パスワードコンティニュー
パスワードコンティニューとは、一般的には「ゲームの進み具合をパスワード(文字列)で表現し、次に続きを遊ぶ時にそのパスワードを入れることでコンティニューができる」もの。ここでは有名な、「ドラゴンクエストシリーズのI・IIで使われている復活の呪文」に絞って解説する。
概要[編集]
もともとはファミコンでゲームの状態を復活させるための呪文であった。プレイヤーはゲームを遊び、特定のセーブポイントでセーブを行うと、画面に特殊な文字列が表示される。次回、ゲームを再開するためにその文字列を入力すると、その続きが遊べるという仕組み。これをドラクエにおいては「復活の呪文」という。パスワードコンティニューよりは、とても親しみやすい。
しかしその実、当時のブラウン管テレビは低解像度の粗悪なものが用いられていたため、呪文が正しく読めないということが頻発した。または、写し書きするときにミスってしまう。そうしたことにより、一文字ないし複数文字の書き写しミスや誤字などが起こり、何度やってもオドロオドロしい呪いの音楽しか聞こえない。挙句の果てには、それまでの苦労をパーにして、再度人生をゲームをやり直すことになるなどの呪いが込められていた呪文である。
かの「すぎやまこういち」先生は、復活の呪文を呪いの呪文にせぬよう、テレビに写っている内容をそのまま印刷できる機械を購入したと言われている。当時の価格で16万円強もする機械であったのだから、この呪文はたいそうに恐れられていたことは間違いない。
この復活の呪文は、本来自分が見て記録したものをメモして唱えるためのものであったが、他人が記録した内容を使ってもゲームを行うことが可能であった。それを応用し、有志によって既にある復活の呪文の一部を改変して、呪いの音楽の鳴らない呪文を探し出すという、途方も無い研究がなされた。その結果、呪いの音楽の呪縛から逃れた先で「大金を手にしたり、女王をお姫様抱っこしたまま竜王をボコりにいけたり」といった、様々な通常では出来ないことが可能になる呪文へと昇華された。
こうして、パスワードコンティニューは、単なる復活の呪文や呪いの呪文としてだけでなく、将来を切り開きうる呪文に成長したのである。
なおその過程において、偶然にも文章として読めるような呪文を探しだし、その呪文を楽しむことも行われた。こうして文章として読めるものの中には、近未来を暗示した予知の呪文も存在すると都市伝説では語り継がれている。…いや、そんなわけねーだろ!
文法[編集]
この呪いの呪文の文法を、それ自体の文法に則って解説する。また、其々の呪文の効果を実際に詠唱して続きを確認してみることができる。
- 文法1
むかしはね ごしちごとしち しちとさん じだよ
むかしはね ごしちごとしち しちとさん じだよ | 詠唱 |
- 文法2
おもにひら がなとすぺえす でこうせい される
おもにひら がなとすぺえす でこうせい される | 詠唱 |
- 文法3
つぎは さんじ よんじで
じすう こてい じゃなく
なった んだよ ここから
のろい のじゅ もんにな った
つぎは さんじ よんじで じすう こてい じゃなく なった んだよ ここから のろい のじゅ もんにな った |
詠唱 |
文章になっている復活の呪文[編集]
以下に、文章になっている復活の呪文を掲載する。他にも有名な呪文はあるので、色々と探してみて欲しい。
- 文章1
よろいのき しやあくまのき
しはうれし そうだ
- 文章2
うちの おやじ そうよい
つもか くすつ るつぱげ
- 文章3
ひとがみな ごみのようだぞ
めがおちて むすか
- 文章4
しのひかり つなみおそいて
ひげきそと ひばく
関連事項[編集]
ナンバリング : | 1 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - 9 - 10 - 11 - 12 |
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モンスターズ : | 1 - 2 - CH - JC - JC2 |
人物 : | クリフト - もょもと - サマルトリアの王子 - モンスターじいさん - 勇者 - 遊び人 |
モンスター : | スライム - はぐれメタル - ばくだんいわ - メガザルロック |
職業 : | 勇者 - 魔法使い - 商人 - 遊び人 - 海賊 - ゴッドハンド |
呪文 : | イオ - ザオラル - パルプンテ - ぱふぱふ - ふっかつのじゅもん - メガンテ |
単語 : | ああああ - ドラクエ信者 - ぬわーーっ!! - キメラの翼 - ひのきのぼう - へんじがない - 冒険の書 - ダーマ神殿 - ここで装備していくかい? |
クリエイター : | スクウェア・エニックス - すぎやまこういち - 鳥山明 |
関連作品 : | ダイの大冒険 - ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 |
![]() 本項は第35回執筆コンテストに出品されました。
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