寄生獣

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寄生獣(きせいじゅう)とは、寄生生物に右手を乗っ取られた泉新一と乗っ取ったミギー、そしてその他人間と寄生生物との奇妙な日常を描いたSF青春ドラマである。岩明均の代表作で、今なお学園漫画の金字塔として名高い。

なお「寄生獣」という言葉は作中一度しか使われておらず、頭が変形するキャラクターは通常「寄生生物」ないし「パラサイト」と呼ばれているため、ネットで「人間を食う寄生獣!」などとかいうと一気に荒れるので注意せよ。

概要[編集]

ある日、人間の頭を乗っ取る生物が出現した。彼らは寄生した人間の頭即ち自分自身を変形させることで人間を攻撃し食らい始めた。そして高校生の泉新一はパラサイト幼生の攻撃を受けるも頭への侵入を阻止し難を逃れる。その代わり右手は寄生生物に乗っ取られ、自在に変形し話す右手は自身をミギーと名乗った。

新一とミギーの奇妙な学校生活が幕を開けた。恋人村野里美とのすれ違いや、母の偉大さを語り新一にとって最大の恩師となっていく田宮良子との出会い、喧嘩しながらも芽生える島田秀雄とのほのかな友情、そして宿命のライバル後藤との闘いを通じて、思春期独特の恋や母子との葛藤、いじめさらには人間とは何かまで描ききった学園漫画の大傑作である。

アニメ・映画版[編集]

寄生獣の連載終了後、アメリカハリウッドの会社が寄生獣の映像権を購入したが社員が契約書の入ったカバンをニューヨークの地下鉄に置き忘れてしまい見つからず、以後20年間寄生獣が映像になることはなかった。やがて権利期間が切れ、日テレ東宝が制作権を獲得した。 もはや昭和臭の漂う漫画版をそのまま映像にするわけにはいかず、原作レイプ覚悟で時代設定を2010年代にした。結果新一がメガネを掛け、お前誰だよ感が漂う中アニメがスタートした。このままカッコいいイケメンメガネに新一が育っていくのかと思いきや5話でコンタクトに変更。原作厨の圧力に屈したと思われる。実写映画版では新一の家が母子家庭になり、映画全体もかなりご都合主義で進んでいった。

パラサイトの生態[編集]

人間への寄生はパラサイト幼生が鼻や耳から侵入し、脳を奪い首から上と同化することで完了する。本体は人間の首から上であり、下は寄生した人間そのものである。ノーマルでは人間の姿だが、寄生生物は自身を金属のように硬くしたりゴムのように伸縮したりと自在に変形することが出来る。これは顔を美男美女にいくらでも変形可能ということを意味し、人間よりもリア充人生を楽しめる能力と言える。イケメン顏で女の子をつるパラサイトは多く、そんな恵まれたパラサイトを新一は少し妬ましく思っている。

食事は人間と大きく違い、人間を食べる習慣を持つ。これは寄生生物が地球環境解決するにはもう人間が地球からいなくなってしまえばいいと考えたからである。馬鹿な小学生が地球温暖化防止には「息をしない」と言うのと同じである。

乗っ取った人間の体は限界までその能力を引き出すことが可能である。これはせっかく乗っ取った体が太ってだらしなくては人間に不信がられ食事にありつけないことがあるので、限界ギリギリまで体を動かしシェイクアップし、憧れのボディーを作り出すために存在する能力である。

食事[編集]

人間を食べることに関しては総じてグルメである。発生当初は生のまま人間の踊り食いをし、原始的で食べカスも散らばってしまうなど何とも汚い食事であったが、パラサイトが人間社会に溶け込む内に彼らなりのマナーを身に付けた。まず人間の見えない所で食事をし、食べた後も綺麗に片付けること。こうすることで人間を食べることに抵抗感を持つ人々を不快にすることはなくなった。そして食べる人間の種類にも好みが出始めた。例として島田は田舎で健康的に育った娘が最高だと評している。またアルコール入りの人間は好まないなど自身の健康にも配慮した食事を心掛けていた。最終的に広川の手によって「食堂」と呼ばれる人間を配給、調理する施設が誕生した。実際に後藤が人間のステーキを食す場面が映画に登場する。やがてパラサイトの中にも人間型の食事を楽しむものも登場し、食事はパラサイトの新たな趣味に発展していった。

思考[編集]

人間を殺すことに一切躊躇をせず、生きる上で障害となる者はたとえそれが自分と同じ寄生生物でも構わず殺してしまうという非常に合理的で残酷な性格をしている。しかしこれは寄生生物が一日も経たずに日本語を身に付けることが出来る驚異の学習能力故の悲劇であり、人間の子どもが大人より残酷な側面を持つことと同じである。

登場人物[編集]

漫画とアニメで名前に差異がある場合は「漫画での名前/アニメでの名前」というように記した。

主人公[編集]

