ブランデー

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ブランデー(英:brandy)とは、広義には果物を発酵させて作った醸造酒蒸留した物であるが、狭義にはそのままではまずくて飲めないような低質のワインを蒸留し、カラメルシロップ香料でそれらしい色と味と香りを付け、水で薄めた物を指す。また、この記事では主に狭義のブランデーに関して説明する。

歴史[編集]

ワインの蒸留という手法が始まったのは7世紀頃のスペインとされるが、今日のブランデーが生まれたのは15世紀フランスである。フランスの農民はワインを作る物と相場が決まっているのだが、場所によってはまともなブドウが採れず、味のよいワインを作ることが出来ない地方があった。そう言った地方のワインでも蒸留して熟成させることにより、実にうまい酒を作り上げることが出来たのである。しかし、その琥珀色や、ワインとは違う複雑な香り、まろやかな甘みなどは樽熟成によるところが大きく、ブランデー造りは10年以上の長い時間を要する非効率的な作業であった(蒸留したての原酒、これは特にオー・ド・ヴィーと呼ばれるが、色はほぼ透明で、ぶどうの風味は強いものの荒々しい酒であり、誰の口にも合うというものではない)。また、じっくりと熟成するうち酒自体の量も蒸発により減ってしまうため、非常に高価で王侯貴族のみが口にすることが出来る酒であった。

その後フランス革命などを経て、ブランデーも庶民の口にはいる値段にならざるをえなくなり、それまでの手間もコストもかかる製法から、大量生産がしやすく、どのような時でも均質な製品を作る必要に迫られた。そういった事情から今日の原酒に水、カラメル、シロップ、香料を注ぎ込む製法が開発された。原酒は個性を失うほどに蒸留されるため、ワイン由来のものである必要はないのであるが、伝統に従って今日でもワインを蒸留したものが使用されている(フランスではワインを入手しやすいと言う事情もある)。

その後ブランデーと言えば個性のない原酒に「ブランデーらしい」色・味・香りを付けたものであったが、最近では市場の高級志向もあって、かつての伝統的な製法を取り戻そうという動きもある。しかしコストの問題もあり、まだ大きな動きとはなっていない。

製法[編集]

伝統的な製法[編集]

  1. 白ブドウ(特にユニブラン種が好まれる)を使い、蒸留用の白ワインを醸造する。この時点での味が最終的な製品まで残るため、重要な工程である。
  2. 醸造したワインを単式蒸留器によって2回蒸留し、アルコール度数70度~72度ほどの原酒を得る。
  3. オーク樽に原酒を詰め、熟成させる。期間は原酒の性質によって異なるが、最低でも2年、長い場合は30年を超える期間熟成させることもある。
  4. 熟成完了後、アルコール度数が40度ほどとなるように水を加え、瓶詰めする。この際、望む味を得るためにいくつかの樽からブレンドを行うことが多いが、特に品質のいい年のブドウを使ったものはブレンドをせずそのまま瓶詰めすることもある。

近代的な製法[編集]

  1. 買い集めたワインを連続蒸留機にかけ、90度を超える度数となるまで蒸留をくり返す。ほぼアルコールと水だけとなり、元のワインの味は残らない。
  2. 得られた原酒をステンレスのタンクに詰め、カラメル、シロップ、香料を混ぜて1週間ほどなじませる。
  3. 味がなじんだ時点で瓶詰めされる。この時点ではまだ度数が高いため、伝統的なブランデーと同じ40度ほどになるように加水がされる。

飲み方[編集]

合理主義者のアメリカ人はブランデーを水やソーダで割ることもあるが、本来はストレートで飲むべき酒である。それも、太ったチューリップのような独特の形状をしたブランデーグラスに、もったいぶった動作で少量を注ぎ、手のひら全体でそれを包み込むようにして持ち、グラスを揺らしながら飲むのが本式とされる。元々これは酒を暖めつつ空気となじませなければ香りが立たなかったころの名残であり、現代のもともと香りの強いブランデーはショットグラスで飲んでもほぼ変わらないため、この動作には何の意味もない。しかしブランデーは雰囲気を楽しむ酒であるため、この一種儀式のような回りくどい飲み方も重要である。
ヤン・ウェンリーが生み出した、紅茶にミルク替わりにブランデーを使用する方法も考案された。

等級[編集]

下記のような多くの等級を持つが、ほぼ雰囲気作りのための飾りのようなものである。そのため、メーカーごとに混乱が見られるのだが、誰も気にしない

  • 一つ星
  • 三つ星
  • VO
  • VSO
  • VSOP
  • XO
  • ナポレオン

など。

広義のブランデー[編集]

アップルブランデー
カルヴァドスが有名。リンゴ果汁を発酵させたシードルを蒸留したもの。
キルシュヴァッサー
サクランボのブランデー。この酒にさらにサクランボを浸して作るリキュールのキルシュと混同されることが多い。
白井梨ブランデー
のブランデー。千葉県白井市の第三セクターが製造。日本の梨を使用したもので、コストがかかりすぎて効果になり、売れず、破綻した。

その他、プラムキイチゴミカンなど、果汁を発酵させることが出来る果物であればほぼなんでもブランデーの材料となりうる。