引退宣言

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引退宣言(いんたいせんげん)とは復帰予告のことである。

概要[編集]

何かから引退をするときには大まかに分けて、「引退する」と宣言して引退する場合と、何もいわずいつの間にか引退している場合[1]との二種類が存在する。このうち、わざわざ引退を宣言した場合は大抵そのうち復帰することになる。

仕事がなくなり消えていくのではなく、いちいち引退宣言として区切って引退する場合、引退者の生活が激変することが多く、望んでやめたは良いが自分がほしかったのはこれじゃないという感覚を強く持つことになる。引退宣言をするような人物は耳目を集める存在でもあり、様々な状況で復帰の要望が入ることになり、激変した生活に失望しているときや引退から長年がたち生活に困っているころに復帰の誘いがくると、引退宣言で周りを騒がせたのも忘れて簡単に復帰するのである。このため誰かしらが引退宣言しても大抵は茶番であるため、あまり真剣に受け止めず、そのうち復帰するものと捉えて適当に悲しんで見せて、復帰に備えておくことが正しい対処の仕方となる。

引退宣言の中でも特にインターネット掲示板SNSコミュニティでは、コミュニティからの引退宣言すると必ず戻ってくるという心理学上の法則「引退宣言すると戻ってくる法則」[2]が明らかにされており、同法則もこの項目で詳しく説明する。

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旬の過ぎた歌手グループ
印税を使い切ったころに復帰コンサートをして小金を稼ぐために引退宣言をする。引退コンサートと復帰コンサートによって話題性を高めて生計を立てている。
プロレスラー
そもそもプロレスラーは引退自体が復帰を盛り上げるための演出となっている。
亀田大毅
プロボクシングにおいて「負けたら切腹する」と人生の引退宣言をしておいて本当に負けたが、何事もなかったように次の試合への復帰を見せた。
マクシミアヌス
古代ローマの皇帝。三度皇帝を引退して三度皇帝復帰を宣言し、最後は引退宣言をするまえに殺されるという、これ以上ない正しい引退宣言を見せた。
イエス・キリスト
人生の引退予告をしたうえに引退までの間に復帰予告までしている丁寧な引退宣言を見せた。

引退宣言すると戻ってくる法則[編集]

特にインターネットにおいての引退宣言で成立する法則である。

インターネットのコミュニティには多くの人々が参加しているが、当然コミュニティには新しく参加する人も居れば活動をやめて去っていく人もいる。このコミュニティを去っていく人の中でも、殊更に引退宣言をして去っていく人は必ずまた戻ってくるということを示した法則である。統計学的にも優位に成立すると見られているが、マーフィーの法則との関係も示唆されている。ネット上の議論で観測される「もうコメントしないと言うと必ず反論しに戻ってくる法則」もまた同じ法則の一現象として考えられている。

解説[編集]

この法則は主に次のような要因が複合的に重なり成立する。

コミュニティとの関わりの深さ
わざわざ引退宣言をする必要がある人間は当然コミュニティと深い関わりがある。そのため、コミュニティを去った人の中でも引退宣言をする人としない人では宣言する人の方がコミュニティへの復帰願望の程度が大きくなり復帰する割合が優位に多くなる。
引退理由の喪失
引退宣言をする場合は、徐々に興味が薄れ足が遠ざかるのとは違い急に引退する・したい原因が起こったことによりものが多い。その場合時間経過とともに引退する理由となった原因が解決したり、なくなったりすることで強い復帰願望が起きる。特にコミュニティとの諍いが原因で引退した場合、徐々に怒りが収まったことにより復帰することも多い。自分の気は済んでいるかもしれないが、周りの人はそうでなかったりするので微妙な雰囲気になる
コミュニティからの引き止め
引退宣言をすると余程の人物でない限りは、少なからず引退する人への引き止めが行われる。人間は最後にやさしくされた記憶は強く残りやすく、良いコミュニティだったという錯覚をしてしまうために、現在のコミュニティでつらい事があったときに元のコミュニティに戻ることが多くなる。もちろん社交辞令であるが戻って来られたコミュニティは引きとめた手前歓迎しなくてはいけない雰囲気になり、微妙な空気になる
評価が気になる
SNSなど、会員以外に閲覧できないコミュニティの場合、引退した後に自分に対してどんな会話がされているかはわからなくなる。そのため、その評価が気になって仕方がなくなり、復帰してログを見に行くなどの行為も多い。大抵の場合とくに話題にもなっていなかったりして、戻って来た人に気がついた周りの人々がやっぱり微妙な雰囲気になる
自意識過剰
わざわざ引退宣言をする人間はしない人間よりも当然目立ちたがりである。そのため実際に引退した後、自分に注目の集まる場面がなくなってしまうことで寂しくなり、元のコミュニティに戻って注目を集めたくなって復帰することも多い。しかし、実際には周囲の人々もそれほど気にしていなかったりするので、また引退宣言しては復帰するという厄介なことになりやすい。周りの人はその度に社交辞令で引き止めることになり微妙な雰囲気が漂う
本当は引退する気がない
そもそも引退宣言が、引き止めてもらって自分の自尊心を満足させるためだけに行われる場合も存在している。その場合、最初から本格的に引退する心積もりは元からないため、ある程度期間をあければ復帰する。また特に責任の存在しないコミュニティで引退宣言すること自体が、あまり必要のあることではなく自己満足的な行為であり、引き止めてほしいから行われるとの指摘がある。周りの人もそれが分かっているため、どうあっても微妙な雰囲気になってしまう

法則の破れ[編集]

この法則には現実上で一見、法則が成立していないような場合が存在する。つまり引退宣言した人物がコミュニティに戻ってこなかったと見える場合がある。しかし、これは次の説明によって法則の証明が補完されている。

別HNや別アカウントで参加している
引退した後に戻りたくなったが、引退宣言した手前戻るのも恥ずかしく名前を変えて改めてコミュニティに入り込む事例が確認されている。このため戻っているのにまるで戻っていないように錯覚し、法則の破れのようにみえる。あんまり隠す気がないのでカマをかけると喜んで正体をばらすことも多い。しかし皆その人のことを気にもしていないので、正体をバラしてもなんだか微妙な空気になる。
復帰したが誰にも気づかれなかった
復帰してみたら誰も自分のことを気にしてなかったために、そのままフェードアウトしてしまう事例が確認されている。戻ったら誰かしら自分に反応するだろうという自意識過剰さからくる反動であり、だれも復帰に気がつかなかったためにまるで法則の破れのように見えるだけである。

対処[編集]

引退宣言に出会った場合、特に何かをする必要はない。気にしなくても勝手に戻ってくるので心配したり悲しんだりするだけ無駄である。むしろ引退前に注目を強く集めている場合ほど、引退の後にまったく話題にならなくなると注目を浴びたくなり戻ってくるため、極力触れないでおく方が望ましい。

脚注[編集]

  1. ^ 一般にフェードアウトと呼ばれる
  2. ^ 一般的にブーメラン第二法則とも呼ばれる。ブーメラン第一法則は因果応報、ブーメラン第三法則は民主党を参照。

関連項目[編集]