ヨハン・ゲオルク・アウグスト・ガレッティ

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ヨハン・ゲオルク・アウグスト・ガレッティ(Johann Georg August Galletti、1750年8月19日於アルテンブルク - 1828年3月16日於ゴータ)教授、教壇に上がり、ゴータ王立ギムナジウムの歴史学のクラスが今日も始まったことを宣言する。生徒たちはノートを開き、ペンを構え、すでにニヤついている。

先生は口を開く。そしてまた新たな失言が生まれる。

「君たちは先生の話となると、右の耳から出ていって左の耳から入るようだな。」
……いけませんか?

英雄列伝[編集]

アレキサンダー大王[編集]

  • 「アレキサンダー大王は全アジアを征服したことだろう。しかし残念ながら、彼は次回には死ぬのである」
諸行無常。
  • 「アレキサンダー大王は、その死に先立つこと21年前に毒殺された」
タイムリープ!
  • 「アレキサンダー大王の死は全アジアに大いなる衝撃を与えた。しかし、ようやくその死後である」
これが「次回」の授業。

カエサル[編集]

  • 「カエサルはルビコン川を渡る際、11軍団の艦隊を投入した」
紀元前に軍艦、ルビコン川は大騒ぎ。
  • 「カエサルがルビコン川を渡らなかったら、彼は一体、どこへいったのやら、皆目分からないのである」
そこから話をどう進めるつもりなのか皆目分からないのである。
  • 「ブルータスとカシウスがカエサルを暗殺したが、そのやり口ときたら、まったくカエサルの気に食わない方法であった」
それは、そうでしょうね。
  • 「カエサルはいまわのきわに――いまわのきわにあたり――いまわのきわに及んで――いまわのきわの直後に死んだ」
学生のやる気も死んだ。

カール大帝[編集]

  • 「カール大帝は繰り返し、また繰り返しザクセン人を打ち負かした。その結果、ザクセン人は、最後には、とうとう待ちきれなくなった」
我々も待ちきれません、そろそろ死ぬんじゃないかと思って。
  • 「シャルルマーニュは、この世をあの世と取り違えた。ために死んだのである」
よし死んだ死んだ。
同一人物です。
  • 「カール大帝が死んだ、その500年後、教皇によって皇帝に命じられるなどと、誰に予想できたであろう」
同じ間違いをまたしている。
  • 「カール大帝には3人の後継者がいた。彼らは協議し、かくして成立したヴェルダン条約によって、帝国は等しく3つに2等分されたのである」
歴史ミステリー。

エリザベス女王[編集]

ごもっとも。
ローソクを持って?
  • 「メアリ・スチュアートの処刑の時、女王が議会に現れた――いっぽうの手にハンカチを握りしめ、他方の手には涙をたずさえて」
女王さまならきっと持てる。

世界地誌[編集]

アフガニスタン人は山あり谷ありの民族である」
……アフガン航空相撲?!
  • 「熱帯地方の土地は砂地である。温帯地方は粘土地である。寒帯地方に土地はない」
土地がなければどうやって暮らせばいいんでしょうか。
  • 「ゴータからエアフルトまでの距離は、エアフルトからゴータまでの距離と、さしてちがわない」
ちがってたらえらいことです。
  • 「パリの博物館に展示されている鉱物の中で、なかんずく注目すべきものは、縫い目のない長靴である」
長靴って鉱物だったんでしょうか。
  • 「もしペルシャがアメリカのように三角の正方形をしていると測量しやすいのだが」
測量しやすさ云々以前の問題では……。
  • 「ドイツでは雨が降る。ロシアではイナゴが降る」
蝗害のことがいいたいんでしょうか?
  • 「ヨーロッパからアメリカに渡った鉱物のうち、とびきりのものがジャガイモである」
最初から最後まで間違ってる……

テクノロジー[編集]

  • 「ローマの日時計は驚くべき発明である。それは日の出と共に整然と動き出し、日没と共にピタリととまった」
それはすごい。
  • 「イギリス人レームスデンは最良の天体時計を考案した。それは日に三、四時間しか狂わない」
使えません!
  • 「火薬が発明されるまでは火縄が使われていた。まず下に弾をつめる。その上に火薬をつめる。すると、大砲に勝るとも劣らない轟音を発してとび出した」
じゃあ火薬はもうあったんですね。

生物学[編集]

ライオンにおいては、男女間に通例の、あのわずらわしい関係がない」
……そういうことだそうです。
  • 「もしこの世に馬として生まれたのなら、もはや、やむをえない。死ぬまで馬でいるしかない」
馬が馬でなくなれるのなら何になれるんでしょうか。……落語家?

生徒指導[編集]

  • 「先生が話している最中はおしゃべりしてはなりません。先生が話していないときにはしゃべってもよろしいが、それは禁じられている」
不条理です、先生!
  • 「何と行儀作法が乱れていることか!先生が教室に入ったとたん、ミカンの皮を踏んづけて転ぶなんて、何て悪さをするんです!」
転ぶつもりはなかったんです。
  • 「シュミット君はどこかね。欠席?――なるほど、では、どうして欠席届を持ってこなかったのだろう」
欠席しているからです。
  • 「私が今から述べるつもりの本は、何という本かね?」
想像もつきません。
  • 「この点についてもっと詳しく知りたい人はあの本を開いてみなさい。題名は忘れましたが、第42章に書かれています」
そんな……。
  • 「君たちは、椅子を足の上に置いて靴でインキ壺を磨きたいのかね?」
皮肉をおっしゃったのでしょうが、単語が逆です。
  • 「雨が降ると、意味はどうなりますか?」
意味が分かりません。
  • 「お黙りなさい。私たちはまだ年端のいかない子供ですよ」
生徒A「僕は違います」
「――しかし、私はそうですとも!」
  • 「先生は今混乱しているのです。だから邪魔をして、かき乱さないでください」
……。

先生はえらい[編集]

「歴史をしっかり頭に入れてほしいものです。なるほど、かなりの量の紙ですが。」
……ちゃんと教えてほしいものです。

授業が終わると、学生のノートは先生の失言で埋め尽くされた。先生が生前汗水たらして書いた多くの著作が闇に葬られた一方で、生徒の書いた失言録が後世に残るとは、先生も予想していなかったろう。世の中間違いだらけである。

しかし、偉大なるガレッティ先生はこうも言っておられる。

  • 「教師はつねに正しい。たとえ間違っているときも」
なにはともあれ先生はえらい。

参考文献・外部リンク[編集]