忍者戦隊カクレンジャー

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『忍者戦隊カクレンジャー(にんじゃせんたい-)』とは、アメリカのTVドラマ「マイティ・モーフィン・エイリアンレンジャー」を逆輸入した、特撮忍者コント番組。日本の戦隊ヒーロー第18作である。

概要[編集]

発端[編集]

カクレンジャーの5人。左端は黒子ではない

本作はもともと、日本に先駆けてアメリカで玩具展開が行われた。

さかのぼること2作前の第16作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』は、アメリカで「パワーレンジャー」としてリメイクされ人気を博していた。こちらでは児童層の視聴率が91%というスペイングレンダイザー並みの爆発的ヒットを飛ばし、続く17作『五星戦隊ダイレンジャー』も中華風のノリがスマッシュヒット。向こうの白人黒人様からは、イエローモンキーが何ニーズかなんていちいち気にしないのである。俺らがアイルランドイギリスの違い付くか?そして調子こいたアメリカ側の製作者は、ダイレンジャー編の中盤の頃には既に次回作を考案していた。手っ取り早くアメリカの子供に受ける題材は何か。会議を重ねた結果、当時大ヒットしていたニンジャタートルズに便乗する形で、「マイティ・モーフィン・エイリアンレンジャー」の企画が通ったのである。エイリアンである。そう、エイリアンなのである。外人にとっての忍者のイメージってそのくらい現実離れしているのだ。[1]

この「マイティ・モーフィン・エイリアンレンジャー(以下MMAR)」のコンセプトは、アメリカ人の視点から見た忍者文化である。もちろん、彼らがまともな忍者のイメージなど持ち合わせているわけがないのは重々承知である。俺らが「インド」と聞かれたら、ヨガカレー民俗舞踊しか出てこないのと同じである。しかし、その「まともなイメージを持ち合わせていない」ことが重要な点となった。本作(MMAR)は、いかにアメリカ人が間違った忍者、ひいては日本の文化を持っているのかをこれ以上ないくらい懇切丁寧に描写。その結果、アメリカ人の子供たちは拍手喝采、大きなお友達は爆笑、日本人は噴飯という実に分かりやすい反応を得た。

MMARが史上最大のヒットを飛ばしたのを受けた東映の戦隊ヒーロー制作班はすぐさまスタッフを呼びつけ日本語字幕版でMMARを視聴、即座に大爆笑、何人かは笑いすぎて顎を外したり横隔膜痙攣を起こしたりして病院送りになった。かくしてこのアニメは間違ったアメ公のイメージを笑いもの…もとい文化人類学的見地から検証する「スーパー戦隊コント」として、『忍者戦隊カクレンジャー』の名で日本版が放映されることになった。

特徴[編集]

本作の戦闘シーンの一例。

MMAR時代から共通している通り、本作は西洋文化圏における日本文化の誤認…じゃない、継承にかんして描かれている。文化という物は受け継ぐ側によって方円の器に従う水のように変わりゆくもので、テンプラ日本料理になったり馬術着だったチャイナドレスがいつの間にやら中国の象徴みたいになったりと、元の文化を作った生活圏の人々からは想像がつかないような変化が行われる。そんな文化の一つである忍者を「NINJA」として扱ったのが本作である。

従ってこの番組では、現在のステレオタイプ化した「忍者」を徹底して皮肉っており、当たり前のように変身、分身するのは日常茶飯事。戦隊ヒーローのお約束である巨大ロボットから足を生やすという驚異的な「忍術」で作り出し、しまいには自分たちが巨大からくりに変化。ここまでくると、もはや魔法のレベルである。[2]こうした「わからないことは何でも魔法にしてしまう」という発想は、いかにも西洋のものと言えるだろう。

