」にチェックが付けられた編集行為には、「M」という記号が付されて容易に区別できるようになっている(以下、この記号を単に「M」マークという)。

ところで、通常、各サイトの独裁者管理者たち(管理者の座を狙っている熟練利用者を含む。以下同じ)は、「最近更新したページ」を常に監視し、全ての編集に目を通している。そして、自分の意に染まない編集を取り消したり、或いはそのような編集をする利用者脅迫警告を与えたり抹殺したりすることに、自らの持てる全ての力を注いでいる。

しかし、管理者といえども万能ではない。人間である以上睡眠は取らなければならないため、一日あたりどうしても数時間は、リアルタイムでの監視が行えない時間帯が出てきてしまうのだ[1]。勿論、起床するなり即座に「最近更新したページ」を確認し、就寝から起床までに行われた全ての編集に目を通してはいるが、状況によっては全件に目を通すことができない場合がある。

細部の編集は、このような管理者の負担を軽減するための仕組みのひとつである。即ち、管理者が既に投稿傾向などを熟知しており、充分に信用に足ると考えている利用者が、自らの編集に「M」のマークを付けていれば、管理者はその編集の確認を省略することができるのだ。

もしあなたが、既に管理者から充分信用されている利用者であり、管理者の負担を少しでも減らしてあげたいと思うならば、記事全体の主題に影響を及ぼさないような編集を行う際には、ぜひ「これは細部の編集です」にチェックを入れてあげてほしい。そうすることによって、管理者がその分の時間を他の作業に割くことができるようになり、サイトはもっと良くなっていくだろう。

使用のための条件[編集]

さて、上記の使用法から、この「M」マークを適切かつ効果的に使用するためには、いくつか条件があることがわかる。それは、「M」マークを使用する利用者が、充分に管理者に信用されていること(あるいは管理者のうちの一人であること)である。

メディアウィキの仕様上、「M」マークの使用はログインユーザーのみに許されており、IPユーザーはこれを使用することができない。これは、上述の目的からすれば当然のことである。
しかし、ログインユーザーであれば誰でも「M」マークを使用して良いかといえば、決してそうではない。もしも仮に、管理者に信用されていない(或いは目を付けられている)利用者が、「M」マークを付した編集を行っていたら、管理者はその編集内容を必ず確認するだろう。そして大抵の場合は、編集の内容如何に関わらず、Mマークを付したこと自体を「自らの編集を隠蔽する行為である」と看做し、管理者はその編集を差し戻したり、利用者に警告あるいは投稿ブロックを与えたりすることになる。
(なお、「最近更新したページ」には「細部の編集を隠す(=「M」マークが付された編集を画面上に表示しないようにする)」という機能があるが、これは、上記のような編集を“隠蔽”と看做すための根拠として用いるために実装されたものである。)

あなたがもし、充分に管理者から信用されているという自信を持っていないならば、「これは細部の編集です」には決してチェックを入れてはならない。もしもチェックを入れてしまった時、それが恐らく、あなたの最後の編集(Last edit)となるだろう。

事例研究[編集]

「M」マークは、このように、信用されていない利用者が使用した場合には“編集の隠蔽”であると捉えられる。管理者がこれを発見した場合には、当該利用者を抹殺すればそれで済むことだが、管理者の睡眠中に一般利用者がこれを発見した場合には、リバート合戦に突入する場合がある。

ここで、ひとつ資料をご覧頂きたい。これは、アンサイクロペディアに投稿されたある記事の履歴を、そのまま全て転載したものである。(但し、プライバシー保護のため利用者名は全て伏字とした。また、読者に配慮し、古い履歴が上/新しい履歴が下になるように並べ替えてある。)


(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:01 検閲により削除 (会話|投稿記録) M (545 バイト) (初版)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:02 検閲により削除 (会話|投稿記録) (739 バイト) (NRV) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:03 検閲により削除 (会話|投稿記録) M (1,901 バイト) (全面改稿) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:04 検閲により削除 (会話|投稿記録) M (1,716 バイト) (加筆によりNRV除去) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:06 検閲により削除 (会話|投稿記録) (1,717 バイト) (修正) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:10 検閲により削除 (会話|投稿記録) M (1,805 バイト) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:14 検閲により削除 (会話|投稿記録) (2,303 バイト) (こんなの分量不足だっつーの) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:16 検閲により削除 (会話|投稿記録) (1,805 バイト) (2008年11月8日 (土) 19:10の版に差し戻し。) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:16 検閲により削除 (会話|投稿記録) (2,303 バイト) (検閲により削除 (会話) の 453700 版の編集を取り消し) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 19:17 検閲により削除 (会話|投稿記録) M (2,349 バイト) (半保護、プレビュー活用依頼) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月8日 (土) 21:10 検閲により削除 (会話|投稿記録) (2,829 バイト) (+ICU) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年11月14日 (金) 20:03 検閲により削除 (会話|投稿記録) M (3,625 バイト) (テンプレをはずす) (取り消し)
(最新版) (前の版) 2008年12月27日 (土) 9:55 検閲により削除 (会話|投稿記録) (14,836 バイト) (全面改稿。ICU除去。) (取り消し)