泉 新一(いずみ しんいち)
右手を寄生生物に乗っ取られた本作品の主人公。高校生。右手に宿ったミギーとは最初ギクシャクした関係になるが、次第に打ち解け親友となって行く。一時も離れてくれないミギーとの友情とすれ違い合う村野里美との恋、そのどちらを優先するのかで新一は大きく悩むようになり、この揺れ動きが寄生獣の大きなテーマとなっている。
パラサイトとなった母親の急襲で心臓を破損してしまい、ミギーが自分自身の細胞を使って修復してくれたため、新一はミギーに借りが出来ると共に体がパワーアップした。女性を惹きつける野性を身に付けた新一はいろいろな女性どころか寄生生物(男含む)からもアタックをかけられるようになって本命の里美とはギクシャクしてしまい、原因のミギーを恨むようになる。
しかし後藤らとの大きな戦いを通じてミギーとの友情を再び強く感じるようになり、寄生生物との奇妙な体験を共にしたことで喧嘩別れした里美ともよりを戻し、新一はミギーと里美の両方と生きていく決意をする。
ミギー
新一の頭への寄生に失敗し、代わりに右腕全体に居つくことになったパラサイト。名前の由来は「右」であり、もし新一の左手に寄生していれば「ヒダリー」なっていたことは間違いない[1]
他のパラサイトの御多分に洩れず冷徹な性格であるが、新一のことだけは人一倍気を使っている。本当は里美との恋も応援しているが、もじもじする新一の右腕をちんこの形にして交尾をしたいことを新一の代わりにアピールするなど、人間社会について不勉強なために筋違いな行動をしてしまう。やがてミギーがいることで新一は里美と付き合い辛くなると勝手に思い込み、ミギーは不本意にヒビの入った友情にショックを受ける。
しかし、後藤とのバトルで一時的に後藤に取り込まれることとなったミギーは後藤の体にいた他5体の寄生生物と友人関係を結ぶようになり、最後こそ新一の右手に帰るも他者と友情を続けるにはどうすればいいのかを知り、新一と一番の友人になると誓う。親友だからこそ新一と里美の恋を応援出来ると考え、浦上に殺されたかけていた里美をミギーが助け、物語は幕を閉じる。

その他人間[編集]

村野 里美(むらの さとみ)
新一のガールフレンド。ごく普通の女子高生だったが、新一と寄生生物達のドタバタした日常に巻き込まれることとなる。ミギーが溶け込んでパワーアップし、自分以外の女子に声をかけられるようになった新一に焼きもちし、彼とは一時的に離れてしまう。しかし島田の襲撃で新一に助けて貰ったことをきっかけに関係が修繕。そして新一が後藤とのバトルの前でガチガチに震えているのを見て逆に勇気付けようした。
泉 信子(いずみ のぶこ)
新一の母。新一には目立った反抗期はなく母親との関係は良好だったが、ミギーが新一に寄生してからは息子の微妙な変化を心配するようになる。伊豆に旅行中運悪く瀕死のパラサイトに首を撥ねられてしまうが、首から上がそのパラサイトと入れ替わることで体をパワーアップさせた。妻が殺されたと勘違いした夫、一之は新一に信子が死んだと告げるが、信子は息子を心配して家に帰っていた。母の子どもへの思いはパラサイトになっても変わらないのだ。しかしパラサイトになった母を新一は受け入れられず母子で大げんか、新一は胸に穴を開けられてしまう。その後一之を心配して信子は伊豆に戻るも新一が追いかけてきて再びけんか、さらに宇田とジョーに殺され、泉母子には大きなしこりが残ってしまった。
加奈/君嶋 加奈(かな/きみしま かな)
新一の居場所を感知出来ると語る不思議系女子。その才能は新一をほとほと困らせた。しかし本当は寄生生物達の脳波をキャッチ出来るという作中全体から見れば格別すごい能力でも無かった。結局新一に片思いしたままあっさりとパラサイトに殺されたため、寄生獣で一番いらなかったキャラNo.1の座を誇っている。
裕子/立川 裕子(ゆうこ/たちかわ ゆうこ)
新一と島田の関係にドキドキな腐女子。寄生獣番外編「ネオ寄生獣f」では新一、島田の初対面にホモらしいもの感じていることから、アニメOPの「寄り添い生きる~」の所の新一が村野を抱くシーンで丁度村野が島田に変わった所を想像してしまい、それ以降妄想が止まらなくなったものと思われる。しかし実際に島田を付けて見ると顔を変えてまで普通の女の子をナンパしている姿に幻滅し、それゆえもう憧れのシチュエーションを見せてくれなくなった島田に「もう学校に来ないで」という暴言をかけてしまった。このセリフが島田を怒らせ17人殺害というとんでもない状況を引き起こしてしまったが、アニメではケロっと忘れて普通に登校している。

寄生生物[編集]