更に、悪役も画期的である。本作の敵キャラは妖怪であるが、アメリカ人が妖怪と言われても思い浮かべるのはドラキュラ狼男フランケン行くぞ三匹ついてこいうるさいまともにはじめなさいよ的な連中であろう。[3]それでは面白くないため、アメリカ版MMAR制作班はひたすら日本から取り寄せた妖怪文化研究の教科書『ゲゲゲの鬼太郎[4]を連日読み込み、「オー、ジャパニーズヨーカイ、フクザツカーイキ」などと肩をすくめつつ何とか形にした。

その結果出来上がったメリケン妖怪は、西洋文化圏にウケるように作られた結果、とても名前と外見が一致しないようなキショい連中だらけになってしまった。どんな脳をしていたら、アズキアライゴミバケツになって、モクモクレン露出狂ジェイソンに変身し、カマイタチ戦闘機に取り込まれるんだ。こうした画期的なデザインは、作中では「妖怪が現代文化に合わせて進化していくうちにこうなった」とされるが、これはすなわち口伝えでの伝承たる「妖怪」の文化が、時代や文化圏に合わせて変化していくことをメタ的に表している。

あらすじ[編集]

ベベンベベンベンベン! はるかイニシエのジダイにフーインされたヨウカイグンダン! 人類は平和なジダイをオーカしておりました。しかしある日ある時ある場所で、ヨーカイのフーインが解かれてしまったもんだからあらタイヘーン! カクレンジャーは再びケッシューして、悪のヨーカイグンダンをォ、ア、セイバイするのでェェ、ごっざいまぁぁーす!

主な登場人物[編集]

変身に使用されるドロンチェンジャー。行楽地のお土産ではない

カクレンジャー[編集]

ニンジャレッド/サスケ
主人公だが別にリーダーではない。特技はワケミのジツ。猿にちなんで孫悟空ということか。
視聴者からは結構な割合で「カクレッド」と呼ばれるが、核実験を強行する敵幹部と戦ったりはしない
イメージアニマルはで、を掻いて「はぁ~かいケツ」と言うのが口癖。獣将も「レッドサルダー」と、全力でサルっぷりをアピールしている。
ニンジャホワイト/鶴姫
鶴姫って忍者か? まあいいや。忍者戦隊のリーダーであり、メンバー最年少。これは、今までのパワーレンジャーが「いつも男ばかりえばりくさっているのはポリティカルコネクトに反する」という意見が出たからであり、ある意味アメリカらしいといえばアメリカらしい。ただ、他の4人が脳味噌を犠牲にして忍術を得たような連中ばかりなので消去法で彼女以外リーダーがいないという考えもある。ガラスの天井は厚く厳しい。
真田十勇士が3人もいるんだから、真田幸村の子孫にでもしといた方がよかったような気もするが、どのみちそこまで知ってるアメリカ人がいるとも思えない。鶴姫なんてオリキャラだと思ってることだろう。ちなみにこのネタは後に『こち亀』のアニメスペシャル回で拾われる。
イメージアニマルは捻りもなく。獣将「ホワイトカーク」を駆る。確かにツルはカクとも読むけれども、どうにかならんかったのか。
ニンジャブルー/サイゾウ
だから講談でクールキャラの才蔵。ただしキザでバカで軟派。妖怪を開放した原因その1。
追手内洋一レベルに運が無く、大抵コイツだけひどい目に合う。
イメージアニマルはサイでもゾウでもなく。コイツのメカは「ブルーロウガン」。狼牙と狼眼のダブルミーニングであり、一人だけ格好良い。狼というか犬耳だけどね。
ニンジャイエロー/セイカイ
なぜイエローなのにセイカイ。そもそも忍者じゃなくて僧兵では。まあパワーキャラだし仕方ない。「一見おっちょこちょいだが、実は超おっちょこちょいのおっちょこちょい男」と呼ばれるおっちょこちょい。
黄色いが、読者諸君らの間違った戦隊ヒーロー文化のイメージとは異なりカレー好きではないし太ってもいない。むしろ好きなのはお菓子なスイーツ男子。妖怪を開放した原因その2。
イメージアニマルは黄色くてベアーと言えばやはりデブであろうに。固有ロボは「イエロークマード」である。熊って言うか熊手みたいな響きだが。
ネンジェブアッック/ズィライア
アメリカ生まれのハーフ忍者なのに外見は一番忍者っぽいとはこれ如何に。妖怪軍団を倒した後、アメリカに帰ってバルタン星人と戦った。
イメージアニマルは。それ以外ないけど、地味だよなあ。ロボは「ブラックガンマー」、ガマそのままだと地味過ぎるか。
え? 鶴姫以外全部実在が怪しい奴らの子孫じゃないかって? 下手に本物出したらモノホンの子孫に抗議されるだろう!
ニンジャマン一平
6億年ぶりに地球を訪れバカンスを楽しんでいた時に妖怪軍団と戦った正義の宇宙人。カクレンジャーの子孫たちに悪さをした罰でお尻ぺんぺんされた後に封印されて反省文を書かされていた追加戦士。でも青はキャラかぶるからまずいだろう。
テコ入れのためにサムライマンに変身できるようになった。いやまあ、確かに服部半蔵は武士になったけど。
無敵将軍
無敵で将軍。故に最強、というメリケン感覚で生まれた巨大ロボ
正確にはロボというか妖怪の一種で、呼ばなくても来る。というか凄くカクレンジャーを甘やかす、結構な過保護さん。たまに必殺武器「火炎将軍剣」をニンジャレッドに貸してくれる。
ご先祖様ーズ
400年前に妖怪と戦っていたレジェンドニンジャたち。うっかり封印を解きくさった情けない子孫たちを散々ディスり、ドロンチェンジャーを叩きつけ「毎日ヒゲ剃れ」「風呂はいれ」など適当なアドバイスだけして帰ってしまった。
講釈師/三遊亭圓丈
第一部で弁士として大活躍した落語家。日本独特の話芸を取り入れた斬新なナレーションや、コミカルな怪人紹介で人気を泊した。
しかし「彼ばかり目立ってしまう」ということで降板。

