打ち切り (漫画)
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
連載漫画における打ち切り(うちきり、くびちょんぱと読む場合もある)とは、お客(ガキ)様は神様です至上主義における現代の出版業界で、人気の低迷、作品の迷走、作者のギブアップ、作者の逮捕、その他大人の事情により、作者の意図しない展開で連載の最終回を迎える事項を指す。
大きく分別して「短期打ち切り」と「長期連載の打ち切り(疑似円満)」とに分けられるが、あるひとつの例を除いてここでは主に、短期打ち切りについて言及する。
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[編集] そもそも短期打ち切りとは?
前述の「お客様は(略)」を強引に押し進め、次々と新しい連載作品を投入するものの、将来有望な新人不足の嘆かれる昨今、そうアタリが出る訳でもなく、短期打ち切り漫画は毎年毎年ゴミのように量産される。この傾向は特に、何処とは言わないが某出版社の某週刊誌で顕著である。
しかし中には、その救いようのない内容や画力の稚拙っぷり、或いは作者のアレっぷりから、短期打ち切り作品であるにも関わらず糞漫画愛好家から支持され、知名度の高い作品が存在することも事実である。
[編集] 短期打ち切りの種類(打ち切り形態別の分類)
打ち切りのバージョンに関しては、大きく以下のように分類される。
[編集] 「俺達の戦いはこれからも続く!!」型
短期打ち切りで一番多い技法。チョーシこいて風呂敷を広げてしまったものの打ち切り通達が来てしまった為、キリの良いところで連載を終了させ、「俺達の戦いはこれからも続く!!」で締めるパターンが多い。勿論伏線は、基本放ったらかしである。
なおこのパターンで終了し、更に赤マルジャンプで補完ページまで貰えた筈の『P2! - let's Play Pingpong! -』では番外編としていきなり3年後を描き、またしても「俺達の戦いはこれからも続く!!」をやってのけた希有な作品である。
- 主な作品
[編集] 「俺達の日常はこれからも続く!!」型
「俺達の戦いはこれからも続く!!」型の亜流。伏線の余り多くないコメディ作品やギャグ漫画等によく見られる。基本的に1話か2話あれば簡単に完結できるので、前述ジャンルの作品には最も良く好まれる。
- 主な作品
- バレーボール使い 郷田豪
- 太臓もて王サーガ
- メゾン・ド・ペンギン
- MUDDY
- 私立ポセイドン学園高等部 (歓喜)
- エム×ゼロ
- 初恋限定。(俺達の初恋はこれからも続く!!)
- サムライうさぎ(俺達の子作りはこれから始まる!!)
[編集] 作者体力(精神力)限界型
作者の体力、及び精神力が連載について行けなくなった為、やむなく連載を終了する技法。これは「俺達の・・・」型や後述型と組み合わせて使用される場合が多い。
- 主な作品
また連載そのものは終了させないものの長期休載の繰り替えしが原因で、最早何をやっているのか判らない程迷走しているケースが多いのもこの技法の特徴である。
- 主な作品
- HUNTER×HUNTER
- D.Gray-man
- BASTARD!! -暗黒の破壊神-(長期休載を繰り返しただけでなく、週刊少年ジャンプ→週刊少年ジャンプ増刊(今の赤マルジャンプ)→週刊少年ジャンプ(月一連載)→ウルトラジャンプと掲載雑誌を次々と変えたことでも有名である)
[編集] 「ソードマスターヤマト」型
別名、「ちょwwwアリエナスwwwww」型。短い"打ち切り猶予期間"中(大抵1週か2週)でほぼすべての伏線を無理矢理回収し完結させる、高度な技術を必要とする技法。名前の由来は、たった3ページですべての伏線を回収し物語を完結に導いた神作品『ソードマスターヤマト』より。
たまーに、回収し忘れた伏線が無い事もないのだが、そこらへんは黒歴史として見なかったこととするのが正しいマナー。
- 主な作品
- ソードマスターヤマト
- BLUE DRAGON ラルΩグラド(尤もタイアップ元の毎黒ソフト側でも、この漫画の存在は黒歴史となっている)
- 重機人間ユンボル(人気漫画家が突き抜け打ち切りとなる事を、この作品にちなんでユンボると言う)
- カイン
- うえきの法則+(打ち切り猶予期間は4~5週か。「作者体力限界型」であるという説もある)
- サンデースノート(中の人がジャンプに復帰するから、という説もある)
- しろがねの鴉
- 女王騎士物語
[編集] 「第一部・完!!」型
別名、「ディスク2に入れ替えてください」型。散りばめた数多の複線を回収するどころか、最終回においてさらに盛大にばら撒き、すさまじく壮大なスケールの物語が始まるように見せかけて、終わり。ソードマスター・ヤマト型の対極にある処方まだまだ話が続くような雰囲気で読者の感覚を麻痺させるのがこの手法の主眼であリ、打ち切りであることを読者に気付かせない作者の巧みな手腕画要求される。やりたいように漫画を描いて、やりたいように終わらせることができる画期的な手法。
ただし何度もやり過ぎると読者からの期待がまったくなくなって、ファンレターの数も激減することうけあい。
- 主な作品
[編集] 「プリンセス・ハオ」型
別名、「ちょおまwwwwwww」型。すべての伏線を放り出し、打ち切り上等とばかりにやりたい放題やって打ち切られる。普通のファンはこんな結末望んでないだろという思考の、更に斜め上をいく技法。
