スパゲティー

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曖昧さ回避 この項目ではイタリア料理について説明しています。日本製麺類についてはスパゲッティをご覧ください。
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この記事「スパゲティー」は何故か「スパゲッティ」とネタや題材がダブっています。どちらが真実なのかは神のみぞ知ります。
スパゲティー:Spaghetti)はパスタの一種であり、これを用いた料理はすなわちイタリア料理の代表となる。創作料理に失敗した際の間に合わせの料理の代表でもある。
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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「スパゲティー」の項目を執筆しています。
茹でたスパゲティー。よほどのセンスをもってしなければここまで不味そうには撮れない

マナー[編集]

長い伝統を誇るイタリア料理の代表たるスパゲティーには、厳格な作法が存在する。食べるときにはフォークにきれいに巻きつけて食べる、などと言うのではない。それが正式なマナーだとお思いならば、納得いくまでフォークを回し続ければよい。貴方がスパゲティーをフォークに美しく巻きつけるのに人生を懸け、やっとのことでそれを口に入れた瞬間に死んだとしても、私の知ったことではない。重要なのは、茹で方のマナーなのである。

失敗しないアル・デンテの作り方[編集]

麺さえうまく茹でることができれば、その料理の味は保証されるといってよい。逆に言えば、それに失敗してしまうと、そのあとどれだけ苦心して素晴らしいソースを作ったとて、その料理は二流にとどまり、それ以上の評価を望むことはできない。

麺のちょうど良い茹で具合の基準として「アル・デンテ (al dente)」という言葉が用いられる。これは、もともとは「歯ごたえのある」という意味であったが、後の世の自意識過剰な料理人や料理研究科の活躍により、茹で上がったときに髪の毛一本の太さの芯が残るくらい、ということになってしまった。細かい注文がついたことでアル・デンテの達成はさらに困難となり、イタリア国内においても「茹で具合などもうどうでもいい」という境地に達する主婦が後を絶たない。

上で述べたような事態を防ぐために、麺の茹で方には次のような作法が存在する。

  1. スパゲティーを茹でるにあたり、以下の3つを用意する。

このうち最低限BGMは必要である。あとの二つは茹で上がるまでの暇つぶしになると思って言ったまでだ。

手順[編集]

  1. 貴方が失業していることを確認する。「失業者はスパゲティーを茹でてはいけない」という批評があるが、無視する。
  2. 時間が朝の10時半であることを確認し、音楽をかけ、スパゲティーを茹で始める。
  3. 音楽がピークに達するころに麺が茹で上がる。本当だ。ロッシーニを信じろ。
  4. 茹で上がる直前に電話が鳴るが、もちろん無視する。スパゲティーはと同じだ。一時でもなおざりにすると、致命的な結果を招く。

以上のことをすべて守りさえすれば、あなたは見事なアル・デンテを完成させられる上、もいなくならないし、ノモンハンの話を聞かなくて済むし、を取り戻すためにバットで人を殴り殺さなくても済むのである。

スパゲティーのアレンジ例[編集]

