捏造 (人名)

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捏造(ねつぞう、でつぞう)とは、日本人男子に過去に良く使われていた名前のひとつである。

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捏造が放った発言は、後世の物好きのために、有志たちによって「Unquotable/架空の人物」へ収録されています。

歴史[編集]

漢字の意味としては「捏」が"ひねる"あるいは"土をこねる"という意味、「造」は広く知られている意味の通りである。

ともに文字自体は他の漢字が中国から日本にもたらされるとほぼ同時期に伝えられ、その歴史は古い。 その後、その漢字の意味から鎌倉時代の頃から陶工を中心に名前として使い始めたとされているが、使用が開始された時期については諸説あり、はっきりしない。

その後、陶工以外でもこの名前が広く使われるようになり、江戸時代末期、1847年に幕府が行った「藩勢検分」(現在の国勢調査)によれば、全国であわせてよく使われる名前の上位89位にランクされてた。 しかしながら明治維新とともに、外国語を和訳して使われはじめた頃から、この名前は悲劇の一途をたどることになる。 "concoction"、"fabrication"などの英語の和訳にてこずった明治初期の有識者らによって「事実と異なることを、さも事実のように作り上げる、でっちあげることは『ひねって作り上げること』である」と解釈され、前述の英語に"捏造"があてられてしまったからである。

このため、捏造は"でっち上げること"の意味として定着するにいたり、その後出生した男子につけられることは激減してしまった。大正10年に行われた人口実勢調査(これも現在の国勢調査にあたる)では、247位まで落ち込んでしまった。人名は歴史や世相とともに、使われる漢字や読みが変化する事が知られているが、ここまで使用が低下する例は極端である。

現在[編集]

現在では、捏造の意味が定着してしまったことに加え、女子の名前でよく使われていた漢字「子」が使用されなくなったことと同様に漢字「造」が使われなくなったこと、さらにマスコミでの記事の捏造問題もこの名前の減少に拍車をかけ、2005年に行われた国勢調査では、ついに上位1,000位以内からも外れてしまい、実際にこの名を名乗っている人を見かけることはほとんどなくなってしまった。また、たとえ本名が"捏造"でも、言葉の持つ否定的な意味を嫌い、通称を名のる事がほとんどなので、現在では絶滅しているに等しい状態である。

復活運動[編集]

2002年、愛知県常滑市の陶工・佐々木捏造氏らによって「この由緒正しい名前を後世に残そう」という運動が起こり、全国の陶芸家らにこの名前の復活と、「でっち上げること」で広く知られている言葉意味を変更するための呼びかけを行っているが、公共団体や一般企業の粉飾決算、そしてそれを伝えるマスコミ自体の記事捏造問題が社会問題となり、目立った成果を挙げるには至っていない。