松濤
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
松濤(しょうとう)とは、東京は渋谷区の地名。ここは、江戸時代は紀伊徳川家の下屋敷があったところであった。1876年にそれを譲られた佐賀鍋島家が茶を移植し「松濤園」という茶園を開いた。地名はそれに因んでいる。要するに、今は超高級住宅街だがもとは、のどかな茶畑だったということです。
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[編集] 超高級住宅街・松濤
松濤地区の住民にとって最寄の駅は井の頭線の神泉駅だが、渋谷駅だって使う分には不自由しない。しかし松濤の住民は、敢えて「神泉駅を使うんざます」と言いたがるような人(特にご婦人)が多い。もし神泉駅が使えなくなったら、あんな小きたない薄汚れた渋谷駅を使うくらいだったら、遠くても神泉駅の一つ先駒場東大前駅まで出歩いた方ががまだマシと思っている人は、かなりの率になるようである。それだけ渋谷駅の雑踏にたむろする若者(かつてのコギャル、チーマー、ヤマンバを含め)や、渋谷くんだりのおのぼりさんとは、徹底的な差別化を図るという意味で、際立った地域である。
渋谷駅からの道順にしたがって、いわゆる渋谷と松濤の違いを見ておこう。まず渋谷駅から。松濤の住民は東急は東急でもJRの駅に隣接する東横店には、まずどんなことがあろうとも立ち寄らない。南口の東急プラザだったら気の迷いで寄るかもしれないが、雨が降ろうが槍が降ろうが、台風大雨雷雨波浪落石警報が出ようが、東横店には立ち寄らない。寄るとすれば東急本店行きのバス(リムジン)の発着場だけである。バスに乗ったときは下界の住民を見下ろすようなまなざしで、じっと見つめているらしい。
渋谷駅ハチ公前を過ぎ、109の見えるスクランブル交差点付近を通る時は、松濤住民は目を地面に向け、できるだけ長居をしないようにそそくさと小走りで駆け抜けていく。途中にセンター街の入り口が見えるが、無視して突き進む。西武やパルコ、ロフトはこの界隈では成り上がりの西武系列資本なのでハナから相手にしない。怖ろしいことにこんなに近隣でありながらスペイン坂や、宇田川町に足を踏み入れたことのない松濤住民は珍しくないらしい。
109の脇にある文化村通りを通っていよいよ東急本店に到着する。渋谷を一望できるこの場所からが松濤住民が、自分たちの街と信じている地域である。東急グループは、その手荒な事業展開で「強盗慶太」と称された「五島慶太」により発展してきた経緯があるグループだが、ここに集う松濤住民やハイソサイエティの人々はそんなことはおくびにも出さない。マキシム・ド・パリやゴディバや紀ノ国屋本店が入ってる地下食品コーナーで「おほほほほ」と笑うばかりである。
ちなみに東急本店に隣接するBunkamuraは映画、音楽、演劇、藝術の多目的施設であり、ここでも差別化が図られている。 (このBunkamuraの前の信号を渡ってからが、本当の意味での「松濤」である)。松濤界隈は他に戸栗美術館、松濤美術館、観世能楽堂、などの文化施設が点在しており、いやでも「ハイソサイエティでない連中はお呼びでないよ」という空気がびんびん伝わってくる。特に観世能楽堂に来るような、和服を着込んで、白髪をパープルに染め、鎖つき眼鏡の縁を指でつまみあげているような初老のご婦人には注意されたし。それと松濤美術館は、アルベルト・スギ氏の複製作家で有名なあの和田義彦センセの展覧会を鳴り物入りでやったことがあるのだが、あまりに気の毒なので言及はこれくらいにしておこう。
