手抜き工事

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手抜き工事(てぬきこうじ)とは、建物の方々で「手を抜く」という設計建築手法を導入する事で、積極的にコスト削減を目指す施行様式である。資材の量を減らす場合と、人件費を減らす場合の2種類が存在する。

概要[編集]

手抜き工事では、従来工法で余剰な部分を極限以上に省くことでコスト削減を目指す建築設計手法である。これらでは、極限まで同手法によるコスト削減を追及する事で、建物の軽量化や建物内の容積の拡大といった利点も付随してくる。

この建築手法のもっとも特徴的な思想としては、建材の削減が挙げられる。例えばビルを建てる際に鉄骨の量を削減したり、コンクリートの使用量を減らしたり、または施行期間を減らすために一部の段階を完全に省いてしまったりする。例えば東京タワーでは、鉄骨を組んだだけで鉄筋コンクリートによる壁を設けなかったため、総工費がわずか28億円(1958年当時)で、この半分にも満たない高さしかない霞が関ビルディングの総工費約1050億円(1968年当時)よりも圧倒的に廉く建ってしまっている。

後にこの手法は1980年代にはポストモダン建築の一様式として方々で取り入れられ、神戸などでは更に建築コストの削減を目指し、地球に優しいリサイクル建築として、柱の中心を空き缶を詰め込むという施行も行われた。

問題点[編集]

しかし1995年に阪神・淡路大震災が発生、従来より「地震は少ない」と見られて設計基準が緩かった神戸市を中心に、この軽量かつ低コストな建築物の一部が、倒壊するという問題が起きた。

もちろん同震災は施行業者にとっては想定の範囲外であったのだが、建てる時にはコスト削減で安く作ってくれと熱望していたはずの施工主が、あろうことか建築業者側に責任を擦り付ける形で不動産管理者としての責務を放棄、これに賃貸契約者側が便乗する形で業者側を詰ったため、次第にこの工法は廃れて行った。

耐震偽装[編集]

この問題に関して、東京の設計業者が2000年ごろに新しい方法を考案した。それは建築段階で手を抜くから非難されるのだという着眼点に基き、設計段階から図面上で「手を抜くべき場所」を指示したのである。これによれば、壁や柱が2~3割程度削減でき、マンションやビルの室内が広くできるという利点もあった。

しかし東京や神奈川では東海地震が予測されていることから強度面での基準が高く設定されているため、この建築による建物は壊れやすいのではないかと不安を覚える肝っ玉の小さい人もいる模様だ。これらの人は悪徳商法だ・殺人行為だと、設計者を罵っている。しかし資本主義の原則からいえば、施工者側もコスト削減の恩恵を受けているため、若干微妙である。

関連項目[編集]

この船では、コスト削減に救命ボートと乗員の訓練期間が減らされていた。
施工そのものを削減して、金銭を要求する全く新しい商売。
ビーダルメインの話で姉歯建築が登場した。