ヴェニスの商人
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ヴェニスの商人(-しょうにん)とは、中世においてキリスト教徒がいかに偏見的にユダヤ教徒を見ていたかを示した、ウィリアム・シェークスピアの代表作である。シェークスピア自体は当作品を「喜劇」扱いにしていたが、実際にはどう見ても財産を奪われた上に改宗を迫られた「シャイロックの悲劇」であるといえる。
[編集] どんなお話?
アントニオとかいう商人が、普段さげすんでいたシャイロックとかいう金貸しに『返済が遅れたら俺の身体の肉をどこでもいいから1ポンド!やるぜっ!!』とかホザいて無理矢理金を借りていき、しまいにゃ返済ができず(踏み倒し)、シャイロックが『心臓の肉を1ポンド』を請求すると、裁判を起こし、バッサーニオ(アントニオの親友)の奥さんがしゃしゃり出てきて『肉はやるけど血は一滴も流しちゃ駄目☆』という無茶なことを言って借金を踏み倒すお話。
しかもその後、シャイロックは教会によって全財産を差し押さえられている。なんともムゴい話で、当時のキリスト教の心の狭さを思い知らされる話である。
ついでに言うと、その時の裁判官が得意げにユダヤ人のシャイロックに『キリスト教に鞍替えするなら財産の半分は残してあげるよ』とか言ってるもんだから、目もあてられない。
[編集] 舞台
シェークスピアはこの作品の舞台をイタリアのヴェネツィア(ヴェニス)に設定していたが、そのせいで現地民からは猛顰蹙を買っている。なぜなら当時のヴェネツィアはユダヤ教徒だけではなく、イスラム教徒なども交易のために訪れていた所であり、「キリスト教徒による異教徒差別」などする余地がなかったからである。
彼はおそらく、自国で起こっていたユダヤ人差別を元にこの作品を書いたのだろうが、自分の国の出来事にはしたくなかったため、問題をイギリスではなくイタリアに転嫁させたのではないか、と見られている。

