保安検査

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ウィキペディア専門家気取りたちも「保安検査」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

保安検査(ほあんけんさ)とは、空港や全寮制の学校で行われる屈辱的な儀式のこと。

概要[編集]

国と国を結んでいる交通は船や鉄道・道路など多種多様だが、最もメジャーなのはやはり航空便であろう。特に日本のような、海に囲まれ陸上の国境というものが存在しない国家においてはそれは尚更である。しかし、だからと言って人々が航空機を使って好き勝手に国を移動してよいわけではない。近代国家にとっては、目に見えない国境というものが人命よりも重いのであるちなみにその理由を根本から説明できる現代人は殆どいない。アホらしい。みだりに人々が国境を越えることは何としてでも防がなくてはならない。

そのために、様々な国籍の人々が行き来する空港に保安検査というものが誕生した。国を守るために、違法な犯罪者を国内へ侵入させないために、保安検査をパスした者しか入国できないというシステムを全世界の国が採用している。そしてこの考え方こそが、出発保安検査を屈辱的な儀式たらしめている諸悪の根源なのである。

その実態[編集]

日本[編集]

日本において保安検査は様々な悲劇が巻き起こる、憎悪の場に他ならない。実際に起こった悲劇をいくつか見てみよう。

  • 愛用のハサミを破棄させられる

国内線での事例。誰しも長いこと使っていて、愛着がわく道具というものはあるだろう。特にハサミなどは壊れにくいため、100円ショップで買ってきたものであっても長持ちし、何かしらの困ったときにいつもお世話になる小道具とあって自然と愛着が湧いてしまうことは多い。もしくはアーミーナイフでもいい。スイス製の高級なアーミーナイフは、旅行先でも大活躍してくれるだろう。

さて、旅行に出掛けることになったあなたはあまりの荷物の多さにうんざりし、荷物は事前にホテルに送った。宅急便のタグを取るのにはハサミが必要である。そこでポイっと手荷物に放り込まれたが最後、あなたの愛用のハサミはもう助からない。空港で保安検査にひっかかり、職員から「ハサミは持ち込み禁止なので」と言われてあなたはようやく「ああそんな規則もあったな」と思い出す。一応、ハサミは手荷物預かり所で預かってもらうことが出来るのだが、そのためには保安検査場から抜けだして出発ロビーの預かり所まで行かなくてならない。小さな地方空港ならともかく羽田や伊丹、関空などといった巨大な空港では保安検査場に出来るのは長蛇の列であり、たかだかハサミ一本のためにその列に並び直す気にもならない。だいたい自分の後ろで並ぶ人が「あんちゃん、あくしろよ」みたいな顔をして見ているのである。そんなプレッシャーの中、出発ロビーまで引き返すのは相当な勇気がいる。そこであなたがハサミを渋々諦める選択をすると、恐ろしい儀式が待っている。なんと自分の手で、そのハサミを破棄のための回収ボックスに入れるよう強要されるのである。自分の持ち物を、自分で捨てたという意志を明確に表すために、自分で捨てろと言われるのだ。ここで職員が勝手に捨ててくれるなら、まだ良かった。だがそこで自分の手で捨ててくださいとか言われてしまうと、長年の友を無情にも切り捨てるような、なんとも言えない感覚にかられつつ、あなたは愛用品を手ずから捨てる羽目になる。

だいたいハサミ一本で飛行機をハイジャックできるかよ?そんなことが出来るやつはハサミを使わなくてもハイジャック出来るだろ?だとか、搭乗前ロビーで叫んでももう遅い。後の祭りである。

  • 土産物の酒を捨てられる

国際線における事例。出国手続きの後は税法上はどの国にも属さないとされているため、そこで売られるものは当然免税されている。そこで酒類などを購入すると高額の酒税・たばこ税がかからないため、マニアから一般人まで特権と言わんばかりに酒を買い漁るのである。だがこんな些細な楽しみにも、保安検査の魔の手が襲いかかる。それは国際線から国際線への乗り継ぎ保安検査である。

