ストリーキング
ストーリーキングストリーキングとは、20世紀の終わりくらいから2005年か6年くらいまで、『週刊少年ジャンプ』(集英社)誌上で行なわれていた新人漫画家・原作者の投稿企画である。別名・「裸祭賞」「裸の王様賞」。
当賞出身者が、異様な率でヤバい(色々な意味で)ことでも有名である。
概要[編集]
週刊少年ジャンプが発行部数を週刊少年キバヤシに抜かれどうしようもない雑誌になり果てていた頃、「それならせめてキワモノ発掘を」とのマシリト編集長(当時)の鶴の一声から始まった賞である。
賞の特徴としては、大きく分けて『漫画部門』と『ネーム部門』が設けられ(募集回によってはそれ以外の部門もあったような気がするが、それは黒歴史なのでお察し下さい)、どちらもページ数無制限で好きなだけオナニーし放題だったり、ネーム状態で送りつけてもOKだったりすることである。
手塚賞や赤塚賞のような神の名を冠するにふさわしい総合力を持った新人でなくとも、裸で走り出しちゃうようなキワモノ作家や、裸の王様のように自尊心に満ちたバカでも受賞できたりする・・・というのがジャンプ側の売り文句であったが、蓋を開けてみたら予想以上の検閲により削除な作品ばかりが集まってしまい、試行錯誤を繰り返せば繰り返すほどバキューン!!な事態に陥るという不遇な賞と化してしまった。また募集期間が不定期だったり、途中から年2回募集(それもやっぱ半年毎じゃなくて不定期)に変更したのも、賞がアレ化してしまった原因かもしれない。
審査員[編集]
(順不同)
おもな出身者[編集]
ぶっちゃけインパクト勝負なので、一発屋で消えてしまった者がほとんどだが、一応記載しておく。
- 第2回 漫画部門準キング『POLICE BACADEMY』(東佳伸)
- その作品よりも、受賞時は「東佳伸(あずまよしのぶ)」、デビュー時は「あずまけいしん」、その1,2年後にまた「東佳伸」、半年経たずに「東直輝(あずまなおき)」と、石岡ショウエイばりにペンネームをめまぐるしく変更したことのほうが有名な漫画家。
- その後3回の打ち切り(うち突き抜け2回)を経てバイバイジャンプ。現在は週刊ヤングジャンプで原作付のヤンキー&超サイヤ人漫画の作画を担当するが、人気度外視の原作者のせいでまたコケてしまった。しかし、その後もチャンピオンだのマガジンの増刊だの同じ原作者にあちこち振り回され続けている。
- 第2回 ネーム部門準キング『九つの星』(ほったゆみ)
- 受賞当時は名古屋在住の19歳で、読者を驚嘆の渦につき落としたが、その後「ヒカルの碁」(作画:小畑健)の連載が始まったらいきなり40代のおばちゃんになっていて、読者を二度驚かせた魔性の女。
- 「ヒカ碁」でジャンプの一時代どころか囲碁界の一時代まで築いてしまったが、その次の連載「ユート」(作画:河野慶)があっさりと打ち切られて以降、ジャンプから見捨てられ消息が知れない。
- 第5回 漫画部門準キング『西部遊戯』(遠藤達哉)
- 受賞作が赤マルジャンプに掲載された途端絶賛の嵐を浴び、「ようやくストキンにもマトモな新人が出て来た」と言われるようになった。しかし読切ばかり数作を発表した後、一時消息不明になる。
- そして受賞から8年。ようやくジャンプスクエアにて初連載『TISTA』を開始し第1話が絶賛されたものの、延々と第2話を続けた為半年で打ち切り(週刊ペースで計算すると、突き抜けとほぼ同じ)。TISTA最終巻と同時に過去の短編集が発売された為、不本意にも「二代目内水融(むしろ三代目叶恭弘)」のふたつ名をつけられてしまった。それからしばらくして10年前に週刊で描いた読切がスクエアでまさかの連載開始となり漫画評論家を驚かせる。
- 小説の挿絵描いたり、細々と読切描いたりしていたが、四十近くになって少年ジャンプ+で連載した『SPY×FAMILY』が大ヒットするというまさかの展開。大器晩成。
- 画力が激上がりしているのはアシしまくったかららしい。
- 年単位で声を掛け続けた担当編集、林士平は凄い。
- 第6回 ネーム部門準キング『サラブレッドと呼ばないで』(長谷川尚代)
- 第5回でも準キングを受賞していたが、この作品でようやくデビュー、連載を開始する(作画:藤野耕平)。しかし見事に突き抜け、単行本の穴埋め読切り掲載を最後に行方不明。
