ウルトラマンの真実

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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申し上げます。地球の皆様。

このウルトラマンという輩は、実に、酷い。はい、嫌な奴です。悪い宇宙人です。あー、我慢ならない。とても生かしてはおけない。

…失礼。少し焦りすぎました。はい、落ち着いて申し上げます。あの人を、生かして置いてはなりません。世の中の仇です。はい、何もかも、すっかり、全部、申し上げます。私は、ウルトラマンの居所を知っています。すぐに御案内申します。こいつを見つけ次第、地球の防衛軍の力を結集して、殺して下さい。

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私、ザラブ星人はウルトラマンの生まれ故郷の光の国の近くに住んでおります。宇宙人と宇宙人との間に、左程差はないはずです。わたしと貴方たち地球の人々が仲間であるようにね。にもかかわらず彼は私を苛めるのです。それこそ他の知性の欠片も無い怪獣でも見るかのような目で見るのです。私は今まであの人を、どんなに助けてきたか、誰も、ご存じ無いのです。ウルトラマン自身だって、それに気がついていないのです。いや、ウルトラマンは知っているのでしょう。知っているからこそ、尚更あの人は我々ザラブ星人を意地悪く軽蔑するのです。ウルトラマン傲慢だ。私から大きに世話を受けているので、それがご自身に口惜くやしいのだ。あの人は、阿呆なくらいにうぬぼれ屋だ。ザラブ星人などから世話を受けている、ということを、何かご自身の、ひどいひけめででもあるかのように思い込んでいなさるのです。

ウルトラマンは、なんでも自身で出来るかのように、ひとから見られたくてたまらないのです。ばかな話ですね。世の中はそんなものじゃ無いんです。この世に暮して行くからには、どうしても誰かに、ぺこぺこを下げなければいけないのだし、そうして歩一歩、苦労して人を抑えてゆくより他に仕様がないのです。ウルトラマンに一体、何が出来ましょう。スペシウム光線を撃ってを飛ぶ以外なんにも出来やしないのです。私から見れば青二才だ。我々がもし居なかったらウルトラマンたちは、もう、とうの昔、どこかの惑星でのたれ死にしていたに違いないのです。

ウルトラマンたちが棲む光の国は、太陽爆発により一本生えず、もございません。我々の生まれ故郷、ザラブ星の名は「兄弟」を意味しております。ザラブ星の学校ではまず読み書きそろばんを習う前に、「他人のために出来ることをしろ」と言われるのです。私達ザラブ星人は、ウルトラの星の太陽爆発した直後から彼らの支援をしてきたのです。彼らウルトラマンは他ので暴れる怪獣を見るたびにわざわざ飛んで行って助けようとしますが、彼らだって何もかも出来るわけではないのです。あんな光線出すことしか能が無いような輩が、どうやって2万年も生き延びられようものでしょう。私はウルトラマンが「シュワッチ」と言って飛び去る度に、群集からこっそり賽銭を巻き上げ、また、の物持ちから供物を取り立て、宿舎の世話から日常衣食の購求まで、煩をいとわず、してあげていたのです。しかしウルトラマンはもとよりその鹿まで、私に一言のお礼も言わないのです。奴は怪獣より荒んだ男なのです。私は陰で実に苦しいやり繰りをして、どうやらウルトラマン生活に必要な物資を、まあ、買い調えることが出来るのです。謂いわば、私はあの人のヒーローごっこの手伝いを、奇跡助手を、これまで幾度となく勤めて来たのです。私はこう見えても、決して吝嗇の宇宙人じゃありません。それどころか私は、ウルトラマンなんぞよりよっぽど高い趣味家なのです。

私は地球の皆さんを、美しい人だと思っている。私から見れば、地球の方々は、天使のような人たちだと思っています。あのアホトラマンの活躍を子供のようにお喜びになられ、たまにあのデカブツがずっこけてを何軒か踏み潰しても、「ありがとうウルトラマーン!」などと手を振る。そんな優しさを持っている方々は宇宙全土を見てもそうそうおられません。

私はあなたがたを愛しています。ウルトラマンが、どんなに深くあなたを愛していたように見えたって、それとは較べものにならないほどに愛しています。誰よりも愛しています。ウルトラマンは、ただ、あなたがたに協力すれば、何かいいこともあるかと、そればかりを考えているのです。怪獣など、まるで殺され損のようなものです。ウルトラマンは恩知らずの業突張りな利己主義者にして動物愛護の欠片も無いヒーローごっこ気取りの中二病野郎に他ならないのです。けれども、我々ザラブ星人は知っています。地球人の味方をしても、なんの得するところも無いということを知っています。それでいながら、私は地球から離れることが出来ません。どうしたのでしょう。地球人の皆様がいなくなったら、私もすぐに死にます。生きていることが出来ません。それほど私は地球を愛しているのです。

