ライトオタ

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ライトオタまたはヌルオタとは、「女の味方」を自称する策略に富んだ男たちのことである。リア充オタクとも呼ばれる。

概要[編集]

オシャレな顔をしながらも、その外見とは一見無縁そうなオタク文化への親近感を表明する人間がライトオタまたはヌルオタである。彼らが多くの女性に優しくしてモテている場合、「フェミニスト」という語義からして不自然な称号がつくこともある。

オタクといえば、ファッションを台無しにしても自分の世界と趣味と知識体系に没頭する民のことを意味していたものだが、こうしたライトオタは「僕はそこまでガチじゃないので」と「オタク系文化」判定される特定分野に対して深い知識を持っていないことを自慢げに打ち明ける。そして、女たちから「~君なら大丈夫ね」という対応を引き出すことに長けている。

つまり、十分な知識を持っていないことを恥じずにオタクと名乗る不可思議な傾向を持つ民のことである。

対ガチオタ[編集]

彼らはガチと判定したアンファッショナブルなオタク君に対して、友好的な態度をみせることもある。その男が実のところ、オタク認定されるのが怖くてオタク文化を忌避しているかどうかなどはどうでもよい。もし忌避しているのなら、自分がその分野に対してより深い知識を持っていると優秀感に浸ることができる。

そのオタク君がガチだった場合、ライトオタは知識量で劣っていたとしても「だって、君の好きな作品で実際に活躍しているのは美男と美女ばかりだろ」と余裕をかましながら勝つことができる。容姿補正で圧倒していれば、たとえ主人公メインヒロインの名前を間違えたとしても、スマホで検索しながら訂正すれば済む話だ。

時に、そのオタク趣味を気色悪がる女もいる。しかし、大多数の女は「あの彼氏、コミュニケーションの弱者と意思疎通するための道具として、オタク系のものまで鑑賞しているのね。彼って弱い者にも温かいのね。それに引き換えダサダサなあいつは・・・」と逆に褒めそやすので、気にする必要はない。そして、乙女ゲーの男のように美形のライトオタはガチのオタク君(たとえ知識面では彼らが上でも)を引き立て役にして、ハーレムアニメの主人公の如くますますモテることができるのだ。

境界線[編集]

ライトオタは「オタク的」とされるものと「非オタ」とされるものの区別に敏感だ。彼らはネット情報をもとに、たとえ愛読していても「オタク的」過ぎるものに言及するのを意図的に避ける。

例えば、月9は非オタな「リア充」の枠とされているので熱心に観る。そして、ドラマの中に自称・高等遊民が出てくると、「僕はあのような奴をフツーの社会に引き戻して包摂するために、敢えてそのような文物にも手を伸ばすことだってあるのだよ」と無学な彼女の前で宣言し、「まあ、優しいのね」と好感度を上げることができる。「ここで露骨にオタアニメの話題を出すのはマイナスイメージが大きいな」と胸の中で戦略を練りながら。

とある作品が漫画やアニメと実写でメディアミックス展開された場合、ライトオタは実写版だけを話のタネにし、アニメ版の影も形もないパンフレットをみながら「この俳優イケメンだね」と自慢する。のだめカンタービレはドラマ、テルマエ・ロマエは映画だけが全てで、決してアニメ版は存在しなかったことにするのが、人前でのライトオタの流儀だ。

そんなライトオタ最大のお気に入りは世間に広く受け入れられているAKB48と愉快な派生ユニット達である。知性の欠片もないことを堂々と披露する「自称・オタク系」の彼女らは、ダサそうなガチオタを大音響で呑み込んでいく彼らの写し絵だ。間違っても、ライトオタは水樹奈々などの声優系歌手の名前を出すことはない。

末路[編集]

そうした彼女たちの中には、社会人となったライトオタと現実に結婚してしまう者もいる。そして、初夜に「俺の嫁」と呼ばれて真実を知ることになる。

その通り、ライトオタとは「お帰りなさいませ、御検閲により削除」という女性従属のテーゼを何よりも死守しようとする人間のことなのだ。そうでなかったら、オタク文化への造詣を示したとしても、「俺は断じてオタクなんかじゃない」と自己定義してくるはずだ。

「知識の吸収」を服飾よりも容貌よりも重視し、自分で大声感謝することなど苦手極まりなかった20世紀なオタクを問答無用にキモオタ判定して植民地化しようとするライトオタだが、彼らは同時に「俺の嫁」「メイド喫茶」「ツンデレ」「百合」といった言葉にのみ反応する21世紀のオタク像を固守したい「勝ち組」勢力なのだ。ライトオタは、仮想世界だけでなく、日本式接客を熱心に実践する真面目な現実世界の女子たちを永久隷属の「俺の嫁」にするのが信条なのだ。

ライトオタは「筋骨隆々の男を引き倒す大人しそうな少女」というオタク系では一般的なモチーフをどこまでも嫌う。彼らにとって、オタク系の作品とは男子優位の文化秩序を確認する装置にすぎず、そこに学術的な検討に足る真摯な要素や男をなめきった描写は無かったことにしなければならないのだ。彼らはイザとなったらいつでもそうした要素を躊躇なく切り捨てることができる。リアルな「俺の嫁」となった彼女には、あらゆる父権制の暴力が待ち受けていることだろう。

では、その彼女は20世紀なガチオタを選べば良かったのだろうか?一概にいい難い。女性との友好が無くなったら全ての友好の記憶を失ってしまうような人間なら、無下にされない可能性が高いが、21世紀的感覚に重傷なまでに感化していると、ライトオタよりも酷く隷属させられる危険性がある。

ライトオタの類型[編集]

  • スマホの検索ページを横目に「お前、オタクのくせにこんなことも知らないのか」と美顔で後輩をいびる
  • 気色悪いオタクはもういなくなったと鮮明に排除主義の姿勢を打ち出すと同時に弱者の味方を気取る
  • オタク趣味ゆえに不当な差別を経験した人間に向かって、「それは全てお前の人格のせいだ。差別に実態なんかない」と言い放つ
  • ウィキペディアを読んであらすじを把握しておけば、オタクコンテンツの作品を直接詳細に自力で読み解くなんて時間のムダ
  • 実は漫画はマガジン、ジャンプ、サンデーの名が冠された雑誌の人気作とおまけ程度の少女漫画しか知らない
  • 鉄道、兵器、歴史、クイズなど20世紀の枠組みでマニアックとみなされる文化活動には一切興味なし。関わるとしても所詮は「仕事だから」
  • 消費はしても、ファンアートなどの生産系行為には一切携わらない姿勢
  • オタク系グッズはすべて新古書店とかで安く購入、美貌を高める衣装は全て新品のメーカー希望小売価格で購入
  • 女子に対して「君たちにそんな男世界の知識は不要」と優しくして「フェミニスト」を気取り、上野千鶴子系女子を憤慨させる男子
  • 実は中途半端で軽薄にしか知識を持たないアニメ鑑賞以外にまともな趣味がない。もしくはその趣味の中で負け組扱いされている
  • 本当は3カ月に2~3本程度しかテレビの作品を観ていない
  • 本当は美少女ハーレム系ばかり観ているのに、「それとは異なる作風の芸術的なものしか観てないよ」と実際は観ていない作品を観たかのように語ってインテリ気取り
  • 高橋名人のゲーム伝説を知らないのに、オタク系番組の司会をする某アイドルユニットの看板を絶賛
  • 乙女ゲームを一切プレイしたことがないのに、オタク女子の味方を称するジャニーズなアイドル

関連項目[編集]