故障

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故障(こしょう)とは、物が何らかの異常を示している際に、持ち主が自分でそれを直す気のないことを表明するときに使う言葉である。

ちなみに、ここの項目では「故障」という言葉を解説するのであり、安直な自己言及ページではないので注意されたし。

お前らはもういらない[編集]

あなたがお使いの機械類、たまに動きが悪くはならないだろうか?接触が悪い?水が入ってしまった?原因はいくらでも考え付く、しかし、多くの場合はなぜ動きが悪いのか原因は思いついても、直す方法は思いつかないものである、直す方法が分かったとしても、自分ではできないしやる気も無い。修理に出すより新しく買った方がいい、というか安くつく。

というわけで、叩けば直るかもしれない機械類を「イカレちまった」と決めつけて新しいものを買うための言い訳に使用するのが、「故障」という言葉である。

また、自分の中の「もったいないお化け」を押さえつける言葉でもある。たとえば、今の小型軽量機種の時代にそぐわない上に、なんか変な色をしているだいぶ型落ちの携帯電話を持っていて、しかもそろそろ壊れてもいいはずの頃だというのに、人間でいう老害のようにその携帯がこの世にへばり付いていた場合、愛着というものもあって、なかなか捨てられないというのが人の情である。しかし、やはりなんと言ってもダサい、やっぱり買い替えようという時に、心の中のもったいないお化けがチクチクと心を刺す、そんなときに、「故障してしまったんだ、うん、間違いない!!」と思い込むことによって、もったいないお化けを心の中から追い出し、買い替える決心を付けさせる言葉なのである。

また、「壊れる」と「故障」の大きな違いは、前者は壊れているからこその美、つまり完璧ではない部分を愛でたり、そこに無限の可能性を見出したりすることができること、つまり口の部分が欠けている信楽焼は、わびさびの精神を具現化しており、一種の芸術を名乗ることができるが、故障した家電製品は何の役にも、インテリアにもならない、ただスペースをとるだけのものという所である。古くから日本人は壊れたものや、何もない空間を芸術の一種として好んでいたが、世界中どこを見渡しても、故障した物を愛でる文化はない。

機械以外でも……[編集]

今はどこも不況である、正社員とて安心はできない、リストラという怪物がいつあなたの脚に噛みついて闇に引きずり込むかは分からないからである、そういったことから怯えながら日々を過ごし、心が麻痺してしまった者も少なくないのが現実というものだ。

また、社会全体を大きな一つの機械と例えるならば、あなたは良くて歯車、多くの年収500万円以下のサラリーマンはさしずめボルトといったところだろう、考えてみてほしい、あなたは機械のボルトが一個はずれていた、または途中でポッキリ折れてしまっていたらどうするだろう?

ただ新しい部品に取り換えるだけだろう、はずれかけていただけなら誰かが優しくスパナで締めてくれるかもしれないが、はずれて何処かに行ってしまったのなら直しようがない。社会、会社も同様である、あなたがもし無能な働き者と判断されれば、つまり、「はずれてしまっていたら」経営者から「こいつは故障しているんだな」と判断され、新しい部品に取り換えられてしまうのである、悲しいことだがこれが資本主義というものである。

また、家庭内でもこれはいえる、あなたの家に壊れた家族はいないだろうか?に溺れた父親、ジャニーズに耽溺する母親、インターネットに狂う息子、快感に狂うムスコ……こういった家族は、機械的に見れば、「狂って」おり、すなわちこれは故障といえる、しかし大きく機械と違うところは、取り換えたくても取り換えられないことである、単純に機械に例えられないほど現実は厳しいことこの上ない。

さらに酷いのが、人間のエゴに振り回される生き物たちである、特に競走馬などは、無理に品種改良で細くされた脚はただでさえ折れやすいのに、中年オヤジたちの欲望のために酷使され、一度転んで折れてしまえばいくら名声を得ようとお払い箱である、一度転んで骨を折った馬は、ほとんどの場合傷口から菌が入って死んでしまうか、一生まともに歩けなくなるかだが、運良く治った馬も筋力が落ちてしまってもう競争に勝つことはできない。つまり人間からしたら単なる肉の塊に過ぎなくなってしまう。

それから馬たちがどうなるかといえば、答えは簡単である、だ。走れない馬は家畜に過ぎない、殺されてミキシングされて塩を加えられて缶に詰められて店に並ぶ、そう、故障してしまった馬はお馴染みコンビーフになるのだ。

故障した人間が増えていくこの世の中で、人間も故障した馬たちのようにならないという確証は一つもない。

関連項目[編集]

Wikipedia
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