いいですか、皆さま。皆さまがバルタン星人の侵略や、様々な怪獣の猛威からウルトラマンが皆さんのとなり、彼らを撲滅するに至ったのも、ひいては私が、この愛する地球を守りたいと思っていたからなのです。我々ザラブ星人がウルトラマンを陰ながら支えてきたのは。勿論見返りを得たい…つまり、ウルトラマンを唆し、彼のパワーで地球を守っていただきたいというのもありますが、私達ザラブ星人が最初にウルトラの星に対して支援を行ったのは、ウルトラマン先祖たちが余りの窮乏に苦しんでいるのが見てはいられなかったからです。だって、同じ宇宙に住む仲間ではありませんか! ウルトラマンは、我々ザラブ星の此の無報酬の、純粋の愛情を、どうして受け取って下さらぬのか。ああ、ウルトラマンの大馬鹿者を殺して下さい。地球の皆様。私はあの人の居所を知って居ります。御案内申し上げます。ウルトラマンは私を賤め、憎悪して居ります。私は、きらわれて居ります。私はウルトラマンのお世話をし、日日の飢渇から救ってあげているのに、どうして私たちザラブ星人を、あんなに意地悪く軽蔑するのでしょう。

もう、ウルトラマンには見込みがない。ただのヒーロー気取りの巨人だ。死んだって惜しくはない。そう思ったら私は、ふいと恐ろしいことを考えるようになりました。悪魔に魅みこまれたのかも知れませぬ。そのとき以来、あの人を、いっそ私の手で殺してあげようと思って来てしまったのです。

あの思い上がったハゲ男に対し我々がこうも辛辣な言葉を向けるのは、今までウルトラマンたちの復興を支援していた我々ザラブ星人の義務です。私があの人を売り飛ばします。つらい立場です。誰がこのザラブ星人のひたむきの愛の鞭を、正当に理解してくれることでしょうか。きっと我々はザラブ星人は宇宙中の恥さらしとなることでしょう…。

いや、誰に理解されなくてもいいのです。私のは純粋のだ。人に理解してもらう為のでは無いのです。そんなさもしいでは無いのだ。私は永遠に、宇宙中の憎しみを買うことでしょう。けれども、この純粋のの貪慾のまえには、どんな刑罰も、どんな地獄の業火も問題でないのです。私はザラブ星人としての、宇宙全ての兄弟としての生き方を生き抜く。身震いするほどに固く決意しました。

地球の皆様、このザラブ星人はこれ以上あの能天気な偽善者に地球が蹂躙されるのを見てはいられないのです。私はすぐにザラブ星からUFOで出発し、宇宙の道なき道をワープしまくってひた走りに走り、ただいまこのアンサイクロペディアに参りました。こんな危険な話はアンサイクロペディアでしかできない。そうして急ぎ、このとおり訴え申し上げました。さあ、ウルトラマンを罰して下さい。どうとも勝手に、罰して下さい。戦車戦闘機ミサイル爆弾をやったらめったら撃ち込んで、素裸にして殺すがよい。もう、もう私は我慢なりま…。


「M87光線!!!」



ギョエエエエエエエエエーーーーーッ!!!!




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Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「ザラブ星人」の項目を執筆しています。

いやあ諸君、失礼したね。わたしの名はゾフィー、宇宙警備隊の隊長だ。最初に謝罪したいが、今までの行を執筆したザラブ星人は我々のデマをたくさん書いて権利を失墜させようとした大悪党だ。彼の援助を受けて我々の故郷が復興しただの、奴らが地球を愛しているだのといった話は全部ウソだ。根も葉もない単なる誤謬だ。

だが安心してくれ。詐欺師のザラブ星人は倒した。

皆さんもインターネットを見ていると、個人や集団を必要以上につるし上げ、たたきのめし、さもマスコミなんかが言っていることを虚偽だと批判したうえで自分たちを信じろと言ってくる人がいるのを見た事はないかな。

あれは大概はだ。社会や特定の個人に恨みのある者が、それらを苦しめることで自分への批判の目を向けないようにし、少しでも優位に立とうとしているだけなんだ。さっき私が消滅させたザラブ星人と同じようにね。

インターネットは誰でも自由にいろいろなことを書きこめる。インターネット上ではさも自分の思いついた妄想が、偉い学者さんの学説であるかのように、社会全体の意見を現した世論であるかのように書き込めるんだ。その情報に関する信頼度は、決して鵜呑みにしていいほどのものじゃない。勿論これは、インターネット以外のメディアも一緒だ。

さっきのザラブ星人のような悪辣な連中は恐らく君の周囲にもたくさんいる。インターネットとは、哀しいことにそういう場所なんだ。メトロン星人のように人間同士の信頼関係をなくそうと暗躍する者や、キリエロイドのように邪魔な奴を叩きまくり自分だけを崇めさせようとする者もいる。



でも・・・

それでも・・・


我々はいつでも君たちの味方だ。どんなことがあっても我々は絶対に負けない。どんな困難が押し寄せても必ず私達は障壁を叩き崩し、君たちを守ってみせる。

私達ウルトラ戦士は何があっても正しい。いついかなる時でも正義の名を汚すものを許さない。特にこの、全宇宙最強の私いかなる怪獣や凶悪宇宙人も敵ではない。仮に私を貶める奴がいたらそれは悪の侵略者か、それに利用・洗脳されているかわいそうな地球人のどっちかだ。


この世界最強の正義の味方、ゾフィー(とその愉快な仲間たち)常に正しい。


それでは、また会える日を楽しみにしているよ。今後も我々を応援してくれよ、約束だぞ。