世間を騒がせる

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世間を騒がせる(せけんをさわがせる)とは、刑法のどこにも犯罪として規定されていないのに、殺人と同等なほどに重い罪とされる行為である。

概要[編集]

いったい、どの辺りからが「世間を騒がせる行為」になるのか、明確な境界線は定められていない。しかし、全国紙で報道される、ニュースやワイドショーで5分以上報道されると、間違いなく世間を騒がせたことになることがこれまでの事例より判明している。

世間を騒がせるという罪深い行為は、タレントや歌手、俳優などの芸能人が起こすことが多い。このことは、芸能界という世界がヤクザと背中合わせのブラックな業界であることを如実に物語っている。また、芸能界以外に目を向けても、社会的地位の高い人物が世間を騒がせる行為を起こしやすい傾向にある。

多くの場合、殺人、暴行、恐喝など、他の罪と並行して行われる。これらの行為を起こすと、世間が騒ぎ始めて「世間が騒がせる」が成立する。一方で、音楽性の違いによるグループの解散や政治家の失言、占い師との同居などの全く刑罰に問われないような行為、不倫裸で屋外で踊るなど、そこまで重くない罪を犯しても世間を騒がせてしまうことも多い。その場合、本人などが謝罪する際「世間を騒がせた」ことに対する謝罪の方が比重が大きくなる。

有名人の方が世間を騒がせることが多いから一般人であれば騒がせる可能性は低いのかといえばそうでもない。ネットでのコミュニケーションが盛んになった現代では、炎上という言葉もある通りブログバカ発見器などで迂闊な言動を取り、2chのまとめブログでまとめられたり、Togetterで吊るし上げにされ世間に騒がせる一般人も増加している。

また、世間を騒がせる起爆剤となる犯罪や不祥事などを起こさず、むしろそれに巻き込まれた被害者の立場であっても、世間を騒がせた人物とみなされてしまうことも往々にしてある。この場合、その人物はむしろ謝罪を受ける側であるにもかかわらず、何ら関係ない世間に対して騒がせたことを謝罪しなければならない。最早ここまでくるとクレーマーの領域に達している。

対策[編集]

もし、世間を騒がせてしまった場合、迅速に「火消し」を行うことが肝心である。放っておくと油を得た火のように延焼してゆき、限りなく世間を騒がせてしまうからである。

最も適切な対策は、即座に謝罪することである。早ければ早いほどよいが、一定の期間をすぎると謝罪程度では全くの効力を発しなくなってしまう。また、謝罪しても騒いでいる世間が黙ってくれるとは限らない。

他には、マスコミ各社に賄賂を渡すなど、報道機関と癒着して世間を騒がせないという選択肢もある。しかし、この方法は途方もない財力とコネのある人物でなければ出来ない。国家機関である警察や、大手芸能事務所に所属する芸能人ですら、不祥事やスキャンダルを隠しきれず、世間を騒がせてしまうのである。

交渉ではなく、力で屈服させて騒がせない、口を封じるという手段もある。無論、これは立派な脅迫罪、場合によっては殺人罪であり、露見すれば余計に世間を騒がせることになる。生徒がいじめによって自殺した学校の教師達が、必死にいじめを隠蔽しようと周辺に圧力をかけたことが露見して、世間が余計に騒ぎ出したといった事例は、枚挙に暇がない。

なぜここまで罪深い行為と思われるのか[編集]

世間を騒がせた人物が謝罪する場合、概ね第一声に「世間を騒がせて申し訳ありません」と発言する。彼らがこう発言する根底には、世間を騒がせることは万死に値する重罪であるという風潮があることを示唆している。しかし、本来であれば、世間を騒がせる原因となったそもそもの違法行為や不適切な言行こそ、もっとも謝罪しなければならない事案である。それなのに、何故かそれらは二の次にされて、「世間を騒がせたこと」に対する謝罪の方が優先される。

そもそも、世間を騒がせて申し訳ないというが、騒いでいる連中は面白半分で勝手に騒いでいることの方が多い。騒動に巻き込まれたのならまだしも、自分から進んで騒動に飛び込んでおきながら、当事者に騒がせたことについて謝罪を要求するというのは、あまりにも虫の良すぎる話である。

人間以外も世間を騒がせる[編集]

世間を騒がせる行為は人間だけが起こすものではない。むしろ人間以外のものが起こす頻度が高いことさえある。一例として、アザラシなどは、日本においては群れからはぐれて川に迷い込んだ程度で、世間を騒がせてしまう。当然のことながら、アザラシは謝罪しなければならないのだが、人の言葉が話せないのでできない。その間に騒ぎはますます大きくなり、アザラシの罪は重くなっていってしまう。人の言葉を話せないという点はもちろん酌量されるが、それ以上に世間を騒がせた罪の方が重く見られてしまう。また、イノシシシカなどの野生動物が時々人里に迷いこみ、世間を騒がせることがあるが、人に危害を加えてもいない場合でも「世間を騒がせた」という理由だけで射殺されてしまう。

未確認非行物体は、ただ空を飛んでいるだけなのに、多くの人間にとって未知の存在だからというそれだけの理由で世間を騒がせてしまう。どう考えても、科学的知識に乏しい世間の人間達の方に非難すべき点があるのだが、社会通念上においては、世間を騒がせた未確認非行物体の方が罪が重いのである。あるいは、未確認非行物体については「地球の領土を侵犯した」という法解釈が出来ないでもない。

このように、人間以外でも起こしてしまいやすい「世間を騒がせる」行為であるが、大地震や台風に代表される自然災害など、あまりにも規模が大きく社会という枠組みを超越してしまうものについては、世間を騒がせたことにはならない。流石に、これらは世間と言うちっぽけな尺度で語れるものではないことを、世間の方々も理解しているらしい。

世間を騒がせた人[編集]

関連項目[編集]