新婚さんいらっしゃい!

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新婚さんいらっしゃい!(しんこん - )とは、文楽と並ぶ上方古典芸能の一つである演芸様式のこと。

概要[編集]

幾多の上方古典芸能の中でも最も安定した様式を備え、大阪において最高の格式を持つ伝統芸能として君臨している。日本中によく認知されており、全国各地で巡業公演が行われ、テレビでも朝日放送テレビ朝日系列で広く中継される。男女1名ずつ3組、計6名により技芸を行う。特筆すべき点として、男女3組のうち稽古を積んだ入門済演者は1組だけで、他2組は、契りを結んだものであるなら誰でも参加できる可能性がある一般の演者である。これは茶道の一期一会の概念に強く影響を受けたものある。従って茶道と同様に一般人も自由気ままにできるということでは決して無く、一定の型による所作が求められる。一般演者は日本在住の契りを結んだ一対であれば一つの例外もなく完璧な作法を行うことが可能であるとされるがこれは建前で、実際の所は演者の世間体や面子を守るために猛稽古が行われる場合が殆どである。

演芸の流れ[編集]

新婚さんいらっしゃい!演芸は一つの例外もなく、以下の順に展開される。これほどまでに固定化された様式美は、アヘアヘアメママン大甲子園でも見られることは無い。

壱の御顔合せ[編集]

  • いちのおかおあわせ。茶道に影響を受けた部分である。
  • 入門演者1組と一般演者1組が漫談する。両者共に技芸を発揮する唯一といっていい場であり、いかにして様式的に美しくノロけ、様式的に美しくツッコミ、様式的に美しく転ぶかを鑑賞して楽しむ。
  • 技芸を演者が行った際には拍手を送るのが紳士淑女のたしなみである。

弐の御顔合せ[編集]

  • にのおかおあわせ。壱の御顔合せと同様に茶道に影響を受けた部分である。
  • 入門演者1組と一般演者のうち他のもう1組が漫談する。壱の御顔合せと同様に、両者共に技芸を発揮する唯一といっていい場であり、いかにして様式的に美しくノロけ、様式的に美しくツッコミ、様式的に美しく転ぶかを鑑賞して楽しむ。
  • 技芸を演者が行った際には拍手を送るのが紳士淑女のたしなみである。

御口休め[編集]

  • おくちやすめ。一般演者は漫談を比較的休めることができる場である。
  • かつては御絵合せ・御影御開帳を行うことを通じて重要な儀礼の一つとして認識されていたが、より土着信仰と切り離して技芸発露に重点をおくことで純粋な芸能としての格調を高めることを目的に、御帯引き・御枕授りを通じた作法へと簡略化された。以下ににそれぞれの作法を概説する。

御絵合せ・御影御開帳[編集]

おえあわせ・みえいごかいちょう。平安貴族の貝覆いの伝統を受け継ぐ儀式で、全ては仰々しく行われていた。先攻を決めた赤いハートがついたステッキは大阪においてはイギリス元首が戴冠時に持つワンドと同格とみなされ、メタリックな容器からこれを引いた一般演者は、演目の進行上多大な注目を引いた。その後、格調高い関西各家電メーカーの製品等が描かれた絵札の絵合わせを行った。
その後、球状の厨子に安置された御影を開帳する。御影と同じ御絵札を持った組には飛行安全・娯楽旺盛のご利益があるとされ、信仰の対象であった。
最も伝統に則った古式新婚さんいらっしゃい!では、ご開帳を受ける御影はたわしと定められていた。これは作法が変わった現在でも固定化されている。今様様式として、まれに耳かきや、枕等にして意表をつく場合もあったが、近年では古典芸能としての格式が以前にも増して強く支持されているため好まれず、一切行われていない。

御帯引き・御枕授り[編集]

みおびひき・みまくらさずかり。御絵合せ・御影御開帳に代わって定められた儀礼。これも江戸時代に確立された帯取り廻しの伝統に則った作法である。
艶やかな色の数本の帯から選び、前述の経緯によりご利益のあるご神体として確立されたたわしを引く儀式を行う。その後、演者には子孫繁栄のご利益のある枕、イエスノーまくらを授かり、演目はお開きとなる。

演出技法[編集]

新婚さんいらっしゃい!の要は、円熟した技芸にある。40年近くの間、2000回以上の本公演を経て確立された伝統芸は変わりゆくこの世において貴重な文化遺産としてユネスコも注視している存在である。技芸は高度に体系化されているが、「相槌3年茶々8年、椅子転びには15年」とされ、単純な技芸であればあるほど取得には困難を極める。

次に、一般演者においても、個々の人生経験を生かした円熟性のある漫談術を求められており、門戸は開かれているとはいえ実際に参加することは極めて困難である。選ばれたナチュラルな人材しか、舞台へ立つことを許されないのである。

そして、全ての技芸を収斂し様式美の高みへと誘う掛け声が「新婚さん、いらっしゃ~い!」であり、この演芸様式を揺るがぬ伝統芸能としている。

舞台芸術[編集]

美しい舞台芸術も新婚さんいらっしゃい!の見どころである。

小道具・調度品等は歴史的美術様式である1970年代様式で統一されている。とりわけ技芸の命といえる丸椅子は現存しているものを確認することは難しく、同じく現存例である梅田大阪駅前第一ビル内にある複数の純喫茶[1][2] 内の現存物と共に、横山ノックによりワッハ上方指定文化財として登録されている。

また、舞台背景をシンプルな無地とすることが多い。ピアノ発表会における舞台と同様の効果で演者と道具を引き立たせることに成功しており、吉本新喜劇の顔ぶれすら内場や子藪ところころ変わる最中でも、安定した雰囲気作りに寄与している。

人物[編集]

現在公的に認められた技芸継承者は、桂三枝改め六代・桂文枝と山瀬まみである。

それぞれ創作落語のルーキーとして、あるいは売れっ子バラドルとして話題を集めた人物であったが、現在では大師匠、あるいはガッテン叩きとしての活動以上に、こちらの新婚さんいらっしゃい!演者としての演技がメインになっている。椅子転倒を極めた「いらっしゃ~い」の人である桂文枝、長い経験によりアシスタントとしての枠に留まらない高度な技を見せる山瀬まみとして、共に伝統芸能の維持と発展に尽力している。

かつての技芸継承者としては片平なぎさ岡本夏生が、また、現在、藤井隆陣内智則が見習いの技芸入門生として知られている。

関連項目[編集]