フルメタル・ジャビット

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「ホント、勧誘は地獄だぜ!フゥハハハーハァー!」
フルメタル・ジャビット について、新聞拡張員


フルメタル・ジャビット』(Full Metal Jabit)は1987年の日本映画で、新聞購読の勧誘を題材にした戦争映画である。監督はスタンリー・キューブリック。

原作はグスタフ・ハスフォードの小説『新聞拡張団残酷物語』(『ジャビット』とは某巨大新聞社のキャラクター名で、ジャビットの名の下に『フルメタル=被覆鋼弾』のように新聞拡張(定期購読客の勧誘による部数拡大)を行なうことを意味する。拡販という状況に直面した人間とその精神性を描いた作品。訓練教官をリー・アーメイが好演している。日本での公開は1988年3月

あらすじ[編集]

本作の前半部では新聞販売店の訓練キャンプ、後半部では拡販の現場が舞台となる。新聞拡張員に志願した普通の青年たちは訓練で徹底的にシゴかれ、拡販員となり町へに赴くこととなる。その教練課程を、鬼軍曹ハートマンからの叱責、連帯責任による懲罰、いじめなど拡販団内での出来事を通して描く。それは徹底した言葉による辱めにより、一人の人間を完全に否定し叩き壊し、拡販員という鋳型にはめ込み作り変える作業であった。こうして若者は拡販員と化し、住宅地に送り込まれてゆく…しかし、中には出勤前に精神に変容をきたす者も…。

訓練を修了した彼らが住宅地で待ち受けるものとは。若い拡販員は、住宅地で自分たちが勧誘している相手の正体を目撃することになる。

評価[編集]

拡販を華麗に扱わず、営業の現実を淡々と描いた内容により、新聞勧誘を題材にした映画群とは異なる趣を持つ。しかしながら、他の多くの新聞勧誘を題材にした映画群と同じく、「新聞拡販」という、住宅地を舞台に行われた営業を描いた映画にもかかわらず、主要な出演者は販売関係者が中心で、勧誘される側の住民は単に顔のない金づるとしてしか出てこないという、良くも悪くも大マスコミにありがちな新聞社中心の視点でしか描かれていないのが特徴である。

関連項目[編集]