アンサイクロペディアの「渋谷」の項目を見ると、「アニオタには入りがたいヤングの街」が「渋谷」だそうだが、「アニオタには、ヤングの街「渋谷」よりも入りがたいハイソの街」、それが「松濤」なのである。いやアニオタやDQN、2ちゃんねらーだけだはない。あの成城や田園調布のマダム、あるいは白金のシロガネーゼ、練馬のスネ夫のママですら躊躇するハイソな街、それが松濤なのである。ここから広がる閑静な住宅街に何が待ち受けているのか。
ちなみに歌手のANAL B'zのボーカルは松涛にすんでいるが移動手段は常にママチャリである。
[編集] 東電OLの亡霊
Bunkamuraを越えるといよいよ松濤である。流石に超高級住宅地である。どこかのプロ市民の強い地域のように「渋谷もんは入ってくんな!」のような立て看板があるはずもなく、なだらかな坂に沿ってお屋敷が並び立つ。そしてちょっといった窪地に広がるのが、鍋島松濤公園である。これがかつてこの地を所有していた鍋島一族の名が残る数少ない旧跡である。鍋島といえば「鍋島騒動」でお馴染みの化け猫である。その縁によるものなのか詳らかにしないが、この公園にはやたらに猫が多い。猫が寝転んだり、あくびをしたり、顔を洗ったり、幼児に噛み付いて血まみれにしているそばで、松濤のご婦人が談笑しているのは、よく見かける微笑ましい光景である。ここの猫も、鍋島家ゆかりのせいか、プライドが高いらしく、2ちゃんねらーのように「ぬこ!」と呼びかけたりすると群れを成して襲ってくるので、注意が必要である。猫耳のコスプレをしてこの公園に立ち入るなど言語道断である。
いや化け猫よりも怖ろしいことがある。いわゆる「東電OLの亡霊」がこの地域を彷徨っているという話を聞いたことがないであろうか。ハイソな松濤に隣接する地域にラブホテルで名高い円山町がある。それこそ渋谷の雑踏を抜けて、いわくありげな男女が行き交い、隠微なネオンが煌く、妖しくも蠱惑的な街である。たぎる劣情がむんむんとしている年若いカップルから、どうみてもことを行えば複雑骨折になりかねないおジイとおバアのカップルまで、国籍も、容姿も、地位も名誉も関係なく、ただただ肉欲が渦巻くのがこの街である。
不幸にも1997年に何者かによって円山町で殺害された東電OLの某女は、昼間のエリート・ビジネスウーマンの顔を持ちながら、夜は渋谷駅から神泉駅に降り立ち、神泉町・円山町そして松濤を舞台に客を取っていたといわれている。その彼女の亡霊が今もこの界隈を行き来しているというのは有名な話である。この事件により、恋愛よりも仕事に精を出す女性や、不幸にも婚期を逃しつつある女性、不幸にも恋愛運に恵まれない女性、あるいは女性専用車両しか乗らない女性、あるいはジャイ子のような相手に不幸をもたらす女、さげまん、田嶋陽子先生のようなフェミニストがこぞって可哀相!可哀相!可哀相!と結集するようになり、この地帯は時ならぬ「東電OL症候群シンドローム(佐野眞一)」に見舞われることになったのである。
こうした無敵の女性軍は、神泉や松濤住民がひるむのを尻目に、東電OLが立ちんぼしていたというこの界隈を練り歩き、彼女が亡くなったという地点に集まっては、冥福を祈る華と線香を捧げ、東電OLがダイエットのために常食していたというおでんの汁とコンニャクをともに食べて散会したと伝えられている。スタイルもセンスもよく、頭もよかった東電OLは、実は愛に飢えていたのであろう。もしオタク諸氏が殺害される前に、彼女をツンデレとして迎え入れ、猫耳をつけ、メイド服を着せて、ビジネス・エリートだけが人生じゃないことを悟らせ、そしてありあまる愛と共にアキバ名物「おでん缶」などを差し入れていたら、こんなにも無残な結末を迎えなかっただろう、と思われ悔やまれてならない。
東電OL殺害事件が世間を賑わしても、超高級住宅街・松濤のプライドとステイタスに大きな変化はなかった。却って事件に動揺を見せないその毅然たる態度がこの街の評価を持ち上げたのである。
