学問

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一般的な学問教徒(正装)

学問(がくもん、英:Scienece)とは、誰でも教義を書き換えられることを標榜する宗教の一つ。キリスト教イスラム教仏教とは異なって現代世界で最も繁栄している宗教である。

概要[編集]

『理論』と呼ばれる教義を頑なに信奉する。が、その『理論』という教義そのものは誰でも唱えることが可能であり、同時に『理論』は常に反証可能でなければならないという点のみが他の宗教と異なっている。学問信者は皆この「誰にでも教義が打ち立てられる」という点に心酔しており、また「我こそは新たな教義を打ち立てん」と燃え上がる若者の入信者が現代においても絶えない。

宗教という側面からすれば現代で最も繁栄している宗教であり、それは全ての先進国の住民がこの『学問』を自然に受け入れているという点からも伺える。また現代社会の形成・発展にも非常に大きな影響を及ぼしていることを自負しており、「社会の発展に寄与する」という使命感の元に布教活動を行う者は非常に多い。現代においても「学問的な考え方」と言えば数ある思考法の中でも無条件に最高位にあるものとされていることからもその影響力は計り知れないものとなっている。

教団・組織[編集]

現代社会に多大な影響を与える世界最大の宗教とあって、様々な大規模な教団・後援組織が存在している。この項では主に日本における現状について述べる。

学会[編集]

他宗教における教団に相当する組織。新たな教義の発表は殆どこの場で行われる。また発表された教義の正当性の尋問・博士と呼ばれる有力信者同士の交流の場としても機能しており、学問にとって無くてはならない存在として存続している。ここで新たな教義を発表することは学問の発展に寄与したとして「業績」(カルマ)と見なされ、発表した信徒の声明を高める。逆に発表した教義が他の信徒に反論されてしまった場合などはその信徒の声明は失墜することが多い。また教義そのものが捏造であった場合は、教団そのものから追放されるという極めて厳しい弾圧を受ける。

だが特に理由がないにも関わらず教団から追放され弾圧を受けている信徒(しばしばマッドサイエンティストと呼ばれる)も少なくなく、そういった信者からは他の宗教と同じく教団の閉鎖性を指摘する声が挙がっている。また教団内では博士修士専門職修士といった称号を使ったカースト制にも似た階級制を採用しているため、発言もヒエラルキーの高い者の方が尊重されるといった事態にしばしば見舞われている。

大学[編集]

新しい信者を養成する機関であると同時に、有力信者による宗教活動を強力に支援する後援組織。主に高等教育を修了したばかりの若い学問信者(しばしば学問の徒と呼ばれる)に対して教育機関として機能し、熱心な布教活動に行って「学士」と呼ばれる教団内の称号を取らせることに注力している(なお教団内の階級においては「学士」程度ではまだまだ半人前)。また教団の有力信者たちが「教授」という称号のもとに所属しており、「研究」と呼ばれる宗教活動が実際に行われている場でもある。

なお、教団内において博士・修士といった称号の次に重視されるのが「どこの大学に属しているか」ということである。日本では偏差値と知名度の高い大学ほど若者に対する布教と信者による宗教活動に熱心であるとされているため、教団内のカーストで高位の者はそれに見合った高名な大学に所属していることが多い。

大学院[編集]

信心深い優秀な信者たちが教団内最高の称号「博士」を授与される様子

大学で養成された信者のうち、信心深く熱心な者を集めて有力信者とすべく教育を行う機関である。大学に付属している場合が殆ど。最終的な目的は若い有望な信者たちに「博士」という教団内最高の称号を与えることであるが、大学と同じく教える「教授」側も「研究」という宗教活動を行なっている。ただし熱心な信者をより集めて養成している機関であるため、そこで行われている宗教活動「研究」のレベルも大学よりも高いものとされている。なお、例外的な存在として法科大学院教職大学院専門職大学院(法・教を除くもの)がある。

ここを卒業する者たちが最も学問という宗教に心酔しており、自らがそれに夢中であるという事実にすら気付いていないという。

研究所[編集]

大学と同じ後援組織の一つ。大学附属のものもあれば企業に附属しているもの、独立した財団や個人によって運営されているものまで形態は様々である。大学と同じく学会に所属する有力信者たちの拠り所であるが、大学よりも「研究」と称した宗教活動に熱心であり、後継者に新たな学位を授けたりするような活動は行なっていない。

