サクラテツ対話篇
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サクラテツ対話篇(さくらてつたいわへん)は藤崎竜による漫画。「MANGAは芸術作品とは違って下品で低俗」と訴えるPTAへの反撃として週刊少年ジャンプ2002年1号から連載された「萌える哲学入門書」である。
概要[編集]
規制利権者から謂れの無い誹謗中傷を受け続けていた出版各社は対抗策として高学歴オタクを量産すべく、二次元の少女たちで釣って自主的に学習させる方法を思いついた。「萌え本」の登場である。そんな時流に乗って集英社も動き出す。同時に、腐女子受けに傾倒していたジャンプに男性読者を引き込もうとも画策し意気揚々と企画したのだが結果は…お察し下さい。なお、この試みは2003年の『もえたん』(三才ブックス)刊行により一気に加速をみせることになる。
あらすじ[編集]
→此れは…「いやだ!! このかいわれたちを置いてゆけというのか!!? わしにはできぬ!! ずっと死ぬまでここでこの子達の世話をする!!」と言って実家暮らしを続ける自宅警備員と異世界の変態達との壮大な戦いの序曲である…
序曲だよ! 俺達の戦いはこれからも続くよ!
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独自研究:この記事や節の内容は独自研究であるとする見方もあるようですが、ここアンサイクロペディアで笑いを取るためには自分のアイデアを記事に注ぎ込む事が不可欠です。自己言及的なページにならない程度に我が道を突き進んでみてください。
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対話リスト[編集]
主な哲学者[編集]
- ソクラテス
- 自宅警備員の働く主人公・桜テツ(サクラ -)として生まれ変わる。相変わらず自分の住む土地をこよなく愛し、そこから離れようとしない。
- ムキムキマッチョ体型の高校生。当然未婚。晴れて悪妻から解放された。今度こそよい妻と巡り会えたら良かったのにね……。
- 次々現れる哲学者達と時にはボディランゲージを交えながら対話していく。
- プラトン
- 萌えというコンセプトに従い幼なじみで同級生の女子高生・出井富良兎(イデイフラト)として転生。転性ともいう。メインヒロインその1。
- 属性は上記の他、大金持ちで黒髪ロング(前髪パッツン)である上、双子の兄の登場により妹属性も付与される。前世で弟子だったことをひきずってかストーカーばりに付いて回っているが、ヤンデレではなく素直シュールな態度で接してくる。
- アリストテレス
- 自然に優しい未来の女王・アリスとして転性。メインヒロインその2。テレスという兄弟が登場するかと思っていたがそんなことはなかった。
- 触角をつけた水色髪のロボ娘。未来のアンチエイジング技術向上により合法ロリである。キャラ付けに語尾に「ゾヨ」「ゾエ」「ゾナ」を付ける。あざといなさすが未来人あざとい。
- ポール・ファイヤアーベント
- 陸軍だった過去に別れを告げ、宇宙海賊王に俺はなる、とグレる。なんとそれが叶ってしまい、一人称を「余」にして母なる大地から離れる。戻ってくると、今度はサクラテツたちに文句をつける。
- ダーツの旅をするのが好き。決定した作戦は「状況に応じて適当に」で、なんでもありになる。
- ジークムント・フロイト
- 自由の国をあまり快く思っておらず、日本国東京都宛内区にある桜家敷地の下に帝国を築く。曰く「自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、 人間関係から生ずる苦悩に対してもっとも手近な防衛となるものである。」つまり引きこもりの防御力は最強。
- オーストリア50シリング紙幣の肖像に選ばれたからか、サクラテツとはそれほど険悪でもない。
- フリードリヒ・ニーチェ
- 「我々が神を殺したのだ」などと供述したため悪魔となる。不審者への風当たりは厳しくホームレス生活。
- 魔界ラッコ・ゾロアスターをペットと呼んでいるが、その名を看板にして稼いでいる。ラッコの威を借る魔界のプリンス(笑)魔王さまですら働いている[1]のに……。
- アウレリウス・アウグスティヌス