この記事では、11月8日の19:01から19:17までの約16分間という僅かな時間で、壮絶な編集合戦が行われている。この日のこの時間帯には、おそらく管理者は就寝していた可能性が高いと言って良いだろう。

特に、上から3行目と4行目にご注目頂きたい。「全面改稿」や「加筆によりNRV除去」と要約欄に記されているにも関わらず、細部の編集――即ち、管理者に確認の省略を促す「M」マークが付されている。しかし「全面改稿」は、明らかに“確認を省略して良い編集”であるとは言えず、またNRVタグの除去も、通常は第三者によってその妥当性が確認されるべき事柄であろう。
つまり、この「M」マークは、明らかに編集の隠蔽を意図したものであると考えるべきである。

その後19:17には、管理者が起床したらしく、この記事は半保護に処され、またプレビュー活用依頼のテンプレートも貼付されている。更に、作成から1時間が経過した時点において手順どおりにICUタグが貼付され、その後は編集合戦が収まっている。(但し、この記事は、ICU貼付から1週間以上が経過しても何故か削除されていないが、これは地震の影響によるものである。)

思考実験[編集]

ところで、もしも管理者の起床がもう数時間遅れ、その間ずっとこの記事が複数名により編集され続けられていたとしたら、どうなっていただろうか。

複数の利用者による編集合戦は、一種のに例えることができる。このように闇雲に版を重ねるような編集が頻繁に行われてしまった場合、アンサイクロペディアにおいては、そのような記事は必ずと言って良いほど支離滅裂なもの――或いは、その記事の執筆者たち以外には理解し難いもの――へと“成長”する。そしてその傾向は、執筆者間で編集方針についての諍いが起こらなかった場合こそ、却って顕著なものとなる。

ここで、この画像を見てほしい。


版数を多く重ねた記事。


これは、アンサイクロペディアのある記事を、サイトの外側から眺めたものである。

複数の利用者により様々な加筆が行われた結果、もはや、何が何だかわからなくなってしまっている。このような記事を、他者が理解できる形にまで改稿することは、熟練利用者であっても容易ではない。

そのような記事を管理者が発見した場合、一般的には、所定の手順を経て、このような形に“整形”されることになる。


上記の記事の整形後。


いま、あなたが熱心に毎日加筆している記事は、上記の2つの画像のどちらに近いだろうか。

例え、他の利用者との諍いも起こらず、管理者たちにも目を付けられなかったとしても、あなたの加筆は本当にその記事をより良いものにしているのだろうか。

記事が“整形”されてしまわないうちに、もう一度、よく考えてほしい。


Le Penseur.jpg この節を書こうとした人は途中で考え込んでしまいました。
続きを適当に加筆して良いかどうかは、充分よくお考え下さい。(Portal:スタブ)

脚注[編集]

  1. ^ 「睡眠以外にも、食事や排泄、あるいは学校や仕事に行ったりして、パソコンの前に座っていられない時間もあるのでは?」と思われた諸君、案ずる勿(なか)れ。彼らはそのような場合でも、常時PDA携帯電話などでサイトの状態を監視し続けており、取り消すべき編集・抹殺すべき利用者などを閻魔帳に記録しているのだ。

関連項目[編集]

  • Special:MostRevisions(日本語名:「版の多い項目」)
  • Special:FewestRevisions(日本語名:「版の少ない項目」)
  • M
  • 細部の編集 - アンサイクロペディア - 上記#事例研究で取り上げた記事。見る者を惑わす奇妙な履歴と、複数の熟練利用者による高度かつ難解な議論が展開されたノートページによって彩られている。(但し、先般、ノートでの議論に全く参加していない利用者による全面改稿が予告無く行われ、しかもその改稿内容が極めてどうしようもないものであったことから、今後この改稿の是非を問う議論が巻き起こることが懸念されている。)