- 余談だがこの作品は、「略称の語尾に『ブレ』と付く漫画はことごとく突き抜ける」(例:『ソドブレ』『サラブレ』『カトブレ』)というジンクスの先駆けとなった。
- 第7回 漫画部門キング『アイシールド21』(稲垣理一郎)
- 当賞一の不良債権。「初キング受賞者」としてあり得ない早さで作品が掲載、その後連載化(作画:村田雄介)されたが、スポーツ漫画不足による編集部の露骨なプッシュや、万能キャラヒル魔への自己投影オナニー、ヒロインも主役の座もヒル魔に与えるという、稲垣様の文字通り「裸の王様」ぶりに、ジャンプ読者のほとんどが「一刻も早く村田を稲垣から解放しろ」と願う事態にまで発展した。
- 唯一の収穫といえば、自虐ギャグ漫画で赤塚賞を受賞し当時は「代原漫画家」という低い地位にいた村田を、「ポスト小畑」と呼ばれるほどの絵師に育てたことくらいだが、それは稲垣の功績ではない。アイシル終了でコンビ解消後の村田は単独作品がことごとく失敗し結局ジャンプスクエアで再び作画屋として連載。一方稲垣は台湾人のエロ絵師やあの人と組んで新作を発表するなどしているが、連載のめどはまだ立っていない。
- なお稲垣は「少年漫画界には少年に受ける漫画がここ数年ヒットしていない!俺は少年のために書き続ける」と明言したが、とっととヤンジャンに移ったあたり、いつもの自己愛による大ボラだったようである。
- 第7回 漫画部門奨励賞『風影』(土田健太)
- 若干18歳で「最終候補まであと一歩」としてジャンプ誌面に名が載り、その後は作画兼任に転向しジャンプ十二尻漫画賞を受賞するが中々芽が出ず、10年目で穴埋め読切から昇格した『ろくおん!』でようやく初連載を獲得・・・するが結局大して受けず2クール打ち切り。
- 第8回 漫画部門準キング『天上都市』(中島諭宇樹)
- デビュー後の本誌初掲載読切が好評だった為「今後こそ・・・」と思わせたのも束の間、禁未来杯出品作であり初連載の『切法師』が見事な打ち切り法師と化す。
- その後は数年に一度のペースで赤マルに読切を掲載するものの、徐々に劣化し今や一部の「糞漫画愛好家」くらいしか次回作を期待していない。その後スクエア増刊送りになるも返って評判を下げてしまい、Vジャンプでのコミカライズや、青い核融合炉にて、ヤマなしイミなしオチなし連載などでひっそりと活動中。
- 第9回 ネーム部門準キング『喇叭王国(トランペットキングダム)』(池田悠一郎)
- 当時物凄く絶賛された割には、いつまで経ってもデビューしないよな・・・と思っていたら2008年、いきなりジャンプスクエアで『放課後ウインド・オーケストラ』にて突然の連載デビュー(宇佐悠一郎名義)。デビュー前からバイバイジャンプという異例の記録を作った。
- しかしその『籠桶』も余りに地味過ぎて打ち切られ、失意のうちに担当編集者・ダーアサと結婚。
- 第10回 漫画部門準キング『みえるひと』(岩代俊明)
- 同作品で連載デビューし、物凄く一部のコアなファンを付けたが、何ぶんセンスがアレ過ぎて、ノルマン現象ののちに1周年センターカラー直後に討ち死に。後にコアな信者が過激な集英社襲撃事件を起こすに至る。
- 当賞出身者にしては珍しく「二度目のチャンス」を貰え、1年の潜伏期間ののちに新連載『PSYREN -サイレン-』を開始。今度は周年カラーを経て2周年でついに周年巻頭を獲得、細々と低空飛行を続け最終的に3年間連載した。
その後[編集]
全14回のうちに連載デビュー(WJ以外も含めて)したのがこれだけ、しかもほとんどが短期打ち切り作家ばかりなうえ、第11回以降は箸にも棒にも引っかからないような投稿作しか来なかった為、当時の編集長・イバちゃんが「この賞には燃え」が足りない、と判断。新たにリニューアルし『ストキン炎』(別名:全裸でファイヤーダンス賞)と改名、後に漫画部門を絵師募集に特化し『ガリョキン炎』として独立させる。しかし、投稿作はむしろストキン時代より悲惨な状態と化し、只今底なし沼を延々と下降中。誰か助けてください。
関連項目[編集]
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