- 聖人なので神の国から現れても何もおかしなところはない。静かに高い所から見つめているだけの草食系。
- 誰よりも大きな瞳で長いまつげがよく目立つ。その視線に虜になる者もいるくらいの魅力を持っている。
- アルトゥル・ショーペンハウアー
- 仏教の思想に熱心になっていたらいつのまにか神格を得てショーベンハウアーという名の女神となる。シンボルマークは*。神といってもアレの神様なのでヒロインというよりは腐女子に屈した展開になったときの衛生兵。
- 金髪ツインテールで魔法の呪文は「ぴーナルナル──っ!」な合法ロリ。キャラ付けに語尾に「ナル」と付ける。あざといなさすが未来人あざとい。
- ジョン・デューイ
- 正義の国からやってきた日本国大統領。主人公の自宅に対して旗艦プラグマティズムを攻撃の道具として駆使する。
そして攻撃の道具として駆使される。 - はっきりと「NO!」を言える人。
- クセノフォン
- 今生は、ソクラテスの弟子仲間であったプラトンの双子の兄・出井紀世能(イデイキセノ)として生を受ける。彼のおかげで富良兎は今回も跡継ぎを免れ自由気ままに行動できている。少しはお兄ちゃんを労ってあげてもいいはず。出井(イデイ)の後継者という辺りは少しクセノファネスも混じっているかもしれない。
- 紛争地域に行っていたけれど帰ってきた。少しはお兄ちゃんを労ってあげてもいいはず。
- ジャック・ラカン
- 幼い頃に鏡に映っていた像が鏡の国に囚われ羅漢となった。本体は『魔法先生ネギま!』に登場する。大人になるには羅漢を自分として認識しなくてはならない。だが断る。
- 際どい露出のお色気要員。画数の多い漢字で名乗りたいお年頃。大人じゃないならネズミ王国の検閲により削除耳でも怒られな……あ、署に連行された。
- ミシェル・フーコー
- ショタ枠。少年に萌える男性読者層にも対応すべく風吼(フーコー)という名で登場させられる。人間の終焉シナリオを作り出した。
- 一人称が「オレ」で膝丈ハーフパンツにヘルメットの穴から猫耳のようにはみ出る髪が特徴。やんちゃ系でアピール。
- ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
- つい消滅したくなる漫画の妖精さん。「おめーのれんさいわく、ねーです?」「まんがか、つぶし、きかぬですゆえ」と辛辣な言葉を告げる。打ち切り時には『罰として、家業を継がねばならない呪いがかかります』と書かれた封書[2]を渡してくる。
- マルティン・ハイデガー
- 『お前なんだか』『丸ペンっぽいとか言われそうな名前だよな(笑)』という的確に人を傷つける理由で就任した疑惑のある漫画神。漫画の神といっても執筆側じゃなくて管理側で、漫画世界の存在と時間に干渉できる。
- 妖精さんと一緒に仕事している。肩にマイナス螺子のようなものが突き刺さった衣装だけど、たぶん彼とは関係ない。
主ではない哲学者[編集]
哲学者以外[編集]
- クサンティッペ
- ソクラテスの悪妻という概念を引き継ぎ、弟の金を使い込む浪費家の姉・久散(クサン)と、ソクラテスという家族の死を嘆くか弱さを引き継いだ末弟・鉄瓶(テッペイ)の2名に分離。サクラテツとともに3人兄弟として桜ボケ宅に住んでいる。
- クリトン
- ソクラテスの友人であることは生まれ変わっても変わらない。でも金持ち幼なじみ枠を富良兎に取られて[3]ほとんど出番がなくなった。萌え商戦での男キャラの扱いなんてそんなもの。サクラテツからは栗斗と呼ばれている。
対話篇[編集]
プラトンの著作の多くはソクラテスを語り手とする対話篇という形式で書かれており、前期・中期・後期に分けられる。本作においても富良兎は対話篇サクラテツという題名で日々記録を行っている。その量はページ数にして3628ページに及ぶ。
- 対話相手:アリス、ファイヤアーベント、ジークムント
- 主題:土地。「徳」と「知」について語るつもりが噛んでしまい「とち」と発音。訂正する機会を失いそのまま議論することになる。
- 結果:ファイヤアーベントとジークムントは一時退却。アリスはその場に残り、しばしばサクラテツと衝突するようになる。なお、観覧していた者たちの中から3名それぞれに対して支持をする層ができる。
- 対話相手:ニーチェ
- 主題:支配について。
