ムシウタ
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ムシウタ(無詩歌)は、角川スニーカー文庫より発売されている岩井恭平のライトノベルである。巻ごとに主だったメインキャラが入れ替わり、それぞれの視点から物語が展開される構成を取っており、『ボーイ・ミーツ・ガール』系統の作品としては非常に珍しく、物語全体における正ヒロインが存在しないことで知られている。
目次 |
[編集] あらすじ
「虫」と呼ばれる存在がいる。彼らは多感な少年少女に取り付いて宿主の夢を食らう代わりに、宿主に超常の力を与える。政府は「虫」、およびその宿主である「虫憑き」の存在を市民から隠すため、特別環境保全事務局・通称「特環」を組織してその隠蔽を計っており、抵抗する者達を同じ虫憑きをもって捕獲、場合によっては抹消する役目を果たしている。
何の変哲もない極普通の高校生・薬屋大助には、裏の顔がある。特別環境保全事務局・火種一号指定虫憑き「かっこう」。彼は特環の任務で、虫憑きのレジスタンス組織「むしばね」のリーダー、立花利菜を同校で監視していた。しかし、自分と同じ夢を持つ彼女の姿に、いつしか彼は不干渉を常とする監視者の立場にありながら、彼女の友人としての立場を築き上げてしまっていた。互いの立場が相容れることはなく、ただ自分の夢を叶えるために、二人は戦うことになる。
[編集] 各巻メインキャラクター
上記した通り、巻毎にキャラクターが入れ替わり立ち代わり、それぞれの視点から物語が展開していく。正ヒロインが存在しないため、「誰々こそが正ヒロインだ」などというファン同士による諍いが日夜繰り広げられており、信者間の団結力を妨げる原因となっている。
| 巻 | メインキャラクター | サブキャラクター |
|---|---|---|
| 一 | 薬屋大助・立花利菜 | 土師圭吾・堀崎梓 |
| 二 | 薬屋大助・土師千莉 | 緒方有夏月・圓藤緒里・砂小坂純 |
| 三 | 白樫初季・海老名夕 | 御嶽アンネリーゼ・堀内愛理衣 |
| 四 | 菰乃村茶深・鮎川千晴 | 城谷怜治・かなた |
| 五 | 薬屋大助・鮎川千晴 | 杉都綾 |
| 六 | 塩原鯱人・獅子堂戌子 | 間崎梨音・ジャールハリシ |
| 七 | 緒方有夏月・南風森愛恋 | 佐藤陽子 |
| 八 | 薬屋大助・田央萌々 | 五十里野きらり・耶麻本ラウ |
| 九 | 赤瀬川七那・丁屋弐兵衛 | 宗方槐路 |
[編集] 正ヒロインの存在
最近になって、ムシウタには正ヒロインが存在するのではないかという考察が有志の研究者達によって出されており、物議を醸している。研究グループの一人であり、ムシウタのカバーデザインを手がけたるろお氏によると、ムシウタのヒロインは『ふゆ●たる』というキャラであり、「脳を雪で洗ってきなさい」を口癖とする腹黒キャラであるとされている。伏字の●にどのような言葉が入るのかは長年謎とされてきたが、近年の研究によると「ふ」、すなわち『ふゆふたる』が正ヒロインの名前であるという結論が纏まっており、「ふたる様」「フタル酸」等といった愛称で親しまれるようになってきている。しかし、本編を読んでみれば判るが、作中の何処にも「ふゆふたる」などという文字列は存在していないため、何らかの誤植、文字の打ち間違いに過ぎないのではないかと考えられている。
[編集] 関連項目
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