古よりアル・デンテに失敗した人々により、さまざまな工夫がなされてきた。以下はその一例である。

すぱげちぃなぽりたん!
ナポリタン
魚介類を加え、トマトソースで炒めたもの。伊丹十三焼きそばじゃないっ!」と激怒したものの、今日の日本においては「スパゲティー」を注文すればまずこれが出てくるほどに深く浸透している。人生の深みも渋みも何にも持っていない子供達に、エビフライハンバーグカニシューマイコーラ赤いウインナーなどと並び愛されている。
カルボナーラ
トマトソースを用いた赤いスパゲティーに飽き飽きしていた南イタリアの炭焼きおじさん達が結成した秘密結社「カルボナリ」で考え出された調理法である。炭焼き場で簡単に作れるように味付けはシンプルに黒胡椒のみ。生クリーム主体のねっとりしたホワイトソースの中には、彼らの青春が凝縮されている(ちなみに本場では生クリームは使わないのが一般的で卵黄やチーズでねっとり感を出すのだそうだ)。
ヴォンゴレ(ボンゴレ)
むせるほど白ワインを入れてアサリなどの二枚貝を煮込みスパゲティーと絡めたもの。トマトソースの入ったボンゴレロッソとトマトソースの入っていないボンゴレビアンコがあるが、どちらにしても貝は殻つきのまま調理する。このとき、貝の砂抜きはあまりしっかりとやらない方がいい。食べている最中、耐えずフォークにカチカチと当たり続ける貝の殻と、口に入れた瞬間ジャリジャリ言う砂抜きの甘かった貝から出た砂利がとてつもないストレスとなって襲い掛かり、食する者はスパゲティーがアル・デンテに仕上がっているかどうかなどどうでもよくなるのだ。
ペペロンチーノ
茹でたパスタにニンニクと唐辛子を加えて油で炒めたシンプルなスパゲティーで、いわば「お茶漬け」的な食べ物である。日本では客人に対してお茶漬けを勧めるのは暗に「帰れ」と言っていることになるが、これはスパゲティーの本場イタリアでも同様であり、客人にペペロンチーノを勧めるのは帰宅を促していることになる。特にナンパした女性に手料理としてペペロンチーノを振舞われると「今回はご縁がなかった」という意味になることから一部の人々からは「絶望パスタ」と呼ばれ忌み嫌われている。
イカスミパスタ
アル・デンテの状態で出される唯一のスパゲティー。ベニト・ムッソリーニはこの料理を自ら作るほど気に入っており、彼の髪型はその結果であるといわれている。1945年に彼が逆さ吊りにされるにあたり正式なレシピもまた抹消され、現在では文字通りイカスミを使ったものがこう呼ばれる。
インディアン
ネイティブアメリカン風……ではなく、カレーソースをかけた、またはドライカレー風にいためたインド風スパゲティーである。「カレーと言えばインド」という安直かつステレオタイプなネーミングセンスには好感が持てる。カレーは古来よりあらゆる失敗をなかったことにできる魔法料理であり、当然ながらスパゲティーの茹で時間を間違えたこともなかったことにできるのである。スパイシーでもったりとしておりニンジンジャガイモがゴロゴロしているカレーソースのかかったスパゲティーの茹で方がどうかなんて気にする奴はいない
ケチャップのみ
日本独特の、きわめて簡素であるが、程よい湯で具合の麺の美味しさを堪能したい場合には最も適した調理法である。欠点として、汁気が少ないことが挙げられる。日本人が食べる分には全く問題ないが、喉が傷むのをいとわず機関銃のようにしゃべりまくるイタリア人はせめて食事時に喉をうるおさなければ死んでしまうため、無謀な挑戦はせず、オリーブオイルトマトピューレをふんだんに用いたスパゲティーを作るべきである。
アルブッロ
茹でたスパゲティーにバターを絡めただけのもの。シンプルながらちょうどいい塩加減で茹でられたスパゲティにバターの風味が素晴らしく合う一品。しかし夫婦仲を破壊したくなければ絶対に家庭で作ってはいけない。特に残業で遅くなって疲れて帰ってくる亭主の夕食にこれ一品だけを作るのは避けるべきだろう。イタリアではレストランで出されるような料理でも、日本ではこれはどう見ても手抜き料理である。
プッタネスカ
いつものベッドで目を覚ますと隣で寝ていたはずの娼婦の姿が無かった。しかし彼女がどこにいるのかは探さなくてもわかる。部屋に漂ってくるのはいつものトマトソースの匂い。ガウンを羽織ってキッチンに向かうとそこには予想通り彼女の姿があった。彼女が作っているのはいつもと同じ、情熱を表す赤いソースに唐辛子の辛味とアンチョビの塩気が効いた刺激的な味わいのスパゲティーだ。「娼婦風スパゲティーよ」と言い艶やかに唇の端を吊り上げる彼女を見ていると、抑えきれない気持ちが湧き上がってくるのを感じる。私は今夜も娼館へと足を運ぶのだろう。もう心の底から彼女と、このスパゲティーに魅了されてしまっているのだから。
スープスパゲティー
茹ですぎてミミズの水死体のようにグデングデンになったスパゲティーをスープに入れたもの。別名・イタリアンラーメン。だが実際に「イタリアンラーメン」というキーワードで検索するとゲテもの画像のオンパレードなのは言うまでもない。
ボルジア家風
11世紀のスペインを発祥の地とする名家であるボルジア家は、15世紀から16世紀にかけてローマヴァチカン宮殿に君臨し権勢を振るった。そこでは連日のように酒宴を開き、趣向を凝らした数々の料理で客をもてなした。ボルジア家は食事を大変重視しており、チェーザレ・ボルジアに至っては、妹ルクレチア・ボルジアの幾度にもわたる結婚のたびにわざわざ料理人を一緒に連れて行くほどであったが、それだけにその料理の美味であることはこの上なかった。スパゲティーもその一つであったが、どうしたわけかこのボルジア家の絶品を二度味わえる者はそういなかった。そのような中で最も幸運なる男、ルクレチアの二度目の結婚相手であるビサグリア家のアルフォンソは、1498年に結婚してから1500年に何者かに襲撃されて一ヵ月後に死ぬまで何度もこのスパゲティーを味わう機会に恵まれたという。現在この味を再現したくば、好きなアレンジを施したスパゲティーにちょっとしたアクセントを加えると良い。
典型的なイタリアの家庭風
残り物を全てぶち込む。大丈夫、トマトピューレとチーズを使えば何とかなる。品数が少ないようなら野菜炒めか何かついでに作ってしまえ。

関連項目[編集]