田宮 良子→田村 玲子(たみや りょうこ→たむら れいこ)
寄生獣で唯一のママさんパラサイト。新一と初接触時は妊婦として登場。田宮良子の名で数学教師として新一の学校に赴任し、変わった境遇の新一とミギーを気にかけることとなる。やがて妊娠していることが学校にばれ、Aという父親がいると言っても全く分かって貰えなかった。田宮はパラサイトの考え方が通用しない人間社会にショックを受けながら学校を去る。退職後は広川の指揮する政党の特別顧問となり、また「仲間」の少ないミギーを気遣ってか新一の学校にパラサイトの島田を編入させる。
子どもを産んで以降は田村玲子と名を変え、新たな人生を歩むことになる。人間になるための魔法を勉強するため大学に行くようになった。母親を殺された新一の親代わりになろうとする母性溢れたキャラクターであり、やがて新一が死んだ母親との喧嘩をきっちり終わらせる存在となった。
A
田宮の内縁の夫。寄生生物の中ではかなり個性的な名前を持つ。田宮を妊娠させるが新一の処遇で大揉めし、最後は妻の田宮に爆死させられた。
島田 秀雄(しまだ ひでお)
パラサイト高校生。当てもなく人間を食べながらのうのうと暮らしていたが、田村のすゝめで新一のいる学校に編入する。パラサイトに良い印象を持たない新一とはギクシャクするが、島田自身は学校にすぐに慣れ、勉学に勤しむ傍ら高校生活をエンジョイする。周りからは評判も良く女子からの人気も高いが、人間とは異種であるがゆえに恋愛には奥手である。
そんなある日、同じクラスの裕子に呼び出され、まさか告白かと思い受け入れようか断ろうかとドキドキしながら話を待っていたがまさかの「もう学校に来ないで」という残酷な言葉に激怒し、その変形頭を披露。裕子を殺そうとしたが逆に硫酸をぶっかけられてしまったためさらにムシャクシャして頭が変形したまま学校で大暴れした。まだ寄生生物の存在を世に広めてはいけないと思った新一は島田を止めることを決め、石投げで心臓を砕き島田を殺した。まだまだ学校生活を楽しみたかった島田は新一の行動にショックを受けながら絶命する。
しかし新一とは実は一番の友人、いや、それ以上の関係だったのかもしれない。「ネオ寄生獣f」で裕子が二人の初対面に大興奮していたのに加え、新一が寄生生物達のことを思い出すシーンでミギーよりも島田が大きく描かれていた。
広川 剛士(ひろかわ たけし)
東福山市[2]におけるパラサイトのリーダー。差別されがちだった仲間達を見て心を痛め、政治的手段によってパラサイトの権利向上を目指す。そのために彼は「パラサイトのパラサイトによるパラサイトのための政治」をスローガンにした「パラサイ党」を結成。市町村レベルから活動を始め、ゆくゆくは国政も視野に入れていた。
パラサイトの住み良い街づくりを公約に東福山市の市長に当選し、パラサイトに人間を安定供給するシステムを構築。彼の功績により東福山市はパラサイトの住みたい街No.1になり、広川は仲間達から絶大な指示を得るようになった。任期を終える直前、後藤に市政を任せいよいよ国会という時に強烈な差別思想を持つ山岸部隊に襲撃され、志半ばで世を発つ。
後藤(ごとう)
作品中新一にとって最大のライバルかつ、目標となってくるパラサイト。頭だけで無く四肢に寄生生物を抱え身体中をメタモンのように変形させることが出来る。かなりの筋肉質でいい男。
図体に似合わず趣味はピアノである。パンツ一丁でピアノを弾く姿は広川に面白がられている。
自身を尻尾付きのモンスターっぽく変形させて一段とかっこ良くなることも可能であり、森の中で新一に始めて披露した。すなわち後藤はミギーに代わる寄生獣のマスコットキャラクターを目指していたのだ。一人でヤクザの一味を潰したり、山岸部隊を全滅させたりとかっこいいところ満載のパラサイトであり、森なんかではなくデパートの屋上にいれば男の子の人気を鷲掴みにしたこと間違いなしだったのである。しかし新一はかっこいいところを持っていかれたくなかったために最後の最後で瀕死の後藤にとどめを差してしまった。
三木(みき)
普段は後藤の右腕の寄生体として機能し、時に後藤の体の頭にもなるパラサイト。人間とより良い関係を築くために人間らしい表情の使い方を勉強している寄生獣一の努力家である。

アニメ版で名前が出て来るキャラクター[編集]

B
ざっくり言うと新一とミギーが初めて遭遇する普通のパラサイト。ミギーにあっさり殺されたにも関わらず、アニメ版でわざわざ名前を付けてもらった。
鈴木 アキホ(すずき あきほ)
アニメ完全オリジナルキャラクター。里美の友人。アニメ制作部からもうちょっと女の子キャラが欲しいと作られたキャラクターだが、新一に何の影響も与えず、寄生生物とも接触しないいるだけ邪魔な存在だった。しかしOPに花を添えたい制作部は、OPに裕子とアキホの絵を無理矢理仕込んだ。

脚注[編集]

  1. ^ 実際、アメリカで刊行された寄生獣の英語版は左右が反転しており、ミギーの名前も「Lefty」と逆翻訳すると本当に「ヒダリー」となる名前に訳されていた。
  2. ^ 新一の住む街の隣の市。決して広島県福山市のことでは無い。

関連項目[編集]