国際線に対する液体の持ち込み条件は非常に面倒で、『容器1つにつき100ミリリットル以下で、それらを1リットル以下のジッパー付透明ビニール袋に入れたものを、1人1袋に限り持込める[1]』というものだが、免税店で購入した瓶缶類がこんな規定に従っているはずもない。というわけで土産物のマニアックなお酒も、乗り継ぎ保安検査で没収される人が続出している。

そのくせしてライターは持ち込める(一本限定)。酒は駄目で、ライターは良いという違いはどこから来るのであろうか?この点はやはりアンサイクロペディアとして追求していかなければならないのだが…うわなにをするやめr

  • 貴重なフィルムを駄目にされる

国内線でも国際線でも起こりうる事案。恐ろしいことに、X線検査でフィルムが感光してしまうことがある[1]。特にISO1600などの高感度フィルムでネガにボケが出たり、色かぶりが起こったりして残念なことになってしまうことがあるのだ。そして最も恐ろしいのが、この点は空港で掲示などによる注意喚起があまりなされていないという点である。何も知らないまま貴重なネガをX線検査に放り込んで、数日後現像してみたら旅行の思い出が台無しなっていた…というのも、ありえない話ではない。

これを防ぐ手段は一応存在する。例えば保安検査場の職員に頼めば目視で確認してくれるなどの対策を取ってくれるところもある。が、時間がかかるのは必至といえよう。さらにその国のセキュリティレベルが引き上げられていると、危険物ではないことを証明するためにその場で一枚シャッターを切らされたりすることもある。一番確実なのはフィルムを出国先で現像することだが、よほど旅慣れていて治安が安定していなければそんなことはなかなかできない。面倒である。

  • 職員のレベル

あまり知られていないことだが、保安検査を実際に実施しているのは公務員ではない。各国の航空会社の、しかも下請けの警備会社の職員[2]である。実際に拘束した者に対する取り調べを行なったりするのはもちろん資格を有した国家公務員であるが、手荷物の中を開けさせたり、ボディチェックをしたり、さらにはX線装置で客の荷物をモニターで覗き見監視したりしているのは特別な資格を有しているわけでもない、ただの人なのである。 追記:勘違いされては困るのでここに追記させてもらうが空港保安検査業務の国家資格は存在している。

アメリカ[編集]

この膨らみは怪しい!絶対にだ!

経済力世界1位、軍事力1位、文化的な影響力も1位で世界を牽引し続けるアメリカは、空港保安検査のいやらしさでもダントツ世界1位である。

まずアメリカの保安検査は日本よりも面倒な上、時間がかかる。まず一番最初の問題はアメリカは国内線と国際線の区別が明確でないため、保安検査場も国内便と国際線で共有していることである。つまり、国内線に乗るだけでもパスポートが必要になり、国際線と全く同じセキュリティチェックを受ける必要があるのだ。しかもそのパスポートも悪名高いTSA(アメリカ運輸保安局)職員がいちいちブラックライトを当てて真贋を確認する。航空券も同じように本物かどうかを確認していくので、ヒジョーに時間がかかる。

だがそんなことはまだ我慢できる。パソコンやデジカメなどの電子機器を鞄からトレーに出すのは日本と同じだし、上着を脱がなくてならないというのも面倒だがまあ理解できる。問題なのはその後の金属探知機の通過だ。靴を脱がされ、荷物も何回もチェックされる。靴が怪しいと言われた場合は靴底を強引に剥がされ、壊される。鞄が怪しいなら鍵を壊され、無理やり開けられる。更にひどい場合は保安検査員に荷物の一部を盗まれることもあるのだ[3]。財布の中の現金の一部を盗まれたり、女性下着を持っていったりする保安員もいるため、検査を受けるこちらは一瞬たりとも気が抜けない。