企業に所属する研究所は、資本主義と結びついて成果を出すことを要求されることがある。

文部科学省[編集]

上記の全ての団体に対し金銭的な援助を行うことを目的とした役所の一つ。この省が掲げる目的「学問(という宗教)の発展に尽くすこと」が政教分離の原則に反することに誰も言及しないのは、それだけ「学問」が国民に受け入れられていることの証左でもある。

「文部科学省から助成金という名のお布施を貰うこと」を第一に行動している教団が存在することからも、学問に対し大きな影響力を与えていることが伺える。また実際に助成金が支給された宗教活動(「プロジェクト」などと呼ばれることが多い)に関しては教団の中でも別格の存在とされ、その主導者(プロジェクトリーダー)は名声を大きく高めることがある。

聖句[編集]

教義は個別の「理論」を指すが、その教義が従うべきものを聖句と呼んで崇拝している。信者たちは、これを破る者は地獄に落ちると考えている。

絶対不可侵とされるもの[編集]

  • 教義を作り出すことで真実を目指すこと

「真実を目指す」のはどの宗教でも見られることである。キリスト教も仏教も真理・真実を求める宗教なのだから、その点では学問と他の宗教は何ら変わりはない。

この教義はアリストテレスから始まり、現代まで支持されている最古の教条である。中世では「絶対的な真理・真実」を求めるものだと解釈され、特に自然科学ではアイザック・ニュートンを初めとした科学者はこれを信奉していたが、アインシュタイン相対性理論が発見したことにより「絶対的な」という観点が揺らいでいく。更にハイゼンベルク不確定性原理ボーアコペンハーゲン解釈などの登場に至って古典物理学は崩壊し、それと共に自然科学におけるこの解釈は放棄された。また人文科学ではカント形而上学の不可能性の原理を唱えたためこの解釈は放棄され、社会科学ではそもそもこのような価値観を受け入れる土壌が無かったためすんなり破棄されている。そのため現在の聖句は単に「教義を作り出すことで真実を目指すこと」となっている。

  • 教義は常に反論可能であること

第二の聖句にして他の宗教との最大の相違点である。これは最初に教義を唱えた者に優位性を与えないシステムとして完成されている。歴史上偉人と称される人物が学問という宗教の信徒であった理由はこれであり、また血気盛んな若者の出世欲を煽るのに非常に効果的である。つまり、長い間反論が出来なかった理論はより確かな教義として発展するため、その教義の名前に自分の名前を付ければ数多くの人に自分の名前を知られることとなる。これを利用して出世しようという考えを持った若者は非常に多い(そのために現代でも次々と熱心な新規信者を生み出しているのである)。

重要だが軽視されがちなもの[編集]

  • 誰でも教義の反論が出来ること

これは重要だが無視され続けている。特に学会という教団内では厳しいカースト制がひかれているため、カーストの低い者が高い者の理論に反論しても中々受け入れられない。また、別の教団の教義に対し反論することは極端に嫌われる。「教団違い」はご法度なのだ。しかしこれは「誰でも教義の反論が出来ること」という聖句に反していることは明白である。

最近ではこの聖句に従うべく総合科学・人間科学などといった分野が開拓されつつある。しかし大学や研究所における実態は、異なる教団の有力信者たちがただ寄せ集められたお粗末なものに過ぎない。

  • 社会の発展に寄与すること

何が世の中の役に立つのか分からないのが学問の常であるが、それにしても果たして本当に社会の役に立つのかという研究(宗教活動)は多い。その最もたるものは兵器開発であり、大量殺戮兵器(核兵器や生物兵器、毒ガスであるサリンなど)の開発・製造である。また現在では規制されているフロンガスの発明などは結果的に地球環境を破壊しただけである。また経営学もその有効性はかなり怪しいと言わざるを得ず、経営学に基づいた投資を行なった結果失敗したという事例も多々存在している。

こういった宗教活動は人類の恒久的な利益に対し反しているとして政治的な議論を巻き起こすことも多い。特に兵器開発などはそれ自体を禁止している国も存在している。

宗派の一覧[編集]