[編集] スパ爆発その後
しかし松濤の街が抱えていた問題は、2007年に突如浮上することになった。いわゆる渋谷温泉施設爆発事故である。
話の順序からして、この街の地下資源のことに言及せねばなるまい。この地域のみならず、渋谷、いや東京全体が南関東ガス田の上に鎮座していることに注意を向けておきたい。すなわち東京都民は、いつ爆発するかもしれないガス田の上で、寝たり起きたりしているわけである。それどころか飛んだり、跳ねたり、騒いだり、バカ丸出しな事を日夜しているわけである。知らぬが仏。巨大な火薬庫ないしは不発弾が足元に在ると考えてみて欲しい。これを知ったらもう今日からは夜は一人で寝られない。
それこそガス田が地下深くあるからよいようなものを、ガス田のそばにある温泉を大規模に掘り出してリラクゼーション施設に用いようとしたことから悲劇は始まったといえようか。しかも「松濤」である。ハイソである。リッチである。何があろうとオタクは普通来ない。109より先に来ないオタクを気にせず、ゆったりと寛げ、しかも女性専用で会員制である、とすればどんな女性でも目をキラキラさせることであろう。こんなところを狙い目にして「松濤温泉シエスパ」が開業したのは2006年1月のことであった。
しかしその翌年2007年6月19日に松濤に衝撃が走った。超高級住宅街・松濤を揺るがす大爆発である。Bunkamuraや東急本店にいた松濤住民は何事かと、みな慌しく外へと飛び出て行ったという。特に東急本店に向かうための連絡バス(リムジン)に乗っていた人々は皆顔を突き合わせ、驚きのあまり「バスガス爆発!!!」と叫んだと言われている。(水を差すようだが正確には「スパガス爆発」だよなぁ、常識的に考えて・・・・)。ちなみにゆりしーこと落合祐里香は、かねてからとんでもない不幸体質で有名であったが、この事故の後、ここのスパの常連だったことが発覚。初めのうちは「ゆりしーカワイソス(´;ω;`) ブワッ」と言っていた多くのファンも、彼女のとんでもなくとんでもない不幸体質に恐怖を覚え、距離を置くようになったと言う。
かくして松濤は爆発危険地帯となり、「良い子はここより先に入りません」の表示がされるようになったのである。そして松濤を訪れる人々は、いつ爆発するかいつ爆発するかと妙に神経質になり、防災頭巾やヘルメットを常時持ち歩くことが目だって増えてきたという。それとこういう時分に、風船をパンッと割ったり、ハリセンチョップでパンッと音を鳴らしたりするような輩は、個人的には訴えられても仕方ないと思う。
ところで「松濤温泉シエスパ」で起こった事件なのに、なぜかウィキペディアでは渋谷温泉施設爆発事故と項目が立てられている。「スパ」が「温泉」に置き換えられていることはまあ良しとしよう。「松濤」ではなく「渋谷」が置き換えられているところが妙に引っ掛かるところなのだが、これを不思議に思うのは執筆者だけなのであろうか?
[編集] 補足・松濤における法の華
そういえば余談だが、松濤にはあの悪名高い宗教法人「法の華三法行」の本部があった。2000年6月に詐欺の容疑で逮捕されるまで、教祖の福永法源氏も、ここで足裏診断や、お布施の徴収や、信者と共に「最高ですかー!」の連呼をして、わが世の春を謳歌していたらしい。もちろんハイソな松濤のご夫人方も、鍋島公園の猫も、あの東電OLも、道すがら福永とその信者の「最高ですかー!」の雄たけびを耳にしていたはずである。それよりなにより連中が「最高ですかー!」と歓声を上げた時、その瞬間に、松濤温泉シエスパがばーんといきなり爆発したらイヤだろうな。逮捕されて良かったよ。
[編集] 関連項目
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