ハリウッド

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動: 案内検索

ハリウッドとは、世界のイケメンにとってのグローバル映像アイテム生産施設である。観るだけで、非イケメンへの優越感に浸ることができる。

概要[編集]

ロサンゼルス郊外に本拠地を構えるスタジオであり、主に映画作品の制作を手掛けてもいる。制作される作品のジャンルは様々だが、内容紹介のビラは「この主演俳優が旬だ!」「この女優がすごい!」「制作予算10億ドル」など出演者の情報や資金の流れを自慢するページが多く、作品の内容情報はページの大半を占める写真とベタ褒め礼賛の短い文章と実際に観たのかどうか疑わしい著名人たちの礼賛コメントで独占されるプロパガンダとなっている。

対象年齢は全年齢の全世界。「カッコよすぎる主人公」「安っぽい悪役」「助けを待つばかりで、自主的に動くと足を引っ張る無能なヒロイン」という3点セットを備えた量産可能で単純明快な勧善懲悪のストーリー映画を「大人でも楽しめる」と莫大な資金と圧力をかけて全世界へ大々的に広報し、世界中で上映活動をしている。

不必要なまでに大げさな音響の中で、「イケメンかっこいい」「美女はぁはぁ」をするための容器として鑑賞するのが正しい鑑賞法であり、作品のメッセージを云々するのは無益である。大事なのは雰囲気であり、細部は気にしないのが正しい鑑賞法だ。

設定を観るだけで何が起きるかみえてしまうワンパターンな脚本に対しては、「大人の観るべき品質でない」と苦言を呈する者もいる。しかし、そのような異論を唱えると、俳優たちが「脳でもおかしいのか?友人いるのか?知識人気取りだったら、スマホの時代だから誰でもできるぞ」と画面上で威嚇してくる。

ハリウッド映画は世界中で鑑賞されている。世界の映画界に占めるハリウッドの地位は、日本漫画界における週刊少年ジャンプ週刊少年マガジンを合体させた地位に相当する。だから、ハリウッドを観ないと世界の流行に取り残されると、多くの人間が面白くないのを承知で観ている。面白くないのに定価で観ている。

主なジャンル[編集]

冒険もの
ほんの1カットに100万ドル単位の大金を投じて制作される冒険物語である。「強すぎる主人公のイケメン勇者」「勇者の言葉を反復するだけの脇役の味方」「ワンパターンな悪辣さで世界を征服しようとする魔王」「魔王に囚われしヒロインA」「勇者の激越な発言を穏やかな言葉で言い換える程度の説得力しか持たないヒロインB」のキャラクター類型だけで、物語は完結している。
最初は弱い勇者もいるが、そのヘタレ振りはギーク性として表象され、クライマックスにおいて、ギーク性はなよなよしいと捨て去られる。
恋愛もの
プロダクト・プレイスメントという商品広告に満ちた空間で展開されるラブロマンスである。ベッドシーンを堂々と展開して、世界中のヤリチンを勝者にし、貞淑なる民を間接的に敗者にする。
刑事もの
美形の主役が醜悪な犯人をぼこぼこにぶちのめして「被害者の人権」に応え、非民主国家の警察官をして「米国でこれだけやっていいのだったら、俺たちもこのくらい加害者の政治犯を殴っちゃって良いよねっ」と思わしめる作品。
名作もの
ハリウッドが名作文学を手掛けると、原作が醜い容姿の男女による悲劇と明記していても、たちまちイケメンと美女の明るい逸話に変身する。どんなに原作レイプと問題視しても、莫大な資金力で「映画こそ原作だ!」と居直ってくる。
偉人もの
偉大なる主演俳優を際立たせるに絶好の題材であるためか、例外的に主人公は良い人間となる。しかし、悪役とされた脇役の扱いはお察し下さい
貧困もの
米国の下層社会が発展途上国の上層よりもいかに恵まれているかを説くために量産される。普段は豪邸に住まう主演が、貧乏人の振りをして清貧を説いている場面が売りであり、その自助の言葉が本物の貧乏人を努力不足で自己責任と思わせるのに貢献している。
同性愛もの
同性愛の権利を謳い上げることで、逆説的に米国社会がいかに同性愛に不寛容な社会なのかを実証する映画である。少年ジャンプ大好きな女の子なら、もっともっと先進的な表現を生み出せるだろう。
ギークもの
映画に先立つミンストレル・ショー黒人西部劇インディアン、90年代のアラブ人に続いて、21世紀のハリウッドでステレオタイプの悪役描写を一身に請け負うのがギーク分子(ナード)である。作品の冒頭でどうしようもないギークだったデブ童貞の主人公が、自分と同年代か年下で、実際はどんな分野でも無知蒙昧なイケメンかヒロインの訓導を受けて、作品の最後でギーク要素を捨てた立派な実質中身のない筋骨隆々のイケメンに変身する過程を描きこむ。その直後、主人公がアイデンティー・クライシスに陥って自殺するか暴力魔になる場面は決して描かれない。
ギークとしての主人公像は、実際のギークより遥かに下品に描かれているが、ヘイトクライム議論が起きることはない。そんな作品群をもって「ギークの時代」などと銘打つのだから、ギーク扱いされた現実世界の人間が絶望して映画館で無差別発砲するのは理解できなくもない。
ディズニーもの
大人の目に堪えない3Dアニメを制作し、「初めて女子が自立した物語」を描いたと自賛する。そして、2Dにとどまる作品群をポルノと同列に並べて糾弾する作戦を世界大で展開している。ピクサーものもある。

