ヨーゼフ・メンゲレ

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ヨーゼフ・メンゲレ(Josef Mengele、? - 1979年2月7日)は、ナチス政権下で、人種淘汰・人種改良・人種の純潔を人間どもに再認識させるため天より遣わされた死の天使である。

ほら、いかにも天使だろ。

目次

[編集] 天より来たる

ナチス政権下のドイツ。その夜天から一筋の光が起こり、眩い光を発しながら飛んで聞きたそれはドイツ南部に降り立ち、光が鎮まるとそこには人間らしき者の姿が。しかし、その人間のようなものにはが生えていた。彼はユダヤ人のもたらす地上の格差社会、不健全な資本主義社会に堕落した人間の姿を見、それをノアの箱舟の話のように始末すべく天より降り立ったのである。

しかし人間界では出世が必要である。超人を作りあげることに取り憑かれていた遺伝学者フォン・フェルシュアー博士の弟子となった彼はその影響を強く受け、ナチスの唱える人種の淘汰に共鳴し、自らの名を上げるため1937年入党。軍医となった彼た彼は負傷した同志たちを選別する仕事を任され、助けてくれと懇願する兵士を一目見ると「もう遅いねもう駄目だね」と笑って安楽死させた。

しかし翼が戦線で邪魔となり、主に翼を中心に負傷し兵役を免除となった。その後は「ユダヤ人には畸形が多く、健全な運動すらできないため悪賢く成長し、私腹を肥やすようになる」「アーリア人は健全な体躯を持ち、党に忠実である」と専門である顎の骨から人種淘汰の科学的根拠を多数提示し、親衛隊大尉となった彼は1943年アウシュビッツ強制収容所の就任医官となった。

親衛隊(SS)の制服を着こなし、手には白いゴム手袋をはめた彼は医師としてその日から収容所で行われる人体実験のための選別を始めることとなった。ユダヤ人を満載した汽車が駅に到着するや、彼はユダヤ人たちを「労働」「実験」という列と「ガス」という列に分けさせた。

[編集] 実験

人種の淘汰という崇高な目的を持ちつつも、フェルシュアー博士の影響で人体実験に喜びを覚えるようになった彼は絶好のモルモットを得た。天に連れてゆく人間を選別するために、気圧室の中に人間を放り込み気圧をどんどん上げ、気圧の変化にどれだけ人体が耐えられるのかを調べたが、その実験は被検体が絶叫を上げながら「ひでぶ」と謎の効果音を発して死亡してしまうので失敗に終わった。

子供たちへの関心を強めた彼は収容所に送られてきた子供たちをドライブと称して収容所内を車で走り、夜には道化師のショーを見せ、子供たちから「おじさん」と呼ばれるようになったが、数日後にその子供はまな板の上の魚のように解剖台の上に乗せられていた。拘束衣を付けられた少年から「おじさん、それは何?」「ブドウ糖だよ」と子供たちは病害菌を筋肉注射され、ナチスが新開発した有毒物質を静脈注射され、呻くだけの存在になった彼らに対しメンゲレは興味を失い、ベットを埋めるだけの存在であるとして処分した。

彼が異常な興味を示したのは双子であった。駅での選別の際には助手と共に「双子はおらんかね!双子にはお菓子をあげよう!双子は助かるぞ!双子はかわいい、双子は甘い、双子双子双子……」と双子を集め、親と引き離すとドライブへと連れ出す。初めは双子の二人を脱がせ、ニヤニヤしながら全身を舐めるように眺め、「双子でも君の方が短いね……」と意味深な発言をするだけだったが、次第に満足できぬようになり、手始めに双子の全身の血液を半分ほど抜いた。血を失った子供はどうと倒れたため、メンゲレが抜いた血液を兄弟別にして注入して蘇生を試みたりするも失敗。ドイツには少ない金髪碧眼の子供を培養しようと目論んだ彼は双子の眼に注射針で青い絵の具を注射したり、頭皮に漂白剤をすりこんだ。ひどい天使である。

この実験の数々から、彼は独自の遺伝学「双生児学」を確立し、収容所講堂で自らの成果の数々を披露する。スライドショーの中には、メンゲレが双子を後天的かつ人工的にシャム双生児(結合双生児)にしようとして背中を切り開き、お互いの内臓や静脈を縫いあわせて包帯を巻いただけの双子の姿もあり、その悲惨な写真に気分を害した聴衆たちの拍手はまばらだった。

[編集] 堕天使としての第二の人生

[編集] 芋の選別

左は飼料用、右は食用

しかし、いつまでもアウシュビッツにいることはできなかった。ドイツの敗色が濃厚となり、1945年にスターリンが差し向けた赤軍が刻々と進軍してきたのである。実験の記録を抹消するため収容所内のユダヤ人を皆殺しにしようとしたメンゲレは、倉庫のチクロンBが切れていることに気が付き「いつも買って補充しておきなさいって言ったでしょ!使おうと思ったときにないんだから!」と怒鳴るも結局は逃走を優先してユダヤ人たちを開放。収容時1500組いた双子は解放時90組まで減っていた。

