クイズ研究会

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クイズ研究会(-けんきゅうかい)とは、なんと報われない部活なのでしょう!?

OG

概要[編集]

クイズ研究会とは何か?それは、お馬鹿タレントを真の主役とするクイズ番組の構造に決して会話力で参加できない受験秀才たちが、「一問一答」を絶対の信条として森羅万象な固有名詞の丸暗記にいそしむ部活のことだ。「クイ研」の略称通り、食中毒などもろともせず問題を喰いつくすように暗記する。

人間関係の秀才たちはかつて彼らを生き字引として求めてきた。しかし、インターネットの発展に伴い、「話題の大筋を大体押さえておけば、細かい固有名詞ネット検索で十分」という風潮が一般的になり、クイズ研究会の有していたクラス内での実用的機能は失われた。

すると、部員はクラスメートの間で不要にされた「一問一答コンピューター」的機能を、受験勉強で高得点を取る方面へと向け、ゆとり的教育内容を忌み嫌うようになった。彼らは率先して「こんな程度の勉強など、まだまだ甘いです。もっともっと暗記項目を増やすべきです。こんな程度のクイズなど、クイ研の僕らには前菜にもなりません」と文部科学省に進言してゆとり教育を破壊した。そのため、多くの運動部員から「詰め込み教育が復活したのは、どう考えてもクイズ研究会のお前らが悪い!」と猛烈な恨みを買っている。

そんな研究部員の集まる大会は、一般人から見て普通のクイズ番組とは縁もゆかりもない難問が集まるカルト宗教的大会である。テレビ放送もされて最も人気のある大会は「知の甲子園」と呼ばれているが、その独特の雰囲気ゆえこの「甲子園」には決してチアリーダーが駆けつけてこない。

部の雰囲気[編集]

将棋部囲碁部科学部と並んで、文化部なのに男子の方が圧倒的に多いのが通常の光景である。そして、体力に乏しい男子が多いのが通常の光景である。部員の青春を描いた代表的漫画が、掲載誌の中で例外的に男子過多となるほど男子優位なのが通常の光景である。

部室ではクイズを出し合って、少しでも早く解答を出す訓練が行われる。早押しクイズの風景は時に体育会系の厳しい雰囲気を醸し出す。しかし、「スマホで検索すれば実用面で十分」と思っている運動部員はその練習をガリ勉みたいと嘲笑する。その嘲笑はある意味、「銃で撃たれたら死んでしまう程度にしかならないから、体を鍛えても無駄」という言葉と同じである。しかし、そのような反論は運動部員の大声によってかき消されるのがオチである。

クイズ[編集]

クイズ研究会とはクイズを解く部活だが、たった一つの真実しか存在しないクイズ[1]以外は良問とみなさない選り好みの激しい集団である。ネット社会では、答えが複数存在する問題の方が人間関係上重視されるのだが、そうした問題は「糞問題」として忌み嫌われる。

得意なクイズ[編集]

ローマ帝国さいし…
答えは絶対、統一ローマ「さいご」の皇帝テオドシウス1世である。決して「さいしょ」の皇帝アウグストゥスではない。クイズ研究会ではこのような設問こそ好まれる。この形式を自家薬籠のものにしたクイズ研究部員は、学校のテストで素直に最初の皇帝の名前を聞いているのに冒頭だけ読み、テオドシウス1世と解答して×をもらい、「この問題は出来が悪い!」と嘆くのがお約束である。クイズ研究会の実用性はこの事例によく現れている。

この問題には様々なバリエーションがあるが、聞いたこともない固有名詞の羅列をみていたら…

Nemurineko.jpg この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。
後は適当に頑張って下さい。(Portal:スタブ)
この前の授業の説明、どこか間違えていたところはなかった?
暗記科目におけるクイ研部員の知識量は教師を上回るものがあり、こうした問いに対してクイ研部員は目敏く「この辺りがあまりにも事態を単純化し過ぎている」と即座に応答することができる。しかし、その説明は普通の生徒の理解をあまりにも超えたものであり、「今の学習指導要領がこの程度のものでよかった」と生徒たちを大いに安堵させている。
どうやってそんな難しいことを知ったのですか?
この問題には、「○年前(ここは必ず具体的数値)に・・・ということを調べていて知りました」とするのが模範解答だ。「実社会での実践的経験から知った」という解答は決してありえない。なぜなら、実体験に基づく学習は、点を取る上で丸暗記に100倍劣る勉強法なのだから。

苦手なクイズ[編集]

我が校のクイズ研究会は、どうしてこんなに男性比率過多なのでしょう?
アタック25辺りの番組では男女同数の参加者で競うのが通常だが、部活の方は女子高でもない限り、男子部員の率が極端に高いのが通例である。運動スポーツより男女の差が出ない頭脳スポーツなのに、一体どうした訳なのだろう?と、こんな問いを立てたら、「定まった解答がないどころじゃ済まない悪問」と認定され、学校によっては退部を迫られる恐れもあるから注意すべき。
その部活の人すら知らない専門的スポーツ用語を知っているのに、どうしてそのスポーツを上手に実践できる部員は僅少なのでしょう?
その言葉を知っているということと、実際にそうした用語をクイズ大会以外の実践の場で活かすというのは全く別次元の問題だ。多くの運動部員が座学を無視しなければ優秀な成績を望めないのと同様、「知のアスリート」とも言われるクイズ研究部員は運動に費やす時間を惜しんで、情報収集と暗記に日夜務め頭をでっかくしなければ、他者に勝ち抜くことなど到底望めない。クイズ研究部員は文武両道の不可能さを証明する知のサムライである。
貴方は今答えた文学作品について、どんな感想を持っているのですか?
クイ研部員は文学作品について、作者と登場人物の名前、あらすじは把握している。しかし、その文学作品を全文読んで自分なりの感想を持つことは基本的にない。何故なら、それは暗記とは何の関係もない行為なのだから。
クイズ大会で芸能人が与える褒め言葉は、どうして運動部員への賛辞とはこんなに異なって聞こえるのでしょう?
「とても、彼らの真似はできない」と思わせる点では、運動部員もクイズ研究部員も同じはずだ。しかし、「こんな単語、大学でも学ばない」「私たちの理解を超えている」といった後者への典型的応援文句の裏には、「やっぱり、クイズ研究部員は俺たちとは別の次元にいるんだ。見ろよ、血の通ってそうにないあの眼鏡顔の集団を。彼らとは直接言葉を交わしたくないな」という感覚が褒め言葉の裏に根付いている。その眼差しは異世界人をみる時のそれだ。
クイズ王は受験秀才とどう異なるのですか?
受験秀才は受験に出るか否かだけで知識の標準が決定されるが、クイズ王は最先端科学から性の文化まであらゆる事象を知ろうとする。つまり、全てがクイズ大会という名の受験大会の出題範囲である。受験秀才と違って、クイズ王には「テストに出ない問題」を解いて息抜きする暇はない。最高の栄誉とされるクイズ神になるために、クイズで過労死するのは、運動部員はもちろん平均的な受験秀才も決して理解できないクイズ研究会の基本精神だ。彼らにとってフツーの受験秀才などゆとりに過ぎない。クイズ王は受験秀才のアルカイダだ。

脚注[編集]

  1. ^ 多答問題というものもあるが、それもやはり複数の要素からなる1種類の答えが前提とされている

関連項目[編集]