獣耳

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獣耳(けものみみ)とは、畜生の耳のことであるが、ここでは人型の獣、つまりケモノ獣人の耳について解説する。この耳はしばしばフェティシズムの対象となるため、激しい論争を巻き起こしている。その根本には論者それぞれの嗜好が絡んでくるということもあって、議論は未だ収束に至っていない。

人間に生えてくることだってある。

ふたつ? よっつ?[編集]

まず問題となるのが、獣人の耳は、ふたつがいいか、よっつがいいか、ということである。この場合、哺乳類の構成の基本に基づいて、「耳は必ずふたつだけあるに決まってるではないか、哺乳類に耳がよっつもあるわけないだろ」と断言することはできない。なぜなら、そこに、通常にはない獣耳がつくからである。

世の中には、獣人の耳の数について、ふたつの考え方があって、それは、ふたつ派とよっつ派にわかれる。この両者の間には、深くて暗い川が流れていて、どちらも、相手を相容れないとし、いがみあっている。

ふたつ派の考えとは、前にも述べたとおり、人体には、耳はふたつしかないはずだ、耳がよっつもあったら、おかしいではないか、という考え方を厳守するものである。獣人の獣耳は、頭の上部にふたつ、つくことになるのだが、ふたつ派の場合、人間ならあるべきところに人間の耳はなく、いや、そこには、なにもなく、つるりとしている。

対するよっつ派は、この、つるりとなにもないことを嫌う。人間ならあるべき場所に人間の耳がないのは、獣人が人型である以上、デザインの上で嫌悪感を感じてしまうのだという。つまりよっつ派とは、獣人が人型であることを重視する集団なのである。この場合、頭の上部にふたつ、人間ならあるべきところに人間の耳がふたつある。
狼耳の王者の風格。まさにエロス


この問題を解決する方法がある。右の画像を見てもらいたい。これでは、このおにゃのこの耳がふたつかよっつかは、定かではない。しかし、この解決方法では、ふたつ派とよっつ派をやきもきさせてしまい、結局両者の間では、対象の耳がふたつなのか、よっつなのか、さらなる熱い論戦が繰り広げられることとなり、収縮することはない。まこと、業の深いことである。


世の中はネコミミやネコミミしかないのか……[編集]

あなたは、獣耳と聞いた場合、なにを真っ先に思い浮かべるだろうか。……、おそらく、それは、「猫耳」ではなかろうか。このことは、さまざまな獣耳にフェティシズムを感じる人々を嘆かせることとなっている。もっと、獣耳とは、多様な世界であることを、あなたは知らなければならない。あなたが世の中に目を開き、敏感になったとき、そこには「犬耳」や「狐耳」や「狸耳」や「兎耳」や「鼠耳」や「蝙蝠耳」など、まこと様々な獣耳で氾濫していることを知るだろう。

ここで一番お薦めしたいのが、「狼耳」である。右の画像をみてもらいたい。エロスを体現したかのような、神々しいお姿。毛並みの艶やかさといい、しなやかな体つきといい、気高さ、風格といい、古風なことば遣いといい、まさに獣耳の王様、ベストオブケモノミミと呼ぶにふさわしいのだ。




付け耳はどうだ[編集]

牛耳カチューシャ

獣人は、生まれながらに獣耳をもっている。そして獣耳は、獣人だけのものである。よって、獣耳は、獣人意外には存在し得ない、はず。だが、世の中、色々な人がいるもので、獣耳に憧れるものの中には、獣耳をカチューシャにして頭に装着してしまうこともある。これは、当然であるが、言ってしまえばフェイク、偽物と呼ばれるべきものである。この代物を、どう扱ったらよいのだろうか、獣耳と認めるべきだろうか、認めないべきだろうか。諸説紛々で、大変な事態となっている。

肯定派は、大いに認めるべきだろう、と主張する。獣耳のかたちをし、獣耳のあるべき場所にあるものは、すべて獣耳である、と彼らはいう。可愛いんだから、たとえ偽物であっても、よいだろうし、付け乳首がもてはやされて、付け耳がもてはやされない理由がない。特殊な意見には、付け耳だけだったら受け付けないけど、付けしっぽと一緒ならエロ、大歓迎、というものがある。これらは、なかなかに、うなづける意見である。

否定派は、獣耳は獣人の特権であることを強調する。つまり、獣耳は、生物の一部であり、生きているのだ、という。生きている、本物の獣耳というのは、感情をよくあらわす。表情があるのである。喜ぶときは、ピンとたち、悲しみをおぼえると、へたり、とする。彼らは、例えば、獣人の、強がって顔には表さないけれど、本能のままにその耳やしっぽが雄弁に感情を物語っているすがたに、非常な愛らしさをおぼえるのだ。偽物が台頭し、その結果この楽しみが、なくなってしまうことを、否定派は強く恐れているのである。

顔の横についている獣耳(これは耳)

位置の問題[編集]

一般的に獣耳と言えば、必ず頭の上についているものであると認識されるが、実はこれは、完全には正しくない。人間本来の耳の位置に動物を思わせる(通常は尖った大きな)耳をつけるケースもあり、これも立派な獣耳である。特に中世ファンタジー世界に多く見られるが、これはあからさまな獣耳が「媚びている」と捕らえられるため、硬派を自称している(実際にはそうでもないのだが)ハイ・ファンタジーなどの「最後の抵抗」という側面もある。

また同じように頭部であるにしても、頭頂部に近い場所に二つ並ぶ場合と、やや離して側頭部に近い位置に並べる場合とがある。前者は猫に近いが、実際の動物の耳の位置を見れば、例えば犬などはやや側頭部に近く、耳の先端も外に開くようについていることがわかるだろう。動物らしさを求める人たちはこの点にも強く拘っている。

ここにさらに、大きな犬耳や狼耳をつける場合も散見され(実際に犬や狼の耳は猫や狐と比べて小さい)、ますます議論をややこしくしている。

猫耳の位置

関連項目[編集]

Wikipedia
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