妖怪[編集]

薬を決めているとしか思えない外見の妖怪たち。

以下、全員記していてはきりがないので主要な連中のみ書く。

妖怪大魔王
妖怪なのに西洋っぽい名前なのはもちろんMMARの影響。だがそっちではバンドーラの父親というすさまじい長寿設定になっていた。
貴公子プリンス・ガシャドクロ
妖怪なのに外見はパンクロックな兄ちゃんにしか見えない。演者の人相が悪すぎることでも有名。戦国時代には直江兼続を殺して成り代わっていた。
はニャのくノ一組
かわいい子猫ちゃん。
ユガミ博士
一見すると妖怪に悪魔を売った人間っぽいが実は生粋の妖怪。

その後の展開[編集]

本作が日本でバカ受けしたことは現代のNINJA文化にも影響を与えており、岸本斉史の『NARUTO』があんなパンクな世界観になったのも、当時大学在学中だった岸本が本作に影響されたのが原因と言われている。その後、『仮面ライダービルド』に登場したニンニンコミックフォームはこの『NARUTO』がモデルであることは周知の事実であるが、このフォームでも戦う度にアメコミ風の効果音が走るなど『カクレンジャー』のオマージュが描かれていた。

脚注[編集]

  1. ^ エイリアン(alien)の本来の意味は「外国人、異邦人」だが。
  2. ^ 事実、ニンジャレッドが登場する事でも知られる第40作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場するアオニンジャー・加藤クラウド八雲が第29作『魔法戦隊マジレンジャー』のマジイエローの弟子という設定で魔法を使っていた。もう何が何だか。
  3. ^ なお、ここで上げた西洋三大妖怪は、本当に「西洋三大妖怪」という名前で先述した『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に出てくる。
  4. ^ 奇遇にもアニメ版は東映アニメーション制作である。

関連項目[編集]


ダークナイト(メギド王子) この「忍者戦隊カクレンジャー」はスーパー戦隊に関連した書きかけ項目だ。
お前がどうしても加筆したいって言うのなら、この俺に挑戦するべきだな。 (Portal:スタブ)