そして最悪なのがボディスキャナである。これはアメリカ政府が発するテロ情報に基づき、保安検査のセキュリティレベルが高い場合に主に使われるもの。だが平時でも何人かに一人が選ばれてボディスキャナに通される。これがとんでもない代物で、ミリ波を用いて服装の下を透視できるという、男子中学生の妄想のようなハイテク機材である。当然全身がスキャンされるため、人間として大切な下半身もTSA職員には丸見えである。これは男にはいいかもしれないが若い女性には大問題で、なにしろ自分の全裸画像がどこの馬の骨とも知れない中年オヤジに公然と覗き見されるのだから堪ったものではない。アメリカ国内で論争を巻き起こしているこの問題は市民団体と政府側の折り合いがつかず、しばらく解決しそうにない。

これと同じくらいにいやらしいのがボディチェックである。これは追加検査と呼ばれる、無作為(ということになっている)に選ばれた乗客が受ける検査で、通常の検査よりもより詳細かつエロティックに調べられるものである。一応、全員が受けるわけではないが誰でも受けさせられる可能性がある検査といえる。ボディチェックは男性の乗客には男性もしくは女性の職員、女性の乗客には女性の職員が割り当てられるのだが、これがかなりしつこい。股間を執拗に触られ、尻を調べられ、女性は胸の谷間に手を突っ込まれたりする。服を脱げと言われることもあり、小学生の男の子を半裸にさせたり[2]、95歳の老人のおむつを脱がせたりする[3]こともある。とにかくいやらしい。

そしてこれで終わりではない。検査が終わって荷物を受取る時も注意が必要である。乗客が上着を取り違えたり、ひどい場合には盗んでいくこともあるからだ。自分が脱いだ服やパソコンが自分の荷物であるかどうかを確認し、財布の中に全額お金が入っているか数えてからようやく保安検査から解放される。やたら長ったらしいパスポートと航空券の確認から始まり、面倒ながら上着を脱いで電子機器を鞄から出し、靴や鞄をTSAの職員から守り、ボディスキャナで全裸画像を中年オヤジに見られた挙句、尻や股間まで触られ、ひどい時には要介護の親のおむつまで脱がされてようやくアメリカから出国できるのだ。

ちなみに、TSAは100ドル払えばこの保安検査を回避できるキャンペーンを実施中[4]である。自由の国でモノを言うのは金だけなのだ。

EU圏[編集]

アメリカと比べ古臭いことが取り柄なヨーロッパだが、保安検査では古臭い方式を採用する訳にはいかなかった。馬車に乗るようにタキシード姿の御者が検査で出迎えてくれるわけでもなく、アメリカと同じように覗き見ボディスキャナを導入している。ただ欧州委員会がボディスキャナの使用原則の法的枠組み案を採択したりしているあたり、アメリカとは違ったまともな規則に則ってボディスキャナを運用しようという気概が伺える。

Nemurineko.jpg この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。
後は適当に頑張って下さい。(Portal:スタブ)

結論[編集]

一部の犯罪者のために一般人が服を脱いだり、股間をオヤジに執拗に触られたり、全裸画像をさらけ出したりするのが保安検査という儀式であり、海外旅行の際には避けて通れない屈辱である。明らかにおかしなことが法に基いて公然と行われている現状だが、改善の兆しはないわけではない。例えばボディスキャナは陰部に機械が自動でモザイクをかけたり、記号で簡略化された図がモニターに表示されたりする新技術が開発されている。それ以外の点でも進展は多く、少なくとも僅かながら改善の方向には向かっているようではある。だが、完全に不快感が払拭される日はまだまだ遠い。それまで我々は他人に全裸画像を見せびらかす屈辱に大人しく耐え忍ぶしかないようだ。

脚注[編集]

  1. ^ 社団法人日本写真家協会の公式HPに、X線によるフィルムの被害について記述がある。
  2. ^ 信じられないという方は こちら。空港保安検査員の採用をしている。
  3. ^ アメリカの客の荷物を盗む保安検査員が多い空港ランキング。JFKを利用する時は気をつけよう。

関連事項[編集]