スターたち[編集]

ハリウッドからは名優や女優、監督といったスターたちが次々と生まれている。倍率数千倍のオーディションを突破したスターたちは一概に「お前たちの寝ている間に、自分がどれだけ努力していたか」を自慢するのが特技である。彼らはその言葉を金科玉条にしつつも、日々バラエティー番組に出演し、その無知ぶりを大衆の前にひけらかして、親しみやすさを拡大する活動に邁進している。

確かに、彼ら彼女らはある程度必死に努力したのだろうが、実際には自分より遥かに努力していたのにスターになれず、銀幕から消えていった役者が自分の前にいたことを知っている。しかし、そうしたライバルや先輩方の血の滲む努力の模様は記憶から消し去り、「彼らは結局何も努力していなかった」ことにするのが蹴落としをもって上等とするスターの世界のお約束である。超のつく例外的存在たるそんな彼らの発言を真に受けるのは避けるべきだ。

世界進出[編集]

ハリウッドはアメリカの文化兵器として世界に認識されている。当のアメリカ国内で、「サヨク団体のリベラル・プロパガンダ」「アメリカの公序良俗を絶賛破壊中」といくら非難されても、その地位が揺らぐことはない。

先進国でハリウッドは憧憬とコンプレックスの対象だ。コンプレックスにかかると、一作も観る義務などないのに、ハリウッド映画ばかりを鑑賞して如何にハリウッドがなってないかを腐して自国産の映画を観てもないのにやたらと褒めそやす評論家が誕生する。ハリウッドの大衆人気は高いのだから、一作も観ない方が逆に「みんなとは違う存在」になれるというのに(その程度ではまだまだ無理だけど)。こうした手合いの評論家はフランスで特に多い。そして、ただ中身を楽しんでいるだけの普通の美形から世界大で失笑を買っている。

途上国ではハリウッド映画の海賊版DVDが出回っている。ハリウッドは海外進出する時、最初の内は海賊版を黙認している。貧乏な国で海賊版を本格的に取り締まるのは、お金が逆にかかってしまい、儲からないからだ。そして、進出地が経済発展すると、突如として海賊版を根絶しなさいと厳命するようになり、作品普及に貢献した草の根の貧しい普及員たちを全員著作権の侵害容疑で逮捕しにくる。そして、関係者たちは途上国の民には到底買えない高価なDVDを売りつけて、いかに自分たちの作品が愛されているかを超富裕層の要塞のような豪邸の中で自賛する。

関連項目[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「ハリウッド」の項目を執筆しています。