親衛隊隊員たちは次々逃走したが、彼には翼があった。双子の体を事細かにスケッチした何百枚ものレポート用紙をまとめ、命並みに大切なそれをかかえて天界にヨタヨタ飛んで舞い戻った彼だったが、目的を忘れた非人道的な行為の数々を目にしていた神の怒りに触れ下界に帰らされてしまう。堕天使となって赤軍から逃げる親衛隊の列に戻らざるを得なくなったメンゲレは、バイエルンでついにアメリカ兵の捕虜となった。しかし親衛隊隊員ならば脇の下に入っているはずの血液型を記した刺青がなく(これは天使だからである)後に収容先で元同僚の工作によって「フリッツ・ホルマン」という偽名を手に入れ収容所から解放される。

とある農家の下男となった彼は、そこで馬舎の掃除やじゃがいもの「選別」の仕事に就いた。「食料用、飼料用、種イモ用のじゃがいもを選別するには、ガウスの図法による二項分布に従う、つまり、選民思想に凝り固まって割礼という野蛮行為を行い、金儲けに精を出す中くらいのじゃがいもが全体の大部分を占め、それ以外のジャガイモはずっと少ない……」という実に馬鹿馬鹿しい頭脳遊びと読書で時間を潰し、彼が芋とたわむれている間、ニュルンベルクでは医師たちの裁判が開かれていた。裁判では7人が絞首刑となったが、メンゲレは一番の大物であったにもかかわらず死亡していると判断され裁判は行われなかった。

[編集] 堕天使アルゼンチンへ飛ぶ

芋を選びながらも、彼は常に逮捕され裁判を受ける恐怖にさいなまれ続けていた。村で下男として働くことに馴染み始めてしまった彼はこれはいかんと決意し、アルゼンチンへ高飛びすることを決意する。翼が生えていたことが幸いし、問題なくアルゼンチンへ渡ると初めに仕事探しを始めた。指物師となった彼は街のカフェで同じく逃走を続ける殺戮官僚アドルフ・アイヒマン、死の影こと最強パイロットハンス・ウルリッヒ・ルーデルなどの元ナチス党員などと共にコーヒーを飲み知り合いとなり、アルゼンチンの気候や風土のよさに惹かれてゆく。ルーデルなどの庇護を受けながら過ごしているうちに、自分が元天使であったことや重要戦犯であることなどは気に掛からないようになり、被害者意識を働かせて亡命者気分でもいた。

その後製薬会社に就職した彼は、高級車を乗り回しオーデコロンをつけていい気分になっていたが、アウシュビッツの生き残りの一人が独自の調査をした結果メンゲレがまだ地上にいることが露見し、ドイツはアルゼンチンにメンゲレ引き渡しを求めた。それを知ったメンゲレは心神耗弱になり、外で物音がするだけで「何事じゃ!何事なのじゃ!」と頓狂な声を上げ、夜も眠れぬ日々が続いたが、メンゲレを連行することでもう一人の大物アイヒマンを逃がしてしまうと考えたイスラエル政府は彼の動きを監視することにした。

[編集] 落ちる

頼りになるぜルーデル兄貴!

1960年5月11日、ついにアイヒマンが工作員に拉致されエルサレムへ連行された。身の危険を感じた堕天使は俗っぽくルーデルに泣き付き、彼の紹介によってゲーザ・スタマー夫妻と共にブラジルの地で狂信的ナチ支持者の庇護を受けることとなる。のどかなその僻地でメンゲレはスタマー夫妻にトンデモ遺伝学を毎日熱弁し、彼らに例のシャム双生児スライドショーを見せて顔色を変えさせていた。62年6月にアイヒマンが絞首刑になったことを知ったメンゲレは恐怖から散歩の際にはを5匹連れて歩くようにもなるも、御しきれずよく5匹分の鎖を絡ませていたり、スタマー夫妻に6メートルもある見張り台を作らせて一日中双眼鏡を覗いて息を荒くするなど奇矯な行動が目立つようになる。

元天使のくせに神経質に自分の体調を毎日記録し、少しでも眠れない日には何か重篤な病気の前触れでないかと吹聴したり、「痰の色が違う!」、「目やにが多い!助けてくれ!」「手汗が止まらない!」などと喚いて当たり散らしたため、スタマー夫妻はこの厄介な戦犯居候の新しい庇護者を探さなければと考え始めた。新しい彼の庇護者は、元ドイツ国防軍伍長のボッセルトに決まり、話が合うボッセルト一家と家族ぐるみでの付き合いが始まる。しかし同居することは叶わず、たった一人での小屋暮らしが始まった途端メンゲレは急に老けこみ始め、不安と憂鬱に耐えきれなくなった彼はある時夫妻と海へバカンスに出かけている途中久しぶりに天界へと飛ぶ。

しかし、は務めを果たさず、むしろ人間界の荒廃に手助けしながらもノコノコまたやってきた堕天使を見るや彼の翼をもぎ、雲の上より蹴落とす。飛べないメンゲレはただのメンゲレである、彼は海の上に真っ逆さまに落ち、溺死した。彼の遺骸は夫妻に引き上げられ人工呼吸を受けるも既に死んでおり、ひそかに偽名で埋葬される。以前彼には史上最高額の懸賞金がかけられており捜査がされていたが、彼の死を知る者が酒の席で漏らしたことがきっかけとなり、彼の墓はブラジル警察に暴かれ、骨は現在2つの段ボールの箱で落ち着いている。一方、初めは清廉な天使だった彼の魂も地獄まで蹴落とされ二度と上がってくることはなかった。

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