名前の由来は、武井宏之の代表作『シャーマンキング』より来ているが、ここで重要なのはシャーマンキングは短期打ち切りではない(詳細は後述)ということである。その為マンキンファンの間では強烈なトラウマを引き起こし「プリンセス・ハオ病」患者が激増したという。
これをやらかすと今後の漫画家人生にも重大な汚点を残す可能性がある為、大御所以外の作家は注意が必要である。
- 主な作品
- シャーマンキング
- ベルモンド Le VisiteuR
- タカヤ -夜明けの炎刃王-
- まんゆうき - ばばあとあわれなげぼくたち -
- K.O.SEN - 超展開→超・無理展開→夢オチ→「俺達の戦いはこれからだ!」を網羅した希有な作品。
蛇足ではあるが、編集長としての活動でこれと同様の展開で更迭された人物もいる。
- 主な人物
- 茨木政彦 - 5年間の編集長在職中(因みに前編集長死去によるタナボタ就任)『DEATH NOTE』しかヒットを出せず、やりたい放題やった上最後に不良債権を投入し打ち切られた。
[編集] 年表型
本来展開する予定だったものを、最終回に突然年表にまとめて打ち切られる技法。その性質上、一度しか使用することが出来ない。これをギャグ漫画である武士沢レシーブがやってしまった為、後続の作家はこの技法を使用する事が出来なくなってしまった。
余談だが『ボボボーボ・ボーボボ』のファンブックで、作者の澤井啓夫が自らの年表を書くギャグを披露していた。その2007年の欄に「我が人生に一片の悔い無し」と記されていたが、その通りボーボボは2007年で疑似円満による打ち切りを喰らってしまったことは、澤井予言者説という観点から特筆すべきである。
- 主な作品
- 武士沢レシーブ
- ボボボーボ・ボーボ本(ボボボーボ・ボーボボファンブック)
[編集] ネ申
この領域まで達する事の出来た漫画家は、現時点でひとりしか存在しない。まさに現人神である。
- 御名
[編集] 特別な打ち切り
打ち切りの中には特殊な名称が付けられているものがある。
[編集] 突き抜ける
連載開始直後から「糞」の烙印を押された漫画が、10週前後で打ち切られる事を、突き抜けると言う。これは、ネ申の領域にまで達したあのお方の作品から付けられた名称であることは言うまでも無い。
- 主な作品
- ロケットでつきぬけろ!
- NUMBER10
- HAND'S -ハンズ-
- 重機人間ユンボル(この作品に関しては前述の通り、人気漫画家が10週打ち切りという特殊なケースを残した為ユンボるという名称も存在する。)
- K.O.SEN
- MUDDY
- マグロ一本釣り伝説 じょっぱれ瞬!(この作品から、週刊少年マガジン連載の漫画が10週前後で打ち切りになるとじょっぱると呼ばれるようになった。)
[編集] カトブれる
突き抜けと同じく第1話からネタ扱いされた漫画が、15週前後で打ち切られる事を近年、カトブれると呼ぶようになった。要は突き抜けと同じく1クール打ち切りなのだが、改変期の都合で出世魚のように名称が変わるようになった症例。広義では、1度目の改変は様子見になり2度目の爆死になった連載のことも指す動きがある。語源は、15話きっかりで打ち切られた某ネタ漫画より。
- 主な作品
- 瞳のカトブレパス
- 斬
- ベルモンンド Le VisiteuR
[編集] 余談
[編集] 長期連載での擬似円満打ち切り
冒頭で述べた通り「打ち切り」という言葉は短期・中期連載に対して使用されることが多い。
長期連載、特に雑誌の人気に貢献をした作品に関しては打ち切り枠とは別に「疑似円満」という枠が用意される。これは通常の打ち切り(終了3週ほど前の通達)とは違い、ある程度(数ヶ月程の)時間を持った形での打ち切り通達になる為、常人から見て不自然でない程度の連載終了を迎えることが出来る。
- 主な作品
この「疑似円満通達」が来ていたにも関わらずそれを無視し、シャーマンキングが「プリンセス・ハオ」を引き起こしたことは有名である。作者武井がこのような奇行に及んだ詳しい理由は不明だが、最終回に描かれたミカン(未完)には、打ち切りに対する無言の抵抗の意味が込められているのかもしれない。
[編集] 掟破りの逆打ち切り
通常、打ち切りとは出版社による連載強制終了であり、逆に執筆側が連載を強制終了すると言うのはまさに掟破りの行為である。しかし、実際にそれが成されてしまうと、最終回の最終コマに「第一部・完」と言う未練がましいクレジットが出版社側によって挿入される事になる。
- 主な作品
- SLAM DUNK 第一部
- 本気(マジ) 第一部 - 程なく第二部が始まった。
- セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん - 最終回で第二部開始、完全版で第三部開始という希有な例。
- 白亜紀恐竜奇譚 竜の国のユタ 第一部 - なぜか、「D-ZOIC」にタイトルが変わって第二部が始まった。
たまに普通の打ち切りの場合にも「第一部・完」と言うクレジットが出版者側によって挿入される事もあるが、その理由についてはお察し下さい。逆に「第一部・完」と漫画には描いてあるのに、「ご愛読本当にありがとうございました。○○先生の次回作にご期待下さい」とのクレジットが出版社によって挿入される事もあるが、その理由についてもお察し下さい。
- 主な作品
[編集] 関連項目
| 「 打ち切り (漫画) は、漫画関連の書きかけ項目です 」 「 書きかけとかつまらないとかはどうでもいい、打ち切り (漫画) に加筆するんだ! 」 (Portal:スタブ) |

