ボナコン

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ボナコンとは、古代ギリシャの博物学者大プリニウスの著作の中に出てくる牛の姿をした幻獣。ありていに言えば「ぼくのかんがえたさいきょうのげんじゅう」の一つである。

概要[編集]

プリニウスの著作『博物誌』の中で、ボナコンは馬のたてがみを持った牛の姿として描かれている。一目しただけでは、馬のたてがみを持つということ以外、幻獣と思わせるような奇怪な要素は見られない。

スカトロジー[編集]

しかし同書によれば、ボナコンは鉄をも溶かす灼熱の牛糞を排泄すると記載されている。これこそがボナコンの特筆すべき最大の特徴であり、幻獣ボナコンが幻獣として畏怖される所以なのだという。

何故、灼熱の排泄物を排泄するのか、そのメカニズムについてはよく分かっていない[1]のだが、一説によれば、の構造が極めて特殊であり、胃の中で食べた餌を反芻する際に強い摩擦が起こって灼熱の便が生じるという。これとは別にに便の温度を飛躍的に向上させる器官があるという意見もある。

ボナコンは灼熱の牛糞の排泄を攻撃手段として用いる。糞の温度は600度以上にも達し、触れれば跡形も無く蒸発してしまうため、並の肉食獣は接近することすら出来ない。そのためボナコンは数を減らすことなく繁殖し生態系のバランスを崩してしまうこともあるが、そこはボナコンと同じように自然法則を無視した肉食獣型の幻獣が、ボナコンを狩ることで調和を保っている。

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牛と言えば角である。水牛など他の牛は、天敵の肉食獣を撃退するため、あるいは上下関係の誇示や雌の取り合いのために同じ群れの牛と戦う時にその太く鋭い角を振るう。ところが、ボナコンの場合角が後方に湾曲していて、武器としての役割を全く果たせていない。プリニウスは『博物誌』の中で、灼熱の牛糞を排泄して攻撃するという手法があまりに反則じみていたため、が「そんな便利な攻撃手段があるなら角いらないだろ」と言って、見えざる手によって角を使い物にならない状態にしてしまったと説明している。

実在した?[編集]

プリニウスの子小プリニウスによれば、なんとボナコンは文献の中だけに登場する幻獣ではなく、実在したという。小プリニウスの説明するところによると、大プリニウス自身が、ボナコンの灼熱の糞に焼かれて死んだというのだ。大プリニウスの死因をボナコンの灼熱の糞による焼死と言及しているのは小プリニウスだけではなく、他の文献にも同様の記述が書かれているものがある。

しかし、プリニウスの死因はベスビオ火山の噴火による火砕流が原因であることが検証されている。では何故ボナコンの糞による焼死とする文献が多いのかというと、プリニウスの命を奪った火砕流を、ボナコンの糞に例えた風刺がそこにはあったのではないかという見解がある。つまり、皆プリニウスの死をネタにしていたのだ。もっとも、息子の小プリニウスだけは、これを事実であると妄信していたらしい。

注釈[編集]

  1. ^ というかプリニウスが脳内で産出した架空の生物なので、プリニウス以外分かるはずもない。