私怨

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私怨(しえん)とは、人間の精神の中で産出される原石の一種である。

概要[編集]

私怨はそのままでは二束三文の価値もない石ころだが、数十個、数百個集まることで突然変異を起こし、正当性という名の光沢を帯びるようになる。その光沢を帯びた私怨から作られた伝家の宝刀印籠は、恐るべき効能を発揮する。また、人々は私怨に大義名分と呼ばれる金箔を被覆させて粉飾を行い、として取り引きに用いる。

流通[編集]

私怨の産出量は極めて多く、譴責や懲罰というツールを使うことによって莫大な量を採掘することができる。また、軋轢や齟齬と呼ばれる地殻変動が起こった場所からの産出量は顕著である。

色彩は薄暗く青白い。そのままでは無価値なので、突然変異させる他、金箔や銀箔で糊塗して、金品として流通させたり、セロハンテープで包んだりショッキングな色彩の塗料で塗りつぶしたりして宝石と偽り売り捌くのが定石である。しかし、メッキで被覆しても所詮は紛い物、優れた鑑識眼の持ち主には見破られるし、何かの拍子でメッキが剥がれてしまうこともある。そうなったら全てが水泡に帰してしまうので、粉飾には精緻な技巧と入念さが要求される。

また、流通している宝石や金に私怨が混淆しているという既成事実を援用し、本物の金品や宝石であるのに私怨と決めつけ、取り引きに応じなかったり、値下げを要求してくる悪徳業者もいる。

金箔で粉飾せず、先端を研磨剤で磨き上げ先鋭化させ、任意の人を刺し殺す石包丁にして使う用途もある。

似たようなもの[編集]