国民の理解

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「貴様の所業・・・このオレは許しても・・・このオレは許さんぞコンチクショーーーー!!!」
国民の理解 について、花中島マサル
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ウィキペディア専門家気取りたちも「国民の理解」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

国民の理解(こくみん - りかい)とは、自分の要求を押し通したいときや他人の要求を拒否したいとき、その根拠となってくれる存在である。

概要[編集]

主に政治家などの、「国民の代表」と称される人間のみが扱える概念であり、民間人が使用しても大抵は無視されるのがオチといわれる。しかし、しばしば勘違いした新聞記者やテレビのキャスターが自分の持論とともに披露してしまい、失笑を買う場面もみられる。

「国民の」と称されているが、国民であるあなたには全く関わりがないのが共通した特徴である。国民の理解を構築するにあたって、あなたに理解を確認したり、求めたりするようなことはない。 国民の理解自体の正体は不明確だが、その存在は「国民の理解」について言及した本人の頭の中でのみ知覚できるもののようである。 国民の理解を得られているか、どうすれば得られたことになるのか、得られたことをどのようにして調べればいいのか(そもそも調べられるものなのか)、これら全て発言者の一存で決められる。

主な用法としては決まり文句である「国民の理解を得られない」がある。なにか容認することに不都合のある要求があった場合、それについて「国民の理解を得られていない」と、相手やマスコミに向かって通告するだけでよい。これによってもたらされる効果は3つあり、

  1. この言葉は「要求が反対されるのはもっぱら彼等自身の方に問題があるためであり、こちらからはわざわざ理由を述べるまでもなく一方的に要求を突っぱねてよい」と言明しているのと同義であり、“説明の論理性”や“相手からの再反論”といった煩わしい論議から開放される。
  2. 問題を相手に転嫁しておきながら、その原因、解決方法、評価方法、そしてそもそも実際に問題があるのかという事実確認さえも発言者の頭のなかにしかない……いや、発言者もそんなものは全く考えていないため、相手は取り付く島もなく引き下がる以外にない。
  3. 自分たちが立派な国民だと思い込んでいるプライドの高い日本人は、この言明を否定することは自分が非国民であると宣言しているようなものだと感じるため、あえて反論する者は誰もいない。反論するような輩がいれば、そいつは非国民であり、無視するか容赦なく叩き潰してしまえばよい。

といった、まさに“言った者勝ち”の様相を呈するのに十分なであり、特に政治家や官僚、そしてそれに飼われた学者が多用する傾向にある。

逆に、「国民に一定の理解が得られた」という文句も多用される。こちらは論議が延々と続き収集がつかなくなった場合に、自分の主張が支持されている(全面的な支持ではなく、あくまで一定の、過半数程度と抑えることで批判をかわす役割もある)ように見せかけるために使用される。

用法[編集]

国民の理解が得られない
出資金隠しの確実な証拠がなくとも、起訴しないことは国民の理解が得られないため、勝算がなくとも起訴しなければならない。
TPP参加は、当然国民の理解が得られていないため議論を続けるべき、というか断固反対だ。
廃棄物を日本のどこかに捨てることは、それがどこであっても国民の理解を得られないので捨てることはできない。
国民の理解が得られた
無罪という判決が出たことで、国民の理解を得られたと思う。これからも政界に居座っていくつもりだ。
TPP参加については国民に一定の理解が得られたので参加を表明します
核廃棄物処理場の計画は、その町以外の国民の理解は得られていると思うので、進めてもいいと考えている。

バリエーション[編集]

「国民」の部分を様々な集団に変えることによって、自分の目的に合った使い方が可能となる。

  • こんな紅白縞模様の家を建てて住むなど、近隣住民の理解が得られるわけがない。さっさと私達の町から追放して取り壊すべきだ。
  • 奈良県の理解が得られるはずのないこんな気持ち悪いキャラクターに500万円も払うのは税金の無駄だ。すぐに採用を撤回しろ!
  • イルカをこんな残酷な方法で狩るなんて、世界の誰の理解も得られない。網を破って逃がしてやる我々の行動は、日本以外の全世界の賛同を受けてやっていることだ。

以上のように、集団を適当に選択して声高に叫ぶことによって、争いの外側にいる人々(近隣住民を話題にしている場合はその土地に関わりのない人々)から見れば“発言者の主張が攻撃対象の周囲全体の総意である”と思わせることができるのである。

関連項目[編集]


Upsidedownmainpage.jpg 執筆コンテスト
本項は第22回執筆コンテストに出品されました。