学問は大きく分けて二つの形態に分けられている(仏教で言う上座部仏教と大乗仏教に相当)。異なる宗派・教団の信者の関係は常に険悪であり、お互いに非難し合う不毛な争いが数百年以上(場合によっては数千年以上)続いているが、根は同じである。

基礎科学[編集]

「直接役には立たない代わりに、世界の根源を探求する」ことを目的とする宗派の集まりのことを基礎科学と呼んでいる。ここに所属する信者たちは「自分たちが存在しなければ世界は崩壊する」と信じている過激な原理主義者たちであり、もう一つの対立する応用科学分野の信者に対しては「自分たちに常に感謝するよう」求めている。

人文科学宗[編集]

  • 哲学教団 - 最も古い時代から存在が確認できる教団であり、「学問の始祖」を自称する教団。
  • 美学教団 - 美しいものを無条件に信仰し、「研究」という名の宗教活動を実践している。
  • 倫理学教団 - 人を内面的に動かす倫理に取り憑かれ、信仰する信者による教団。
  • 言語学教団 - コミュニケーションを無上の存在とし、「研究」を行なっている。
  • 心理学教団 - 人の心を執拗に探求することを目的とする教団。
  • 文学教団 - 文章で人を扇動することに命を捧げている信者たちからなる教団。
  • 宗教学教団 - 学問が宗教であることを認めず、自分以外の宗教(キリスト教など)を上から目線で非難する教団。
  • 芸術学教団 - 芸術作品を学問という独断的な目線で解析することにこの上ない悦びを感じている信者の集まり。
  • 歴史学教団 - 「歴史的な事実」と称する解釈の押し付け合いを趣味とする教団。
  • 考古学教団 - 遺跡や人骨を眺めてなるべく詳細な感想を述べることを目的とする教団。歴史を創作することも得意である。
  • 地理学教団 - 山や田んぼを眺めてなるべく詳細な感想を述べることを目的とする教団。
  • 人類学教団 - 「人を研究する」という抽象的な目的を利用して、世界各地へ旅行し遊んでいる不届き信者たちの教団。
  • 民俗学教団 - オカルト好き信者が集まる教団。オカルトサークルとも呼ばれている。

社会科学宗[編集]

統治派
  • 政治学教団 - 権力に取り憑かれた亡者たちがそれらを探求するための教団。
  • 行政学教団 - 役人が何を考えており、どう手玉に取るかについて権謀術数を巡らせることを目的としている。
  • 政策学教団 - 政策にいちゃもんを付けることに快感を感じる信者からなる集団の一つ。
  • 経営学教団 - 資本主義の奴隷どもをいかに上手く扱うかということを探求する。
  • 法学教団 - 人のみならず国家も法によって操ることに悦びを感じる信者による教団。
経済派
  • 経済学教団 - 価値を生産する仕組みを分析しているようで出来ていない信者による教団。
  • 商学教団 - 資本主義に取り憑かれてはいるが金儲けはできない中途半端な信者が集まっている。
  • 会計学教団 - 金儲けに必要なのは数字を操作することだけだと考える教団。
一般派
  • 社会学教団 - 社会に自分の気に入らない点があったらそれを指摘して大騒ぎすることを目的とする。

自然科学宗[編集]

  • 数学派 - 数字で世界は動かせると熱心に信仰する信者たちの集まりである。
  • 計算機科学派 - コンピューターオタクたちが集う臭そうな宗派。
  • 理学派 - 全宗派の中でも最も過激な思想を持つ宗派。信者には社会不適合者も多い。
    • 物理学教団 - 全世界を統治する究極の法則の存在を無条件に信仰する。
    • 化学教団 - 誰も気にしない物質について執拗に探求する変態たちの集まり。
    • 生物学教団 - 自分たちが生命現象を崇拝する一方で、生命を傷つけることも厭わないことに気づかない信者たちによる教団。
    • 地学教団 - 穴を掘ってそこに篭もることが大得意、世捨て人のための教団。
    • 天文学教団 - 自らが星を眺めることに重大な意味を求めたがる信者たちによって構成されている。

応用科学[編集]

「基礎科学よりも社会に貢献した」と錯覚している大きな宗派。基礎科学の成果を用いてはいるものの、基礎科学の信者に対し感謝する気はあまりないようである。以下はその一部の例である。

関連事項[編集]

Wikipedia
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