- 結果:先にサクラテツとアリスとの自然に関する抗弁が始まり、ニーチェはなかなか切り出せず。結局相手をされること無く白熱していたアリスのとばっちりを受けてしまう。あげく家にも帰れず孤立。
- 対話相手:アウグスティヌス
- 主題:人の意志について。
- 結果:富良兎、アリス、久散参加。彼らは「人は悲しい生き物」とし、自身の苦しみを分かつために他者をも貶めることを行動で示す。一方アウグスティヌスは攻めを受けようとも涙を流すのみで相手に何かをしかけることはなくただ黙す。善性のあり方がよくわかる結果となる。
- 対話相手:ショーベンハウアー
- 主題:肛門きかん。期間だとジークムントのお株を奪いかねないので、器官について討論。
- 結果:桜ボケの痔が治り、久散のかゆみが解消され、サクラテツの尻の穴の大きさが判明するというよい結果となる。
- 対話相手:デューイ
- 主題:民主主義と、実践主義による教育のあり方。
- 結果:その時、議会は2つに割れていた。デューイは桜家を訪れ、サクラテツと対面。一方の過激派の意見を取った場合にどうなるかを身を持って示し、政府の意見を一致させることになる。
- 対話相手:ニーチェ、ゾロアスター
- 主題:毒について。前回の失敗からゾロアスターを語り手として自身は後方に回る。
- 結果:仕事があって間に合わず、代わりに富良兎と鉄瓶が出席。鉄瓶は途中でのリタイアとなる。帰ってきたときには特撮もののような展開となっており、対話どころではなくなっている。ゾロアスターに貴重な食料も取られ、ニーチェは益々生活に窮する。
- 対話相手:出井紀世能
- 主題:死。前回は戦争参加中で師を看取れなかったので、紀世能は今度こそ見届けたいと主張。
- 結果:話をした後、しぶしぶ紀世能の提案を受け入れるも、鉄瓶の必死の懇願により考え方を改める。深夜に出井家を強襲し話を反故にする。なお、今回は富良兎が影ながら助力に回っており、それもあって紀世能は折れた形となるが諦めたわけではなく、その後も主張は変えていない。
- 対話相手:羅漢
- 主題:自己像について。他者の視線を意識することにより、自己を見つけることができるとする。
- 結果:サクラテツでも、良心の前には羅漢を否定することが出来ず敗北を喫する。あまりのことにアウグスティヌスも目をそらす結果となる。
- 対話相手:風吼
- 主題:夢による死について。
- 結果:夢で死に至るとする風吼に対して、サクラテツとアリスは抗う。結局は夢が実世界に浸蝕し、とばっちりでニーチェが被害を追うことになる。
- 対話相手:アリス、ファイヤアーベント、ジークムント、紀世能
- 主題:「愛知」についての討論会となるはずが、初期メンバーのせいで愛地と誤認され、またしても土地の論争となる。主催した妖精さんも「たのしければよいのでは?」と肯定してしまう。
- 結果:サポート役として紀世能にはショーベンハウアー、デューイ、羅漢、風吼が付き、アリスもスペシャルゲストを迎えて、孤立する中サクラテツは奮闘。激論に激論を重ね、脱線するも「どこにいても命は大切なもの」という良心的な意見も見られた。途中でサクラテツが強制的にハイデガーに連れ出され決着は付かずじまいとなる。
- 対話相手:ハイデガー
- 主題:存在論。サクラテツのあり方について。
- 結果:サクラテツの持つ能力が、彼の存在を位置づけるものであるとし、ハイデガーは持論をたたみかける。あまりの一方的な展開に富良兎が介入し、少しの時間を要求。ハイデガーはそれを受け入れる。
- 対話相手:ほぼ全員
- 主題:結婚。昔、とにかく結婚せよと言い出した手前さすがに未婚のままというわけにもいかず笑顔で述べる。
- 結果:富良兎を応援演説人に添えてのゲリラ演説だったため全員が驚愕した。話を終え、静まり返った会場を2人揃って退場。その後サクラテツは富良兎とともに最後の問答を楽しみ、この世を去っていく。
注釈[編集]
関連項目[編集]
- ヒット作の次作は売れない法則 (漫画)
- 封神演義 (漫画)-ヒットした前作
- ONE PIECE
記事は面白ければいいんだ。面白いものは削除されない。当たり前だ。 だが この「サクラテツ対話篇」は面白くない。 面白さを視野に入れるなら特に内容だな。誰でもいいから面白い記事を期待しているぞ。 (Portal:スタブ) |
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